不合格が教えてくれたこと。

こんにちは、noriです。平成28年度の2次筆記試験を見事合格された842人の皆さん、おめでとうございます完全合格まで油断せずに準備してくださいね。皆様と再びお会いできるのを楽しみにしています

 

診断士の素質とは

今日は残念な結果だった人に向けて。

 

私は3度目の2次筆記試験後の12月、「不合格になるのは診断士の素質がないのではないか」、と言われてその言葉をずっと考えていました。

 

診断士の素質がないから不合格になるのか。

診断士の素質がないと合格できないのか。

 

結論から言うとこの問いは意味がありませんでした。素質があるかはまだ何もやっていないのにわからない。合格はまだ診断士としての入り口にも立っていない。

 

諦めなければ合格できると励ましてくれる人もいます。

しばらく休んでも良いのだよと言ってくれる人もいます。

 

診断士とは異なる道を選び、成功している人もいます。

諦めずに年数をかけて合格をして、診断士として成功している人もいます。

 

辿り着いた場所が自分の選んだ道です。自分にとって幸せな道を選ぶのが正解。どれも正解です。

 

あなたはどうしたいですか。

 

自分が見えない

 

人は一生懸命になればなるほど、周囲も自分も見えなくなります。自分がどうしたいのかも見えなくなります。二次筆記試験を受験する方で一生懸命勉強しなかった人を私は知りません。

 

診断士試験は「心・技・体」が必要だと言われることがあります。私は診断士試験において一定以上の解答が書ける「技」を持っている自信がありました。でも、試験に向き合う「心」や心を平静に保つために不可欠な体力「体」がありませんでした。それに合格年まで気づきませんでした。自分が見えないPDCAサイクルを回して合格へ近づく、とアドバイスする合格者は多いです。しかし、自分を客観的に見ることは難しい。

 

誰かのアドバイスに依存している時は自分で考えられず、自分が見えていない。

誰のアドバイスも耳に入らない状態は思考が停止して、自分が見えていない。

 

自分を客観的に見て、自分の道を歩けた人だけが合格できる。

そのことに私は長く気づきませんでした。

 

■自分を客観的に見るために

 

初学者は「情報量の少なさが不利」ですが、少ない情報の中で戦おうとするため「考える力」が高い。

 

経験者は「情報量の多さが有利」ですが、知識や経験が「考える力」を削ぐことがある。

 

では、「思考停止」して考える力が落ちていると思ったらどうしたら良いのか。

 

様々な媒体が発信する受験情報から一定の距離を置いても良いのではないでしょうか。多すぎる情報は「考える」邪魔になることがあります。診断士試験に必要な情報はそれほど多くはありません。もう情報は十分に持っている人も多いはず。必要な情報は取りに行けば良い。

 

また、SNSなどで実名で自分の勉強進捗を過度に公開するのもお勧めしません。Facebookでついた「イイね!」の数で自分が肯定されたと勘違いして自分が見えなくなることもあります。それでなかなか合格に辿り着かない方も多くみてきました。

 

一人になると必ず自分が見えます。

どうしたら良いのか「考える力」が戻ってきます。

 

でも、もし今が辛くて辛くてたまらないのであれば。まずは心と体の回復に努めてください。落ち込んでいる状態では正常な判断はできません。

 

それでもあなたが診断士になりたいと思ったら。

それが一歩前に踏み出すチャンスです。

自分を信じて。

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!

nori でした。

 

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不合格が教えてくれたこと。”へ2件のコメント

  1. 野村幸男 より:

    nori様、はじめまして。
    野村と申します。診断士試験の1次は3回目でやっと受かったのですが、2次試験は撃沈し、落ち込んでいました。
    しかし、診断士の資格は、絶対に取得して仕事の幅をひろげていきたいと思っています。
    (今の仕事で、中小企業の社長さんといろいろなお話をしているとすごく楽しくて、なんとかしてお役にたちたいという気持ちにいつもなります)
    いまの仕事が一段落する来年1月中旬から、2次試験に向けて本格的に頑張ろうとおもいます。
    今日の記事、大変励みになりました!

    1. nori より:

      野村幸男様、はじめまして!
      コメントいただき、ありがとうございます。記事が少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。ありがとうございます。来年から本格始動ですね!すでにご検討されているかもしれませんが、始動されるにあたり、中小企業診断協会のHPのQ&Aの末尾にある2次筆記試験の解答の得点開示をされることをお勧めいたします。ご自身の本番の感覚と実際の点数とのブレを確認することで、参考書や模範解答から得られない合格へのヒントを得ることができます。コメントから素晴らしいお仕事をされているご様子が伝わってきます。診断士資格の取得目的が明確な野村様なら、合格後のご自身のご様子も描けていらっしゃるかと思います。そのビジョンが野村様を合格へ引っ張ってくれます。そのイメージをどうか大切になさってください。来年の今頃は口述試験ですね!^_−☆

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