独学で学習習慣やモチベーションを維持するには?

こんにちは、7代目執筆担当のとりです。

花粉の飛散が本格化していますね。花粉症の方は、最近つらい思いをされているのではないでしょうか。
とりもご多分に漏れず、かれこれ30年近く花粉症に苦しんできています。今年はまだ来ないなぁ、と思っていたら、ここ数日は症状が本格的になってきて、マスクや薬を欠かせません。花粉症のみなさま、これからGWあたりまで、どうかご自愛くださいませ。

113397

さて、3月に入り決算期を間近に控える企業も多く、また異動など環境の変わる方も出てくる時期で、多忙を極めなかなか学習時間の確保が難しい時期かと思います。
とりはこれまでも書いたとおり、通学・通信なしの独学でしたので、受験校のことはあまり明るくありません。受験校のカリキュラムを意識した記事は他のメンバーにまかせることにして、独学での学習習慣やモチベーション維持について書いてみたいと思います。

★7代目メンバー紹介はこちら★
★とりの合格体験記はこちら★


 

実はあまり触れてきませんでしたが、とりが独学を選択した理由はいたって単純明快です。

①費用捻出ができない
②本業の時間が不規則で、帰宅時の経路もバラバラ
③休日は家族サービス優先

そう、たったこれだけの理由です。
①は詳しくは触れませんが、家庭を持つ身で、数十万円の費用捻出を私だけの意思では決められません。あとの②③はあまり意味がなくなるのですが、ここで通学、通信のいずれも断たれることになります。

②営業職なので、勤務時間は顧客とのアポイントに左右され、外出先から直帰することも多く、通学はまずできない状態でした。通信も、スケジュールを守れる自信がありませんでした。

③今でこそ少し手がかからなくなりましたが、学習開始当初は子供が乳児から幼児になるころで、父親としても育児にかかわらないわけにはいかない状態でした。まとまった時間は休日であっても確保できず、通学、通信ともに厳しい状態でした。

ストイックに学習されてきた方からすれば、この程度の理由は甘いのかもしれませんが、とにもかくにも、私には独学を選択せざるを得ませんでした。

正直いって、独学は孤独です。何もしなければ先生も仲間もなく、たった一人で学習を続けなければなりません
とりは合格体験記に書いたとおり、2012年10月に学習を開始したものの、直近の2013年の受験は見送っています。この期間は、これまで勉強と言えるものを何らしてこなかった自身の立て直しでもあり、学習習慣の定着が中心となり、市販のテキストと問題集にあたるのが精一杯でした。
今になって振り返ると、約10ヶ月でそこまでしか到達できなかったのは、モチベーションの高低差が激しく、学習したことを自身の力として定着させるマインドが不足していたためだったと思います。

スキマ時間の積み重ねで3年間学習してきましたが、短期的には、とくにはじめの1年は、短時間の学習は断片的で、「勉強した気がしない」といった感覚に支配されていたことが大きかったです。

「こんなことで試験を受けられる状態に到達できるのか?」
「早く諦めた方が、他のことに時間を使えるのでは?」
と、何度となく断念も考える始末でした。

悩むビジネスマン

おそらく、独学の方は、環境の違いこそあれ、誰しも迷い、悩みが尽きないことと思います。
とりはそんななか、半ば強引に意識改革をしたのと、先輩診断士や同じ志を持つ人との出会いにより、モチベーションの維持向上、学習習慣の維持に繋げられたと思っています。

「強引な意識改革」というと語弊があるかもしれません。「こんなことではダメだ」という後向きな視点をあらため、順風満帆な学習進捗でなくても心だけは前向きに保つ努力をしただけです

「通学で1年かかるなら、独学はその倍かかって当たり前」
「通学は講義を直に聞けて、質問もできて理解が早いのは当たり前」
「独学は自分で理解できるまでとことん読み込む、時間がかかって当然」

と、悪く言えば、学習やスケジュールに対するハードルを下げただけなのですが、このマインドの持ち方ひとつでモチベーション維持ができたのは確かです。

もう一つは、やはり「百聞は一見に如かず」です。もちろん、書籍やネットに情報は溢れているものの、それらを目で見ているだけでは、やる気がある「つもり」にはなっているものの、どこか心の奥底に違和感が残ります。
そんな中でタキプロの春セミナー開催を知り、この違和感を払拭するために参加しました。
厳しい試験を勝ち抜いた先輩診断士や、同じ志を持つ人達に直に接することで、それまでの違和感や迷いが完全に払拭されたのは今も鮮明に覚えています。セミナーで出会った方は、ビジネススキルが高いことはもちろんなのですが、一番魅力を感じたのはその「人間性の高さ」です。
そのことが合格に至るまで学習を継続する原動力になったと、今も疑うことなく断言できます。

