【渾身】企業経営理論~マーケティング

こんにちは、とりです。
のっけから耳が痛くなるかもしれませんが、1次試験まで、あと56日になりましたね。焦ったり、不安に苛まれたり、イライラしたり、、精神的にも不安定になりやすいこの時期ですが、心身ともに健康を維持する努力を継続しましょう。1分1秒でも勉強に充てたいところですが、体も心も壊さないように、勉強とリフレッシュをバランスよく日々を過ごしていきましょう!

ちなみに、私のこの時期のリフレッシュといえば、、さすがに旅行やちょっとした遠出なんかはできないので、もっぱら好きなものを食べてましたね。 あ、もちろんノンアルコールで、ですよ!お酒はちょっとだけ好きですけど、直前期は一滴も、とまで言いませんけど、かなり節酒していましたです、はい。 


 

とり2回目の【渾身】シリーズ、やっぱり何を記事にするか悩んでしまいました。これまでも何度か記事を書いているのですが、悩んだ挙句【渾身】の企業経営理論にしてみました。

とりは社会人になって20年来営業職で、「売る」ことだけを考えて行動する環境にいたこともありますが、「企画営業」の名のもとでさまざまな戦略立案や企画に携わることもしばしば、なので本職の方には全く歯が立たないものの、マーケティングの見識は多少あります。以前の記事で、「企業経営理論が苦手科目」と気づくのが遅かったことを書きましたが、ことマーケティングだけは得点においてもそれほど苦手ではありません。合格年度のマーケティング論は全問正解でした(その分、経営戦略論や組織論で失点を重ねていることになりますが…)。
ですので、得意としている方も多い分野ではありますが、企業経営理論のマーケティングにフォーカスして【渾身】記事を書いてみたいと思います。

まず、試験案内に書かれている「試験科目設置の目的と内容」を確認します。

3.企業経営理論 (科目設置の目的)
企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び 問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。また、近年、技術 と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こう した知識についても充分な理解が必要である。このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企 業経営に関する知識について、以下の内容を中心に判定する。

内容はちょっと文量が多いので、リンクを参照。P.15-16にマーケティング論の出題領域が書かれています。このあたりは、テキストの目次を見ると大体同じですね。当たり前ですが。出題者側も、テキストに書いてあるような基本論点を骨組みとして出題をしてきます。なので、切り口や素材、言い回しなどは毎年手を変え品を変え出題してくるものの、基本論点に忠実に勉強することが重要で、決してこの直前期には手を広げるべきでないことが分かります。

続いて、過去のデータ分析。

過去記事では、7代目リーダーのこばや、先代のうみのが精緻な分析をしています。マーケティング論は、他の経営戦略論や組織論に比べて難易度は低い傾向にありますが、一方で難易度の乱高下も大きいようです。ちょっと判断が難しいところもありますが、私が2年間過去問に取り組んできた経験、養った感覚から判断するに、やはり最も取り組み易い領域と考えます。もちろん、本業で経営企画や人事のスペシャリストだったり、社労士ホルダーだったりすれば得意分野は自ずと変わると思いますが、総じて難易度が低く確実に得点を稼ぐべき領域と捉えます。

次に解答する順番。もう言わなくても分かると思いますが、

①マーケティング論
②経営戦略論
③組織論

の順番が最もオーソドックスですね。これはもう、あまり深く考えなくてもよくて、試験が始まったら即マーケから開始してもよいぐらいです。ただそうは言ってもまだ不安が残る方は、あと30日くらいで過去問演習や模試を積み重ねて、ご自身が一番効率的に進められる順番を見出してください。重要なのは、深く考え込んで時間を浪費することがなく、ご自身が一番ストレスを感じない領域から手を付けることです。多くの先輩が語り継いでいますが、90分の序盤、中盤で思考力を使い過ぎると、難なく解ける設問を落としてしまう、最悪は時間切れで解答できない事態に陥ります。とりの1年目に敗因はここにもありました。浅薄な分析で、「まあどの領域にも難問、易問それぞれあるし、悩む問題はどうやっても悩むから、それぞれ30分を目処に解答し終えることを目標に、第1問から順番に解いていけばいいや」といったスタンスで臨み、見事に科目合格も落としました。
何といっても、午前中に経済、財務でかなりのエネルギーを消費し、昼食を挟んで臨む90分、場当たり的な取り組みでは力を発揮しきれず、普段はやらないような失点を犯してしまいます。しっかりご自身の作戦を立てて、その作戦に忠実に取り組んでいただきたいです。

ちょっと脱線しましたが、今度はマーケティング論の出題傾向を分析してみます。

基本的には、先に述べた試験案内に書かれた論点に沿って出題されていると思います。組織論や経営戦略論のようにEランク問題はかなり少ないと言えますが、切り口や素材は多種多様です。また、未知の用語を盛り込んだり、言い回しを複雑にしたりして、難易度を調整しているように思います。未知の用語や持っていない知識が含まれない設問は、各選択肢の言い回しや文章構造に注意して、瞬殺に近いスピードで解答していけばよいです。問題なのは、未知の用語、知識が盛り込まれた設問です。これをどうしていくか?最近のトレンドや中小企業白書の重要テーマなどから出題予想をすることは、一見よさそうですが、私が思うに関連性は低くあまり意味がないです。

これば2次試験にも通じますが、他の科目に比しても過去問が非常に重要な学習ツールです。それは、出題者の意図や傾向は過去問にしか表現されていないためです。私は独学でしたが、直前期の模試は1年目も2年目も受験しています。そこで感じ取ったのは、「やはり模試は本試験とは似て非なるもの」ということです。特に企業経営理論においては、文章量も多く作問者の意図や癖が必ず込められているはずなのです。模試は当然ながら受験校やその関係者が作問者ですが、本試験の作問者ではありません。精緻な分析のもとで作問されていますが、やはり本試験の作問者意図は模試からではわからないのです。

なので、特にこの直前期の企業経営理論への取り組みとしては、過去問オンリーであってもいいぐらい、過去問演習に集中しれ取り組んでいただきたいです。過去問完全マスターのような問題集もとても有効です。他の科目に比べ時間はかかってしまいますが、苦手意識をもっている方は特に励行しましょう。未知の用語、知識が含まれた設問は、受験生はみんな苦手であり、しっかり過去問にあたれば難易度の高い設問も解答を導き出す力、潔く捨てる力が養われていきます。このことを脳裏に焼き付けて、自分を信じて頑張っていきましょう!

勉強する人

今回のまとめ

基本論点に忠実に勉強、決してこの時期には手を広げない。
②マーケティング論は総じて難易度が低く確実に得点を稼ぐべき領域
③解答の順番は、マーケティング論が一番ストレスを感じない領域から解くのが重要。
過去問が、マーケティング論の最重要な学習ツール。出題者の意図、癖を時間をかけて掴む。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

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