【事例Ⅳ】合格点を取るためのコツ

おはようございます。フェイマオです

先日までリオで開催されていたオリンピックは、日本人選手の目覚ましい活躍が、連日のニュースを大々的に賑わせてくれました
4年に一度の大舞台の中で緊張に飲まれることもなく、これまでの練習の成果をいかんなく発揮された選手の姿は、見ている方々に大きな感動を与えてくれたのではないでしょうか

私、フェイマオも睡眠時間を削ってテレビの前で応援させて頂き、素晴らしい夏を過ごさせて頂きました

リオオリンピック


と、ここで本題に。
2次試験対策に取り組まれている方にとっては、過去問を一通り解いてみて事例毎の大まかな特徴がなんとなく見えてきた頃かと思います。

私の場合、初年度に2次試験の過去問を解いた後の印象としては、以下のような感じでした。

■事例Ⅰ→類推問題が多いくせに、与件からヒントが見つからない
   ※人材ビジネスに携わっていることもあり、組織・人事は得意なはずなのですが。。。

■事例Ⅱ→それなりに解答用紙は埋められるものの、与件中にヒントが多すぎてどれを使ったらいいか混乱する

■事例Ⅲ→生産管理で学んだ知識を使って答えが書けそうな気がするものの、解答がまとめられず(なんて書いたらいいのかわからず)結局答案を埋められない・・・

■事例Ⅳ→事例4つの中では一番何とかなりそうな科目だが、時間内で全部解き終わらない

以上が私の大まかな各事例に対する印象でしたが、同じような印象を持たれていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、安心してください
これから解いた事例を復習していく過程で、こうした問題点が解消されていきますし、そのためにも解いた後の事例はしっかりと復習をしてくださいね!

※以前の記事で私の事例の復習方法を記載したのがこちらになりますので、宜しければ参考にしてみてください。


さて、今回は事例Ⅳについて。
個人的には、事例Ⅳは1次試験の財務・会計よりも対策が立てやすいと思っています
つまり財務が苦手な方にとっても“然るべき対策”を取れば、足切を回避しつつ かつ 60点を狙える科目であると思っています。

では、事例Ⅳにおける“然るべき対策”とは何か?
まずは下記の表をご覧ください

事例Ⅳ出題分析
クリック
すると画像が見やすくなります。

上記は、平成13年度以降の事例Ⅳの出題範囲をまとめたものです(全ては網羅してませんので悪しからず
これを見て頂いたうえで、事例Ⅳの(フェイマオ流の)対策を述べさせて頂きます。

【1】 1⃣の経営分析を得点源としつつ、30分以内で解く訓練をする事!

⇒出題表を見て頂いてもお分かりの通り、平成13年以降必ず経営分析が出題されてます。まずはこの分野をしっかりと仕上げて得点源にする事!
かつ、ここで時間をとられると他の問題に手が付けられなくなりますので、本試験では30分以内に解き終わるようにする事!(その方法論については後で記載します)

【2】 頭から解かず、解く順番に注意する事!

⇒最初に経営分析を問いた後は、最後の大問(例年だと4⃣)の記述問題を解くことをお勧めします。
つまり事例Ⅳは、1⃣→4⃣→2⃣or3⃣(どちらでも解きやすそうな方から)の順に取り組んだ方が良いでしょう。
1⃣と4⃣がある程度できれば、40点を下回る事はないでしょう。まずはここでしっかりと点数を稼ぐ事!

【3】 満点を狙わず“細かく得点を稼ぐ”ことを意識する事!

⇒過去問を見ると、2⃣や3⃣は、CVPやNPVなどが出題されてます。ここも敢えて無理して全てを解こうとせず、『2⃣や3⃣の設問1だけ』 とか、『記述でも書けるところだけ(結論だけ)』 でも構いませんので、何かしら答案に書いて、少しでも点数を稼ぐ事!

 

つまり、事例Ⅳ対策としては、1⃣経営分析と4⃣記述問題 でしっかりと点数を稼いで、あとは2⃣と3⃣の出来るところ(解ける問題)で“チマチマ稼ぐ”事をおすすめします


さて、では最後に経営分析を30分以内で仕上げるにあたり、私フェイマオが本試験でも対応していたやり方をご紹介させて頂きます。

※先日のゲスト投稿で寄稿頂いた“がんちゃんさん”からの素晴らしい記事がありますので、こちら必ず目を通しておいてくださいね

財務諸表と経営分析で用いる指標(安全性・効率性・収益性)の関係を大雑把に表すと、以下のような図で表せるかと思います。

経営指標間の繋がり

ご覧頂いて分かるように、
① B/S からは 『安全性』の指標が、
② 売上高と資産項目からは、『効率性』の指標が、
③ P/L からは『収益性』の指標が、
それぞれ導けます。

ここまではご存知の事かと思いますが、それぞれの指標について事前に“アタリ”をつけておいた方が時間が短縮できます。
ちなみに、私フェイマオの場合には、以下の通り。

安全性

■ 借金の依存度
■ 借金の返済能力(短期支払能力)
■ 長期的な調達と運用のバランス(長期支払能力)

※因みに、安全性は与件からは根拠を引き出しにくいので、B/Sのみで判断する

効率性

■ 売上に対する流動資産の貢献度
■ 売上に対する固定資産の貢献度

収益性

■ 商品力の強さ
■ 本業の強さ
■ 企業の総合力の強さ

効率性と収益性は与件から根拠を導き出す方が良いと思います。与件から情報を拾って、“アタリ”をつけて指標を見に行く方が断然早いです!!

例1)余剰在庫が発生している → 棚卸資産回転率が悪化していないか?
例2)建物が老朽化している → 有形固定資産回転率が悪化していないか?

経営分析では、1つ1つの指標を計算していくよりも、ある程度使う指標を決めておいたうえで“アタリ”をつけて、与件や財務諸表を見に行った方が時間の短縮になります

参考までに、私がまとめていた表を下記に乗せておきます。

経営指標

これで必ずしもすべてを賄えるわけではないと思いますが、私自身はこれ以外指標を使った事は・・・
正直記憶にはないと思います

※注意※
ネット上には、2次試験には様々なノウハウが溢れています。絶対にその方法を鵜呑みにせず、必ずご自身に合うかどうかを判断してくださいね。

では、本日はここまで

To be continued・・・

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