【合格体験記】PDCA管理と熱いハートで一発合格~たきもさん~

こんにちは!おはともです。
毎日寒いですね~

昨年の試験を受験された方は、
1年間の長い闘いを終え、ちょっと中だるみの時期かもしれませんね。
いっぽう、今年受験される方は「8月の一次試験はまだまだ先」という感覚かもしれません。

でも7科目の学習量の膨大なことを考えたら、8月なんてあっという間です。
今この時期に強固な橋げたを築いて、きたるべきときに備えましょう。

では、本日も合格体験記、いきますよ~

本日紹介させていただくのはたきもさん
一次、二次ともに初受験で合格したツワモノ女子です。

~~~~~寄稿ここから~~~~~

0.プロフィール

HN:たきも
年齢:30歳
性別:女
職業:金融機関

・合格までの年数 :1年
・合格した年度  :2015年度
・学習開始した時期:2014年10月
・一次対策期間  :2014年10月~一次試験日まで
・二次対策期間  :一次試験後~2015年10月
・一次勉強時間  :568時間
・二次勉強時間  :150時間

1.診断士に挑戦した理由・きっかけ

(1)社会人2年目

法人融資を担当していた私は、経営面はおろか、財務面ですらろくにお取引先を見ることができませんでした。
知識不足を痛感した私は「経営を勉強できる資格」を探し、中小企業診断士に出会いました。
勉強をはじめ、企業経営理論・財務会計・運営管理までは進みましたが、
経済学からついていけなくなり挫折しました

(2)社会人6年目

「パラレルキャリア」で活躍されている女性のセミナーに参加し、
会社以外でも自分の軸が持てればいいな、と考えました。
そこで思い出したのが、一度挫折した中小企業診断士です。

今従事している仕事はバックオフィス業務のため、収益のような目に見える成果をあげることがありません
そこで上司から「資格取得は自分がやったと胸をはって言える成果だ」と応援いただき、再挑戦を決めました。

2.学習開始時の保有資格、得意科目・不得意科目

(1)保有資格 :日商簿記2級、FP2級、ITパスポート
(2)得意科目 :運営管理、経営情報システム、中小企業経営・政策
(3)不得意科目:財務・会計、経済学・経済政策、経営法務(金融機関なのに数字が苦手

3.学習スタイルとそのメリット・デメリット

(1)学習スタイル TAC 個別DVD講座

(2)メリット

①講義を自分のペースで組める
趣味でやっている武道の関係で土日に予定が入ることが多いため、
土日が空いていればどちらか、土日が稽古になるなら平日、と講義スケジュールを変えていました。
もっとも、GW以降稽古に行く余裕はほとんどなくなりましたが…

②他人に振り回されない
他人がやっていることが気になってしまう性分の私は、壁に囲まれたDVDブースが最も集中できる場所でした。

(3)デメリット

すぐ質問ができない(webでできるけどすぐ返ってこない)」に尽きます。
個別DVD講座のデメリット二次試験に入ってから痛感しました。
文章のクセや足りない部分を自分で改善するしかなく、苦労しました。

4.合格までの受験回数、学習時間とその作り方

1次試験:1回、568時間
2次試験:1回、150時間

■学習時間の作り方

受験生の多くが「朝や通勤時間」を勉強時間にあてていますが、
私は通勤が3駅と短いためポケテキを暗記するくらいにしか使えず、
朝が弱かったので勉強は一切しませんでした。
会社の制度改革で、4月から19時以降の残業が禁止になったことは
追い風になりました(ただ、仕事が回らなくなると朝に出るのですが…)。
勉強は夜に1~2時間土日にまとめて5~6時間でした。

5.合格までの学習法

(1)一次試験

① 基本講義
各科目:基本講義→TACのトレーニング(1回転)→スピテキ(講義後1回転、養成答練前にもう1回転)→養成答練
財務:基本講義終了後、過去問を分野別に解きました。過去問を1~2月は2回転、3~4月はスピテキを3回転。

② GW
GW前に道場のセミナーに参加し、初めて受験生や現役診断士の先輩にお会いしました。
