【合格体験記】 「『執念』と『柔軟さ』で合格」~水島さん
こんにちは!まるです。
ゴールデンウィークも明けましたね。
一次試験の学習は順調でしょうか?
本日は、「合格体験記」。
工夫と試行錯誤を重ねながら、
合格を勝ち取った水島さんの体験記をご紹介します!
↓寄稿ここから
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・自己紹介
東京でメーカー(印刷会社)に勤務、
営業職に就いている社会人25年生です。
おそらくは他の受験生の方と比べて、
いたって平凡な会社員生活を送ってきたため、
まったく専門知識もないまま学習をスタートしました。
そのためどこまで参考になるかわかりませんが、
同じような状況、立場の方がいらっしゃれば、
何かのお役に立てるかと考え、
体験記を書くことにいたしました。
平成23年から学習を始めて丸4年、1次受験3回、
2次受験2回を経て合格にたどり着きました。
・診断士を目指した理由
平成22年、社会人生活も20年目を迎え、
何か新しく取り組むことをみつけようと考えていました。
そこに転居や震災といった出来事が重なり、
環境も大きく変わったことで、
自分自身も大きく変わらなければいけないという意識が強くなり、
診断士への挑戦を決めました。
とはいえ、
当初は「自己啓発」的なノリで
学習をスタートしてしまったため、
そんな生易しいものではなかったことを
学習開始後に痛感することになりました。
・受験歴
学習について(1~3年目)
年次 | 学習スタイル | 1次試験 | 2次試験 |
1年目(H24年度) | 予備校(通学) | 3科目合格 | - |
2年目(H25年度) | 予備校(通学)・勉強会 | 1科目合格 | - |
3年目(H26年度) | 勉強会 | 合格 | 不合格(A・C・C・A) |
4年目(H27年度) | 予備校(通信) | - | 合格 |
上記の通り、専門知識は皆無、資格試験等、
社会人になってから体系だった学習経験もなくという状態で
学習を始めたため、
まず1次を突破するのに非常に苦戦しました。
平成23年9月より大手予備校への通学を始めましたが、
なかなか結果に結びつかず。
3年かけてようやく1次合格、
平成26年に初めて2次試験を受験しました。
平成25年2月より有志の勉強会にも参加、
2次試験対策としては主にこの勉強会を通じて学び、
事例への取り組み方、解法プロセス、設問構造など
基本的な考え方から対応力を身につけました。
ただし、
初めての受験となった平成26年度は試験終了後、
まったく歯が立たなかったという印象しか残っていません。
事例Ⅰ~Ⅲについては
再現答案の作成すら出来ない状態でした。
学習について(4年目)
まったく歯が立たなかった初めての2次試験でしたが、
以下のような収穫もありました。
【収穫】
①事例4の評価がAだったことから、
これまでの学習方法と本試験時の対応の方向性は
どうやら間違っていないということが確認できたこと。
本試験の解答で最終数値がまったく合っていなかったにも拘らず、
評価はA。
これには次のような理由があると考えました。
・計算過程を含めてとにかく丁寧に解答作成したこと
・経営指標分析は、外さなけれは点に結びつくであろうこと
・1次知識で解答できるサービス問題を外さなかったこと
②事例1~3について、試験終了後、
再現答案すらまともに作れなかったことから、
解法プロセスがまったく確立できておらず、
その場しのぎの対応になっていたことがあらためて確認できたこと
これを踏まえて4年目の学習に入りました。
4年目の学習は予備校の通信講座を受講。
また勉強仲間数人で「チーム執念」を結成。
前年に合格した仲間の凄まじい執念を目の当たりにして、
前年不合格者の共通認識が
「合格に対する執念が足りなかった」ということであり、
最後まで「執念」を持って学習に取り組んでいくためでした。
・勉強方法
【学習スタイル】
朝(出社前)1時間 事例に目を通すor 1次知識インプット
