オイラ式【その17】~全体戦略1~

皆さん、おはようございます。毎度毎度の細川です。本日を入れて1次試験まで残り15日、2次試験まで残り95日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日は1次試験前にあえて空気を読まずに、久しぶりに2次試験の解答プロセスにお話を戻します。
お題は、設問分析と大枠把握をした後の全体戦略です。

1.再確認
①設問
設問分析で問題文に記入した、△(白フラグ)、▲(黒フラグ)、□(リンクワード)、知識想定等のメモをもう一度丁寧に読み込みます。
また与件を読む中で気づいたリンクワードや、リンクワードとほぼ同じ表現のことば(準リンクワード)があれば□を、その他複数解釈や解答に必要と考えた知識等があれば追加で記入しておきます。

②与件
大枠把握で与件に記入した、□(リンクワード、設問で知識想定したもの、繰り返し登場する表現)、○(強調、構成、数値、変化)、☆(ヒズミ)をざっくり見渡し、必要に応じて追加します。また、この段階で設問のレベル(内外環境分析、経営方針・戦略、オペレーション)に応じて与件内のマーキングも追加しておきます。

2.対応付け
与件中の表現を設問にヒモづけることで(対応付け)解答作成のための材料集めを行います。特に与件から各設問に対応付けるものをプッシュ型、設問から与件に対応付けることをプル型とします。

①プッシュ型
まず、ここまでに記入したメモ等を意識しながら、与件を最初から最後まで丁寧に読み込みます。次に、スラ打ちの際にセンテンス単位(図表も含む)で右側の余白に付けた「コ」に、解答に使用する設問番号を記入していきます。

②プル型
設問ごとに対応付けさせるセンテンスを、□(リンクワード)等を基準に選び、与件文の「コ」の横に設問番号を記入していきます。特にプッシュ型の際に対応付けができなかったセンテンスは重点的に行います。

もちろん、複数の設問とセンテンスを同時に重複させて対応付けさせること(特に外部環境変化)もありますが、逆に対応付けしていないセンテンスを発生させないようにもします(全段落活用)。

3.記述内容の検討
①解答フレーム
対応付けまでを踏まえて、解答のフレームとなる編集パターン(因果、列挙、抽象化、具体化)解答要素を決定します。具体的にどのような言葉を使い繋ぎ合わせて解答を記述するかは別の機会にお話ししますが、この段階までに解答の骨子を組み立てておくと、あとは与件中の言葉や知識を当てはめていくだけで粗方記述出来てしまい大変楽になります。

②ボリュームバランス
解答フレームが決定したら、限られた解答文字数や解答欄の中にどの解答要素をどれくらいの量で割り振るかを決定します。選定基準は、出題者が答えてほしいこと=解答要求=配点されているもの=記述すれば得点できるものや、与件内に記述のあるものが優先です。

もし解答フレームやボリュームバランスが分からなくなってしまった場合は、設問文と同じ解答フレームやボリュームバランスにしてしまうのもアリです。

例えば平成27年事例Ⅰ第4問の場合です。


A社および関連会社を含めた企業グループで、成果主義に基づく賃金制度を、あえて導入していない理由として、どのようなことが考えられるか。100字以内で述べよ。


この場合でしたら、「A社グループの現状」+「成果主義の知識」+「A社グループに成果主義を導入する際のデメリット」という解答要素を因果の編集パターンで、得点が入りそうな「成果主義」と「デメリット」を重点的に記述するという戦略です。

本日はここまで。皆さん、体調管理には気を付けてベストコンディションで試験に臨んでくださいね。
KY(キモいやすしじゃあないよ!)細川でした。

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