合格後のイメージをつくることで、「絶対に合格する」という強い気持ちを持つことができました。

③ 完成答練
過去問タテ解き(1回目)→完成答練(1回目)→過去問タテ解き(2回目)→完成答練(2回目)
中小はトレーニング回転・スピテキ回転・答練の復習が中心でした。

④ 模試 合計427点
この頃一番の苦手になっていた経営法務(49点)は、
暗記事項を表にまとめて繰り返し見ることで、
頭が整理されるようになりました。

⑤ 模試後~本番
本番前は1週間有休をとり、1日に3科目回すことを目標に
過去問、完成答練、養成答練、模試、直前講義のレジメをすべて一回転し、
苦手な分野はさらにもう1回転しました。

⑥ 本番

経済52 
 財務76 
 経営61 
 運営62
 法務68
 情報48 
 中小60     合計427

今年の情報は荒れましたが、基本的な問題(A~Cランク)を解けていれば、足切りは少なくとも回避できます
やはり「他人が間違えない問題を確実に解く」作戦が一次試験の鍵だと思います。
(2)二次試験

一次試験終了後、燃え尽き症候群業務繁忙が加わり、
8月はほとんど勉強できませんでした。
8月の終わりごろ「ここで落ちたらもう1年だ」と立ち直りましたが、
かなりドロップアウトの危険がありました。

① 過去問(5年分×4事例)
過去問を解いたあと、ふぞろいや解答例をみて、
足りなかった論点やキーワードを本テキストに戻って確認しました。
電車では過去問の与件文と問題の解答を繰り返し読み、言い回しになれました。

② TACの答練(3回分×4事例)
「書き方のルール」を確立することを重視し、
解答と見比べながら、 よりわかりやすい文章になるよう書き直すことや、
解答例の写経を繰り返しました。
ただ、先にも述べたように、二次試験では個別DVD講座の弱み「すぐ質問ができない」を痛感したため、
複数人が集まる場所に参加し議論することができれば、より思考が深まったと思います。

6.学習時・受験時のエピソード
筆記の合格発表は会社のPCで見ました。「Ctrl+F」で検索したら、
自分の受験番号に黄色のマーカーが引かれていて、
思わずあったーと叫びました。
診断士の資格を持っている上司と部長に

「これで診断士の仲間になれるぞ!」と言われ、合格を実感しました。

7.これから合格を目指す方へのアドバイス
私は勉強時間も少なく、解いた問題数や事例数も決して多くありません。
少ない時間の中で効果をあげるために、選択と集中を重視していました。
心を決めたら、後は脇目もふらず突き進むのみです。

①自分が決めた教材を繰り返し解く、浮気しない
②間違えたところはできるまで何度でも繰り返す
③過去問のA?Cランクも完璧に解けるまで繰り返す

8.最後に
道場のブログを知ったのは2014年12
TACのカリキュラムでは3科目目の運営管理がはじまった頃でした。
先輩方の体験記を一通り読み、分に最も合いそうな勉強法を取り入れ、実践しました。
GW前に折れる寸前だった心を立ち直らせてくれたのも、試験に合格できたのも、道場のおかげです。
ありがとうございました。

~~~~~寄稿ここまで~~~~~

いかがでしょうか?

たきもさんの合格体験記の良いところは、
理性と感性のバランスが取れていることだと、私は思います。
きちんと章立てして、情報を整理している一方で、
無味乾燥ではなく、感じたこと・考えたこと・想いもしっかりちりばめられている。
そして、学習の課程で常にPDCAを回し、振り返りと対策を繰り返しています。

診断士の試験は、冷静な思考と熱いハートのふたつとも必要なのかもしれませんね

余談ですが、たきもさんは昨年5月の道場春セミナーにご参加いただきました。
そのとき今年初めて受験なんです。財務が苦手で。。。計算が出来ないんです
って仰っていました(*^^*)
その初々しい姿を懐かしく思い出します

そのたきもさんも、いまや立派な診断士!いや~、すばらしいですね。
これからのご活躍が楽しみです。

たきもさん、ありがとうございました!

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