オイラ式【その2】~学習計画について1~

皆様おはようございます。活字だけ読めばイケメンの細川です。

本日から3月が始まり、多くの企業では月末に決算を迎えるため、お仕事がお忙しくなる頃かとは思いますが、物事を仕切り直すにもちょうど良い時期かと思います。

そこで今回は、2次試験までの学習スケジュールを、独自の偏見も交えながら大まかに計画してみたいと思います。

計画立案に関しては、受験生の皆さんが最も参考にしているであろう、TACの中小企業診断士1・2次ストレート本科生コースを下敷きに、先輩方お話しもお聞きながら考えてみましょう。

1.1次試験の受験科目数

まず、1次試験の合格率を上げる方法について、受験科目数の観点から考えてみます。
1次試験の合格基準は、
「受験した科目の総点数の 60% 以上であって、かつ1科目でも満点の 40% 未満のないこと」
でした。また科目ごとの難易度は、
過去の出題内容や傾向、合格率(2014年 2013年 2012年 2011年
から分かる通り毎年変動します。
このため、合格率を向上させる常套手段は、
「(得意)科目をなるべく多く受験して総得点を稼ぎ、難問化による失点や不得意科目をカバーすること」
になります。当然7科目全てを受験する方が合格率は高まりますが、前年までの科目合格や保有資格によって受験科目免除の権利がある方にとっては、「そんなことわかっているけれど、7科目全部なんか受験したくない」という悩みを抱えることになります。受験科目が増えればその分、学習の負担が大きくなるから当然の考えですよね。
では、そのような方は、科目をいくつ受験すれば合格率を一定水準以上に保ちながらも、学習効率を上げられるでしょうか。私自身の経験や周りの人たちの結果も考慮してみると、受験をする科目数が4つの場合に学習効率が最も高く、3つ以下になると、不合格になるリスクがやや高まると言えます。これは、受験科目が4科目なら得意・不得意な科目を織り混ぜた上、難易度の変動にも何とか耐えられる最適な組み合わせと考えられるからです。受験科目は、自分が得意な(=60点以上稼ぐ)科目と、不得意な(=40点以上得点する)科目を考慮したうえで、バランスよく決定しましょう。
そして、科目合格を目指す人は、効率的な学習を行うために今のうちに受験する科目を決めておきましょう。

2.試験日(想定)と残り時間

平成28年度の試験要項はまだ発表されていませんが、例年通りのスケジュールを踏襲すると仮定すると、
1次試験は8月6日(土)、7日(日)、
2次試験は10月23日(日)
に開催されると予想されます(ただし、正式な日程等は、必ず診断協会のHPで確認してください)。ちなみに、試験日程は1次試験は4月上旬に、2次試験は8月中旬に発表されます。また、申し込みはそれぞれ5月上旬、8月下旬に開始されます。
すると、残された時間は本日3月1日を含め、
1次まで158日、
2次まで236日

となります。残り時間を細かくみると、
本日からゴールデンウィーク直前まで63日(うち、土休日・祝日が20日)、
ゴールデンウィークから1次試験まで95日(同、30日)、
1次試験の翌週から2次試験直前まで76日(同、24日)
となります。

3.1次と2次の勉強のバランス

「2次試験まで236日もあるんだから、まずは1次対策集中でしょ!」と考える方がいらっしゃるかと思いますが、2次試験は1次試験の択一式の試験とは違い記述式の試験です。特に初学者にとっては、記述式の試験に慣れるのには、1次試験後のたった76日では短すぎます。たとえ1次試験で全科目を受験する場合でも、2次試験に慣れるためには今から2次試験対策に本格的に取り組む必要があります。
その際の1次・2次の勉強のバランスですが、
ゴールデンウィーク前までは、1次試験と2次試験対策の両方をおおよそ1:1の割合
で勉強し、7科目全てを受験する場合は
ゴールデンウィーク以後から1次試験直前までは、1次対策のみに集中します。
科目受験をする場合は、受験科目数と得意・不得意に応じて負荷配分すればよいですが、遅くとも試験の1か月前からは1次だけに集中しましょう。

4.勉強時間の目標

では、勉強はどれくらいの時間すればよいでしょうか。
平日に勤務する方は、通勤時間中に1時間、自宅や自習室等での自主学習で4時間、
休日は自主学習で9時間(予備校での授業時間5時間を含む)
または、1か月100時間以上
を目標に、勉強する時間を意識するといいでしょう。
もちろん、勉強時間を多くすることが目標ではありませんが、皆さんのライバルは同じくらい長く勉強していますので、「負けない」ためには最低限必要な負荷と考えてください。また、可能でしたら適宜有給休暇も活用して(特に祝日がない6月など)勉強時間を確保しましょう。

5.勉強の習慣化

私は、合格体験記にもある通り意識づけが弱い人間ですので、「勉強しなければならない仕掛けづくり」の手段として、勉強会に参加し続けていました。みなさんも、もし他の受験生と直接接触できる機会があれば、勉強会を結成して一緒にするのがお勧めです。TACの校舎によっては、自主的な勉強会が活発なところもあります。また、タキプロでは、定期的な勉強会(オンラインオフライン)やセミナーを開催していますので、独学の方や地方の方は是非一度参加してみてはいかがでしょうか。

以上、学習計画をざっくりと組み立てるために必要な項目を洗い出してみました。みなさんには、現時点でのおおまかなスケジュール感を抱けていただければ良いと思います。

次回は、もう少し細かく学習計画について考えてみたいと思います。

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