昼休み 30分 事例Ⅳ計算問題を2問解く
夜 2時間 1事例解く
日によって異なりましたが、
平均すると学習時間は1日3時間を超える程度だったと思います。
直前1ケ月は別として、おおよそ1週間ずつのサイクルで
事例1~3を回すイメージで学習を継続しました
(過去問+予備校演習事例)。
直前期(1ケ月)
平成18~26年度の事例を1から順に、
18年度1、2、3、19年度1、2、3と、原則1日1事例ずつ回しました。
【4年目に実行したこと】
①事例4については、スキマ時間も活用してとにかく毎日。
1次のトレーニング問題と2次の計算問題を
2~3問ずつ必ず解きました。
直前1ケ月は「経営指標分析」を徹底的に行いました。
分析の文章の型にも拘りました。
②通信講座で受講した予備校の解法プロセスと解答の型のみに絞って、
それが身につくように徹底しました。
理由:前年までは各予備校の解答例や関連書籍の解答例などを
可能な限り集めて目を通していましたが、
方向性がブレるだけで結果に結びつかないことを痛感したため。
また、予備校の解答例が平易で読みやすく、
自分にとっては納得性が高かったことも理由です。
解答例を読み込んでみると、
必ずしも100%の解答になっていないことも確認できましたが、
逆に100点を取りにいく試験ではないということもあらためて理解でき、
方向性を定めることができました。
③チーム執念メンバーで情報交換。
月に1~2度集まって進捗状況を確認したり、
不明点の質疑応答、お互いの弱点補強などを行いました。
理由:通信講座を受講していたとはいえ、
スタイルとしては独学に近いスタイルになったため、
モチベーションを保つということが最大の理由でしたが、
心が折れそうな時に仲間と話すことでずいぶん救われました。
自身の進捗状況の確認もでき、
やはり結果的に仲間の存在は非常に大きかったように思います。
昨年特に意識して取り組んだことを記載しておきます。
①他人が読んだ時に、パッと見て読みやすい文章になっているかどうか、
また目にしてもらった際に最後まで読んでもらえるかどうか。
内容以前にまずこうしたことに強く意識を置いて取り組みました。
②また昨年の学習については、
模擬試験の受験時以外は80分解きを止めました。
3年目までの学習で、80分で解く感覚は身についていたので、
あえて時間をかけて事例と向き合うことに拘りました。
・最後に
最後まで「執念」を持って学習はしましたが、
ただ一方で、「受験勉強だけに特化しなかったこと」も
結果に結びついた要因だったように思います
(これについては結果論かもしれませんが。。。)。
学習の他に、関わっていたコミュニティ活動にも
ある程度力を入れていたので、
3年目までに比べるとトータルの学習時間は減りました。
イベントのお手伝いなどで終日学習が出来ない日も増えましたが、
その辺りは割り切って考えました。
その分、
①そのことでうまく気持ちの切り替えや
頭のなかのリフレッシュができるようになったこと、
②時間を捻出する必要があったので、
2次の学習では出来ないと思っていた
スキマ時間の活用ができるようになったこと、
③休日に予定がある場合、
繰り上げて学習時間を確保するなど
計画性を保てたこと
などのメリットが生まれたように思います。
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寄稿ここまで
水島さん、合格おめでとうございます!
合格した4年目のスタイルを確立させるまで、
「広げすぎない」意識をもち方向性のブレを修正するなど、
「執念」をもちながらも、自身のやり方に固執はせず、
柔軟に工夫をされてきたことがうかがえます。
また、朝、昼、晩のスキマ時間をうまく活用し、
日々弱点を補強しながら着実に「実力」を積み重ねるという、
シンプルながらも
「自身の状況を分析し、常に考えながら前に進み続ける」スタイルは、
皆さんにとっても参考となるはず。
合格体験記も参考にしながら、
引き続き、本試験に向けて学習をすすめてくださいね!
まるでした。