【合格体験記】本質に立つ視点とストイックな精神で、見事ストレート合格~こばさん~

 

こんにちは、うみのです。

あっという間に、1月ももう半ばですね。

本試験までの学習計画はもう立てられましたか?

年や年度の切り替わりは、自身の進捗状況や中期的な計画を見直すよいタイミングです。

ぜひ、一度ゆっくり時間をとって、今後取り組むべきことを明確にしてみてくださいね。

 

本日も合格体験記のご紹介です。

ほぼ独学でストレート合格を果たしたという、こばさんです!

ストイックにご自身を追い込み、徹底的に試験の本質を考え抜いたというその勉強方法、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

———————-寄稿はここから—————————-

 

 

はじめに

こばと申します。28歳男性、広島県出身。趣味は野球と筋トレ。勉強は大学受験ぐらいしかまともにしたことがありませんでした。

 

【基本情報】

合格までの年数:1年
合格した年度:平成27年度
学習開始した時期:平成26年の10月~
一次対策期間:10ヶ月間
二次対策期間:8月まで38日+8月~11週間
一次勉強時間:1400時間
二次勉強時間:約500時間
8月までに100時間。その後は計測をやめたので概算、1日平均5時間+αで400時間。
年代:20代

 

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

理由は、難関資格を取得して客観的に頑張った証を手に入れたかったからと、資格を取得し新しい世界に踏み入れたいと考えたから。

 

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時の知識、システム関連とSQL
保有資格、販売士2級、エコ検定

得意科目:財務会計、運営管理、情報システム、経済学、事例Ⅳ
不得意科目:経営法務

 

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

基本スタイル:
練習は裏切らない。
休まず、毎日ストイックに勉強する。
効率的に短時間でとは考えませんでした。
試験当日に頼れるのは勉強量しかないと思っていたため。

メリット:
試験当日の自信がわく
毎日の鍛錬で体力・精神力が強化される

デメリット:
特になし

 

一次:独学

二次:MMCの模試3回と直前答練

一次独学のメリット:
初期費用が安く、その分をいろいろな問題集の購入費用にあてられる
時間に融通がきき、予定を入れやすい

デメリット:
勉強仲間の不在
試験最新情報の不足
法務や中小の最新問題対策が難しい

 

二次MMCのメリット:
3月から最速で二次対策模試が受けられる
アドバイス付きの素早い答案返却(翌日)
少人数のため、解説講義で質問しやすい

徹底的に型にはまることを教えるため、解答のブレがなくなる。

デメリット:
費用が高い

 

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次・二次ストレート
一次、週35時間で合計1400時間
平日、朝2時間、夜2時間+α
休日、8~12時間
野球、筋トレ、飲みの間や終わった後も勉強し、早起きして時間を作りました。
勉強するとストレスが少なからず溜まるので、週3は飲みに行っていました。飲みに行って日付が変わることはちょくちょくありましたが、必ずいつも通り早起きをしていました。

二次、合計500時間ぐらい
3月、5月の模試
問題の解き方を感覚で掴むのに役立ちました。模試対策で100時間
8月からの本格的な二次対策に勉強時間は関係ないと思い計測を止めました。

 

(5)合格までの学習法

①一次

基本戦略:7科目の学習を常時回転させ、全ての論点を網羅する
全教科で80%を正解できる実力をつけ、本番で80%の実力を発揮し合格する。80% × 80% = 64%で合格

 

一次の勉強スケジュール:

<導入期 10月~>

全教科スピテキとスピ門を数回転と過去問チャレンジ
試験の全容を把握するために年内に全範囲を一通り押さえました。

 

<強化期 1月~>

過去問完全マスターで各教科の理解を深める、最新版が無いので14年版を使用

過去問を縦解きすることで、各論点でどのように問われるのかを理解し、各教科の習熟度を高めました。

 

<演習期 5月~>
ゴールデンウイークにレック模試444点
週末2日間で過去問7科目によるセルフ模試

また、6月からは不合格リスクを減らすため、幅広く勉強使用とビジネス法務など中小の問題集以外にも取り組みました。しかし、これが歯車を狂わす結果になったような。

 

<直前期 7月~>
7月は模試3社タック、大原、レック
タック模試で法務が34点の足切り、経済が48点を叩き出しかなり焦る。

 

模試の結果がいまいちで、尻に火がつきました。このままじゃマズい!こんなに勉強していて一次試験で落ちる訳にはいかない。気持ちは焦りながらも、法務・経済に注力しつつ、一日目と二日目教科に分け2日間で回していました。特に法務は地道に過去問や模試で論点になった事のポイントを整理し、単語帳アプリで暗記。他の教科はスピ門・過去問・一問一答アプリで総復習し、試験までに仕上げました。

 

②二次筆記

使用教材など:
事例攻略のセオリー
ふぞろいな合格答案シリーズ(総集編1、2と通常版の7、8)
MMCの過去問14年分
道場記事、ふうじんさんの記事をよく読んでいました。特に14年のラスト5週シリーズは大変参考になりました。

 

ニ次の勉強スケジュール:

