【合格体験記】アラフォー一発合格~たけしさん~

みなさんこんにちは。おとです。

今日の合格体験記は、「50歳までに何か手に職を」というきっかけで、診断士を目指して、見事一発合格した”たけし”さんです。

また、診断協会の発表によると、全体の合格率が19.1%なのに対して、50~59歳の合格率は12.8%であり119人しか合格していません。たけしさんは、この119人のうちの一人ということになります。

たけしさんが、どうやって一発合格したのか、どうぞお読みください。

ここから合格体験記
************************************************************

たけし、と申します。
何とかまぐれでストレート合格する事ができました。学習期間中、不安になるたびに数々の「道場の教え」に勇気、叱咤激励ならびに、さまざまなヒントを頂き本当に有難うございました。
後学の方々の何かの参考になれば、と思い、学習体験記を書きましたのでご送付します。なお、どのような得点調整がされているのか?は分かりませんが、開示請求していた2次試験の得点も届きましたので再現回答も併せてご送付させて頂きます。本当に1年半の学習期間中お世話になり有難うございました。

——————————————————————–

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
「定年後を考えると、50歳頃迄に何か手に職をつけなきゃ」と漠然と思いながら約10年が経過した49歳の春、突然所属部門がリストラされ多くの仲間が退職して行きました。幸いにして私自身は社内他部署に拾って貰えたものの、「人生を他人の一存に左右されるのはまっぴら御免」との思いからセカンドキャリアを視野に2014年7月から診断士学習を始めました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
知識:大学は経済学部。ただし高校までは理系クラスでした。
保有資格:初級シスアド
得意科目:(1次)運営、情報(2次)事例Ⅱ・Ⅳ
不得意科目:(1次)経済、法務(2次)事例Ⅲ

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
2014年7月よりT○C横浜校ストレート総合本科平日夜間クラスへ通学同時に、WEBフォローも申し込み。(これがとても後々に役立ちました。)

メリット)
-やるべき事を整理した上で受験校が与えてくれるので、自身は集中して取り組むのみ
-疑問は教室、メール等で講師に直接質問することで効率的に解決できる
-他に学習に励む人が居れば、自身のモチベーション維持にも役立つ
-学習ペースも授業をベースに組み立てれば、答練、模試、本番とエスカレータ式

デメリット)
-授業一コマでの進度が決められている為、理解度に関わらずカリキュラムが進む
-予習、復習していない場合のキャッチアップが大変

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
1次:1回・2次:1回/1次:約1500時間・2次:約500時間毎朝5時に起床し通勤支度を始める6時半までの1.5時間を基準の学習時間とし、それに毎日の隙間時間をプラスして平日は合計2.5時間、休日は1日6時間を目標に学習開始。しかし、経済で理解が追いつかなくなり起床は4時半に。また2次対策を開始する頃には3時半起床となりました。2次本試験後は5時起床に戻りましたが口述試験終了までこの朝勉を継続しました。

(5)合格までの学習法

①1次早朝に確保した学習時間で、月木:WEBで当日夜の授業の予習火金:前日夜の授業復習と「トレーニング」(T○C非売品の問題集)水土日:テキスト精読、WEB、トレーニングを繰返し復習(科目終了までに目標3回転)といったスケジュールで復習重視のスタイル1次公開模試405点、1次本試験449点

②2次筆記講師の勧めで、5月に2次公開模試を受験していたものの具体的な学習は1次終了後から。授業での直前答練12本だけでは要領をつかめず、オプションで完成答練添削を9月半ばに開始。授業終了後の10月からは講師が勧めていた通り、事例Ⅳを除く過去問5年分を①事例毎に与件文だけを複数年分持ち歩き、与件文の読み込み練習②同じく、事例毎に複数年分の設問部だけを持ち歩き、設問意図の想起練習

③与件文理解、設問想定に足りない1次知識の補完.1次のポケテキ持ち歩きする事で、2次試験の形式とお作法に慣れる事に注力しました。2次公開模試は、39/56/30/42合計167点で「C判定」でした。本試験結果は得点開示請求したところ68/64/51/68のAABAでの合格でした。

(6)学習時・受験時のエピソード
1次本試験はW大学で受験したのですが受験教室が1時間前まで公表されず、また案内が校舎・教室番号を知っていることを前提に書かれていたので、目的とする教室を見つけ出すまでに30分以上も広大なキャンパス内の各校舎を走り回り、自分のデスクを見つけた時は汗だくで試験開始の15分前でした。そのまま受験しましたが、エアコンが直接当たる場所で、初日から風邪を引きました。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス
道場でも多くの方が触れていますが、それぞれの方々のアドバイスはすべてその人のやり方なので自分に合うもの、合わないものがあります。諸先輩方が試行錯誤の末に見つけたノウハウの中から自分に合うやり方をいかに効率的に見つけ自分自身のやり方に消化出来るか?が合格に近づくポイントの一つの様な気がします。今後の受験を目指す方々も試行錯誤を通して自らのスタイルを作り上げてみてください。

以上、拙筆で申し訳有りませんが何らかのヒントになれば幸いです。

************************************************************
合格体験記おわり

また、合わせて再現答案もいただきました。たけしさんありがとうございます。
事例Ⅰ
事例Ⅱ
事例Ⅲ
事例Ⅳ
************************************************************

 

いかがだったでしょか。

上から順番に読むと、受験校のカリキュラムに沿った王道のような内容ですが、その行間には合格するためのいろいろな工夫を見つけることができましたでしょうか?

私は今年で43才になりますが、7年後の50才になって、同じようなことができか?と聞かれると、おそらく無理でしょう。

あまり言いたくないですが、年齢を重ねると新しいことをするのが困難になり、暗記力も下がってきます。また、たけしさんの勉強時間をみると、1回/1次:約1500時間・2次:約500時で合計2,000時間です。暗記力の低下を勉強時間を増やすことで補って、目的を達成しています。

さらに、2次対策の時期は毎日3時半に起床して勉強しています。生活スタイルを変えるって、自分自身に信念がないとなかなか変えられません。

たけしさんは、「多くの仲間がリストラされた」という危機感はあったものの、実際に自分の信念を貫き生活スタイルを変えて、目標として合格を勝ち取ることは、特に年代が近い人には参考になるかとおもいます。

また、たけしさんには、この一発合格道場の初代のJCが言っていた言葉を贈りたいとおもいます。

診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない。

これからは、同じ診断士仲間としてよろしくお願いします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です