オイラ式【その31】~平成28年事例Ⅲ~

皆さん、おはようございます。本日を入れて2次筆記試験合格発表まで14日、口述試験まで残り23日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日も今年の事例Ⅲを、簡単に振り返ってみたいと思います。

第1問
強みと弱み」ですから、事例Ⅲで典型的に問われる内外環境分析の設問です。営業面、生産面、組織面等の切口が考えられます。
悩ましいのは、複数の強みと弱みの候補が見つかった場合の対応です。
設問では「1つずつ」等と特に指定はしていませんので、2つ、3つあれば全て記述するという戦略が考えられます。その場合は、「40字以内」と厳しい文字数制限が課されていますので、「①、②、…」のようなナンバリングは避けて文字数を節約したほうがよいでしょう。
もちろん設問間の連動性を考慮し、第1問で解答した内容を意識して第2問以降も記述する必要があります。複数解答した場合は、以降の設問で全ての要素に対応した記述内容としましょう。

第2問
「生産管理面での対応策」ですので、設問のレベルはオペレーションです。「QCD」「4M1H」「3S」などの切口での解答が想定されます。
同じオぺレレーションレベルの設問である第3問との違いは、ここで記述した内容が必ず「収益改善」につながることです。ですので、解答するときは効果としての「収益改善」直前までの因果関係を丁寧に記述して、採点者に切り分けをしていることが伝わる内容とする必要があります。

第3問
解答しなければならないことは、「クレーム内容」と「具体的対応策」です。解答戦略としては、「具体的対応策」を因果関係を丁寧に説明しながら複数列挙し、得点を狙います。
与件中で対応するのは「表2」ですが、記述する際には単に「クレーム内容」を解答するだけでなく、なぜそれに「着目」したのか理由まで解答すると、ライバルと差をつけることが出来るでしょう。

第4問
解答しなければならないことは、「新事業」「理由」「社内対応策」ですので、設問のレベルは戦略とオペレーションです。
自分が提案した新事業の内容に対して理由や対応策を述べる必要があるため、新事業の方向性について大外ししないように解答する必要があります。しかしここで悶々と「かっこいい」事業名を考えるのは時間の浪費になってしまいますので、とりあえず「~事業」とオウム返ししておき、理由や対応策で得点を積み上げましょう。
「社内対応策」の切口としては、設問に登場する「新たな取引の要望」「C社の生産管理レベルや経営資源」などに対応させることが考えられます。

以上、本日はここまで。細川でした。

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