<導入期 1月~>
一次合格で終わりではないので、早めに対策を始めました。事例攻略のセオリーを基にどう考えて記述するのかを分析しました。
二次試験がどういうものかを知るために、3月のMMC模試を受ける。
全然二次試験がどういうものかわからず、何を書けばいいかわかりませんでした。空欄もあり、模試の点数も全然ダメでした。

 

<強化期 5月~>
クリティカルシンキングの本から論理的な思考法を学び、過去問チャレンジ、ふぞろいで採点を4年分多面性とは何かを考えて解答作成していました。また、事例Ⅳ対策のためにイケカコもやりました。少しコツが掴め、解答が形になり模試の点数もあがりました。

 

<演習期 8月~>
MMCの答練を受講。
ここで解答の金型を学びました。
過去問14年分の読み込み
過去問の与件のクセや解答の方向性を分析
道場過去記事の読み込み、特にふうじんさんの記事を読んでいました。

 

初期から二次対策をしていため、一次との違いに戸惑うこともなくスムーズに勉強を移行できました。しかし、字の雑さがハンパなく、丁寧な字で答案を記入できるようになるまで、かなり時間がかかりました。マス目のどこに記入し、どれくらいの大きさだと綺麗に見えるかを研究しました。
この時期は悩みました。ある程度書けるけど、点数がとれない状況でした。大はずししないが、良くもない状態でいつも答練の順位は下位30%ぐらいでした。

 

試験の本質とは何だ?
何が正解かわからず、答えを探しに道場の記事を読みあさる。
勉強時間が増えても実力が伸びる感覚がありませんでした。

 

それでも、徹底的に悩み考えたおかげで、
答練の最後の方でやっと何をどう書くべきか見えてきました。
模試では練習通り、準備したことを悩まずに解答できました。

 

<直前期 9月模試~>
過去8年分の過去問演習(ふぞろいで採点できる範囲)
タック動画のリピート再生
MMCのスパーリング(試験慣れを目的とした採点なしの演習)

 

模試の結果は上位10%に入りました。模試の時期から、解答のスピードが格段に早くなりました。理由は、解答の金型ができているので、その時の事例に沿った、解答を置いてくるだけになったからです。いい意味で考えなくなりました。

直前期は徹底的に答案の再現性を高めることを意識しました。思いつきの解答をさけ、明鏡止水の境地で準備して来たことを置いてくるだけに。

 

試験前日にはストレート合格をするための準備は全て整った。あとは試験を受けるのみとエラソーに考えていました。ここまでの自信を持てたのは、自分が積み重ねた勉強の成果です。

試験当日は予定した行動を予定通りに終えられました。多少のミスやパニックも含めて想定していたので、予想通りでした。

 

また、二次試験は競争試験ではなく、卒業検定試験と考えるようになりました。理由は、得点開示により合格基準が明確になったため。診断士としての実力があるかを見極める試験であると思ったからです。

 

(6)学習時・受験時のエピソード

一発合格道場の春セミナー参加時に、うみのさんから「君は大丈夫、合格する」と言われました。自分もそう思っていましたが(勘違い)、直前の一次模試で点が伸びずかなり焦りました。なんとか粘り1次ギリギリ431点で合格しました。

その後も道場主催の二次試験お疲れ様会、口述試験対策セミナーに参加しました。酒好きのため必ず懇親会に参加しました。そこには必ずJCさんが参加されており、初代のふうじんさんやハカセさんの話など道場の裏話を聞けました。

 

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

私は絶対にストレート合格するんだと決意し、そのための準備をストイックにしました。

勝つためよりも負けないための準備を徹底的に行いました。

一次は時間をかけて広範囲をカバーし、
ニ次は本質とは何かを自分で徹底的に考え試験に臨みました。
一次試験は不本意な結果に終わってしまいましたが無事通過し、二次試験もなんとか合格することができました。
絶対に合格するため、不合格にならないための万全の準備をすることが大切かと思います。
試験当日に、ここまでやったんだから、絶対大丈夫と自分自身を安心させてください。

 

武運長久をお祈りいたします。

 

 ———————–寄稿はここまでです—————————-

 

春セミナーで 初めてこばさんとお話ししたときに、

「ストレート合格のために何が必要か?」という明確な目的意識を持ち、

①この試験では何が問われているのか?どの水準で求められているのか? 

②それに答えるうえで、今の自分に足りないものは何か?

を冷静かつ徹底的に分析されている姿がとても印象的で、

ああ、この人はちゃんと、ストレート合格を達成する上で最も重要な前提に立てているな」と感じたことを今でも覚えています。

 

そのうえで、ストレート合格を狙うときに陥りがちな「効率重視の罠」にはまらず、

本番当日に自分を支えてくれるのは、練習量しかない」とストイックに演習を積み重ね、身に付けた実力を本試験で100%再現できるようにした、という対策方法によって、合格水準へと着実に近づいて行ったのだと思われます。

 

試験の本質に立ち、考える頭と実践するマインドを持ち、粘り強く試行錯誤を続ける。

これからストレート合格を目指す受験生の皆さん、ぜひ参考にされてみてくださいね。

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