【運営】おもしろすぎる運営管理!

怒涛の7週間も中盤戦に入りました。順調ですか?JCです。
うまく波に乗っている方はそのペースを維持して
さらにガンガン行ってください。
これまでの答練がいま一歩だった方は、
なぜその結果だったのかを振り返りましょう。
安易に「橋げたが弱い」という結論に結び付けない ことが大切です。
もともとの橋げた理論というものをちょっと振り返ってみましょう。

◆橋げた理論の大事な点◆
橋は橋げたのみでできているわけではありません。
橋げたの上に掛かる橋板があって初めて通行可能です。
これまで7科目の膨大な学習量をこなすうえで橋板のことはいったん忘れて一つひとつの強固な橋げたを構築することをお勧めしてきました。
きちんと橋げたを作ってくださった皆さんですら注意すべきことは、まだ橋板は構成されていない点です。

その橋板を構成する時期がまさに、
これからの直前期・超直前期
なのです。

最初の頃に学習した科目は結構忘れていますよね。
それでもその科目を学習するときに集中して橋げたを作った方は思い出すのも、早いはず。
ですので、今一歩の結果だった方もあきらめるのはまだ早い!
落ち込む前にさくっと思い出す努力と
これまでつながっていなかった各科目をつなげてゆく橋板の構築作業に入ってみて下さい。
きっと結果につながります

◆親しみやすい運営管理◆
ながながと総論を語ってしまいました…

さて、今週の話題である運営管理の話に入りましょう。答練の点数はさておき、財務や経済に比べると、運営に対して嫌悪感を抱く方は少ないのではないでしょうか?
それはたとえ工場のある会社に働いていない方でも、これまでの人生の中で、小学校の時の工場見学やテレビやCMでそれなりに
「工場ってこういうもの」、というイメージが出来上がっているから。
店舗管理についてはそれ以上に毎日のようにコンビニでおにぎり買ったりしているので、わかりやすいのではないかと思っています。

◆親しみやすさと得点は別?◆
ところが、そんな親しみやすい運営なのに、答練の結果は人それぞれになってしまっているかもしれません。

なぜならそこにはやはり試験という特性があるからです。

さらっとなんとなく理解しているというレベルから、専門用語をキチンと把握したうえで論理的な生産・店舗管理が求められるからでしょう。
運営は全体俯瞰とともに詳細な把握を求められる科目です。
言い換えれば、
時間をかけることで最も点数が伸びやすい・得点源もしくは貯金科目にしやすい分野が運営管理です。
ぜひ、頑張ってくださいね。

◆2次と絡めた運営の学習◆
2次試験の事例Ⅲは「生産・技術を中心とした
経営の戦略および管理に関する事例」です。

まさに運営管理、特に工場の生産管理を
テーマに設定される可能性が高い科目です。

1次試験でしっかり運営の本質を把握しておくことは
2次試験対応でも重要なポイントとなります。

運営の本質って何かっていうとおそらくテキストの一番初めあたりで勉強したQCDもしくは、もう少し観点を広げたPQCDSMEに尽きるんじゃないかと考えています。

◆QCDもしくはPQCDSME◆
工場を持つ企業にとって品質(Quality)、コスト(Cost)、納期( Delivery)は最も追求しなきゃいけないテーマであるはずです。

問題の構成としては以下の可能性が高い。
①工場のラインのどこかにボトルネックがあり、品質が安定しない。
②工場のラインのどこかにボトルネックがあり、無駄なコストが発生する。
③工場のラインのどこかにボトルネックがあり、納期が守れない。

なーんだ、ボトルネックを探せばいいんじゃん♪と気付いた方、
正解です。

◆1次運営管理でつかんでおきたいこと◆
まさに事例Ⅲはボトルネック探しとボトルネックの改善方法を語る事例です。
ボトルネックの探し方は1次試験が終了した翌日からスタートしましょう。

でもボトルネックの改善方法の手立てを勉強するのは
まさに今です。
段取替えを減らすには?残業を減らすには?ダブった工場を集約するには?
セル生産やグループ別レイアウトで解決できるか。
ボトルネックは無駄とかダブりと言い換えられるかもしれません。

ECRS即ちなくせないかEliminate)、一緒にできないか(Combine)、順番をかえられないか(Rearrange)、簡単にできないか(Simplify)を突き詰めて考えてゆくことがとても大事です。ECRSを駆使するのは生産の流れだけとは限りません。時には情報の流れ のケースも出てきます。

運営管理は面白いです。この科目をしっかり勉強したら、いつか(本試験後)チャンスを見つけて工場見学に行ってみるのも楽しいですよ。

ちなみにこんな企業が工場見学を受け入れてくれています。
キリンビール 
資生堂
Webで探していたら、こんな便利なサイトもありました。
工場見学インデックス
全国の無料で見学できる工場が掲載されているようです。

自分が学んだ知識、それも小難しいものではなく、単純なものが工場で働く人々の経験値の中から取り入れられていてびっくりすることうけあいですよ。
今日はココまで。

by JC

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