その後も、セミナー、勉強会(リアル勉強会WEB勉強会)、時には交流会など、先輩診断士や受験生が集まる場には積極的に参加し、モチベーション維持向上に努めてきました。


独学を主体にこの記事を書きましたが、モチベーション維持向上は全てに受験生に共通の課題かと思います。費用をかけて、受験校に通学したり、もしくは通信を受けたりすることも、モチベーションを保つ一手段とも思いますし、人それぞれ異なる生活環境ですので、ご自身にあった方法で学習継続することをお勧めします。

3月からGWにかけて、各受験生支援団体がセミナーを開催します。
とり自身の経験からも、特に独学者は各種セミナーや勉強会に参加されることをおススメします!
きっと、魅力あふれる先輩診断士や勉強仲間に出会えますよ!!

110253

一発合格道場も春のセミナーを目下企画中です。
詳細が決まり次第、当ブログでもご案内いたしますので、今しばらくお待ち願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。

Follow me!

独学で学習習慣やモチベーションを維持するには?”へ4件のコメント

  1. ほしの より:

    私は10月から勉強を始めた53歳の男性です。独学で合格を目指しています。勉強は合格するまで続けるんだという気持ちでなんとかやっています。とりさんの文章を読み大変参考になり、また頑張らねばという気持ちになりました。これからよろしくお願いいたします。

    1. とり より:

      >ほしのさま
      はじめまして、とりと申します。コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
      私の拙筆でも、ほしのさまのお力になれれば大変光栄です。記事にも書きましたが、とかく独学は孤独で、勉強しながら心が折れそうになることも少なくないと思います。実は私自身、精神論を信じていませんでしたが、診断士試験を通じて、メンタルの強さも診断士には求められるものだと実感しております。
      これからも受験生のみなさまの励みになる記事を頑張って書いてまいります。こちらこそ、今後とも道場ブログをよろしくお願いします。ほしのさまの合格を、心よりお祈りしております。
      とり

  2. 匿名 より:

    独学でスキマ時間を積み重ねている者です。
    一次試験まで全く間に合いそうにありませんが、とにかく科目を絞ってでも続けてみようと思っています。
    特に経営情報システムが、ちんぷんかんぷんでして…。
    地方在住なので、セミナーに参加できないのが残念です。

    1. とり より:

      >匿名さま

      はじめまして、とりと申します。コメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます。
      記事にも書かせていただきましたが、スキマ時間学習は「勉強した気がしない」感覚が残る、ご自身で満足いくような進捗を得られない、といったことから、モチベーション低下、知識定着が進まない、といった悪循環に陥ることがあります。
      合格したいという気持ちを維持するために、意識的に前向きな志向を保つ努力が重要です。例えば、1次試験まで「あと5ヶ月しかない」ではなく、「まだ5ヶ月ある」と、多少無理やりにでも前向き志向に仕向けるのです。
      私も初年度のこの時期は焦るばかりでしたが、気持ちだけは前向きに保つことでどうにか科目合格4科目を達成できたと思っています。もちろん、7科目一度に合格するのが一番ですが、気持ちを前向きに、1科目でも多く合格を掴むつもりで頑張ってみてください。ちなみに、私は経済がいつまでたってもちんぷんかんぷんでした。。

      また、地方在住でセミナーに参加できないとのこと、この点はどうしてもハンデになってしまいますよね。セミナーとは少し違いますが、今回の記事でリンクを貼ったWEB勉強会では、1次試験の科目別勉強部屋が設けられています。ここではWEB勉強会参加者は自由に質問やお悩み事等を発信でき、合格者を含むメンバーからコメントをもらえる仕組みになっています。Facebookのアカウントが必要ですが、もしよろしければご参加検討いただけるとうれしいです。

      長々と書いてしまい失礼いたしました。ぜひ、限られた時間を有効活用し、匿名様の合格をお祈りしております。今後とも、道場ブログをよろしくお願いいたします。

      とり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です