【2016年合格目標】12月からはじめるストレート合格戦略
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こんにちは。おはともです。
二次試験の合格発表を待っているみなさん。
いよいよあと2日ですね!!!
生殺しのようなこの状態からもあと2日で解放される。。。。
昨年の私は、「殺すならひと思いに殺せ~!」みたいなことを言いながら
発表の日までどっちつかずの宙ぶらりんな日々を過ごしておりました。
さて、今日は「12月からはじめるストレート合格戦略」と題してお送りします。
昨年診断士試験を受験した私は、結果としてストレート合格を達成しました。
私が行ったことをご紹介しつつ、まずは1次試験ストレート合格を果たすための戦略をお伝えします。
1.なぜストレート合格を目指すのか
そもそも、なぜストレート合格を目指すのでしょうか?
診断士試験は決して楽な試験ではありません。
受験のために何かしらの犠牲を払わなければならないでしょう。
また、この山を制するためには、自分を制御する精神力も必要になります。
そのような状況を経て診断士試験に合格するためには、
まずスト合格を狙う、ご自身なりの動機がはっきりしているとか、
あるいは高いモチベーションがなければならないでしょう。
まあ、ぶっちゃけ診断士試験の合格を目指す動機は人それぞれです。
要は、ご本人の気持ちがしっかり固まっているかどうかが大事なのです。
ちなみに私の動機といえば、以下のようなものでした。
①トータルでの学習量は最も少なくてすむ
診断士の一次試験は7科目あります。ご承知のとおり1年目は科目合格を狙うという手もありますね。
1年目に4科目合格し、2年目に残り3科目合格で、一次試験に合格するというストーリーです。
でもこれ、私はやりたくありませんでした。
なぜかというと、診断士試験は科目ごとの難易度が毎年乱高下するため、
4科目を必死に勉強して合格ライン(60点)を上回る実力があるにもかかわらず、
たまたまその年にすごく難易度が上がって50点しか取れなかった・・・なんてことが起こるからです。
それって、まるでばくちのようだと思いませんか?
たとえば来年の一次試験で、7科目のうち3科目がとても難易度が高いとしましょう。
その3科目が具体的にどの科目なのかは、試験当日まで分かりません。
それなのに、受験科目を最初から4科目に絞っていいのでしょうか?
確率からいえば、4科目のうち1~2科目は難易度が上がる。しかもどの科目だか分からない。
その状況下で4科目受験し、確実にすべての科目で「科目合格」を勝ち取るためには、
4科目とも80点、いや90点を取れるぐらいの実力を付けなければならないということです。
それって、相当難しいですよ。
ゼロからはじめて60点取れる実力をつけるよりも、60点を80点にする実力をつけるほうが3倍ぐらい努力が必要そうです・・。
でも、7科目同時に受験するならば、どの科目も65点取れる実力をつければ一次試験に合格できるんです。
なぜかというと、以下のようなことが起きるからです。
科目ごとの難易度と獲得点数(受験者の実力が7科目とも65点獲得できると仮定した場合)
科目① 難化 45点
科目② ふつう 65点
科目③ 易化 85点
科目④ ふつう 65点
科目⑤ 難化 45点
科目⑥ ふつう 65点
科目⑦ 易化 85点
総点数 455点で みごと合格!
そのようなわけで最小限の努力で合格したいと思うならば
一度にまとめて7科目勉強し、エイヤ!で一発合格を狙うのが最も効率的だと思ったわけです。
②周囲の犠牲を最小限に抑える
これも私をスト合格狙いに向かわせた重要な要因でした。
受験勉強をするということは、少なからず家族や職場に迷惑をかけることです。
その迷惑を最小限に抑えるためには、やはり一時的には負担をかけたとしても
早く合格することが重要だと思ったわけです。
2.How to スト合格
ストレート合格するためには、「相場観」を持てるかどうかが非常に重要になります。
言い換えるならば、現在の自分の立ち位置と、ゴール地点(8月初旬の日曜日にトータル420点超を獲る)との差が
どこにどの程度あるのかがはっきり分かるということです。
スト合格狙いのスケジュールはおおよそ以下のようになります。
①ゴールデンウィークまでに7科目の基本学習を終える。
②5~6月は過去問・スピ問によるアウトプット重視
③6月~現状把握。科目別戦略の明確化
④7月~本試験までのタスクとスケジュール明確化
この4段階には、それぞれ通過しなければならない関門があります。
①ゴールデンウィークまでに7科目の基本学習を終える。
そもそも、ゴールデンウィークまでに7科目すべての基本的学習が終わらなかった、という人が実はたくさんいます。
受験予備校に通っている方であれば週5~6時間の講義と、それに対応する予習・復習・問題集を解く、と
やることは山のようにあります。
独学の方であればなおさら、途中で「ここ、よくわからないな・・・」とつまづいて
そのまま先に進めなくなってしまうこともあるでしょう。
あるいは体調を崩して勉強できないこともあるでしょう。
その遅れを取り戻しながら、当初の学習計画を崩さずゴールデンウィークまで突っ走ることは
決して簡単ではありません。
②5~6月は過去問・スピ問によるアウトプット重視
この時期に重要なのは、
「理解する」ことと「問題が解ける」ことは全く別のことであり、
問題が解ける状態に自分を持って行かなければならない、ということを認識することです。
その正しい認識が出来ないと、
やみくもにテキストを読み込んでフムフムなるほど!と理解ばかりを深めてしまうなど、
問題を解くためのトレーニングに重点を置くことなく、
的外れな勉強を繰り返してしまうことになります。
③6月~現状把握。科目別戦略の明確化
この時期になれば、自分の得意科目と苦手科目が明確になっていなければなりません。
そして、自分の実力がどのあたりに位置しているのかを知らなければなりません。
ベンチマークのひとつの方法としては、他の受験生の成績です。
予備校に通っている方であれば、中の上くらいのレベルに入っていなければなりません。
点数が予備校受験生の平均程度であれば、実力がやや不足していると認識し、
学習に巻きをかけていかなければなりません。
実はその認識が薄いために、なんとなく試験本番を迎えてしまう人も多いのです。
そして、どの科目で何点を取ってトータル420点以上を取るのか、
得点計画を立ててみてください。
そうすると、どの科目であとどれぐらい実力の底上げが必要なのかが見えてきます。
④7月~本試験までのタスクとスケジュール明確化
この時期は最後の追い込みです。
この時期に何をやるかを間違えるとそれは致命傷になります。
6月下旬頃には予備校の「公開模試」が実施されますので、
必ず受験しましょう。
ここで点数もさることながら、当日の過ごし方、食事、休憩の取り方など
シュミレーションを行い、その振り返りを行って本試験当日の行動を決めるのが重要です。
この「公開模試」を受験するまでに、本試験に必要な学習はすべて終えた状態で臨んでください。
実力もコンディションも万全という状態で模試を受けてみて、
何が自分に足りないかを把握するのです。
模試の結果、自分の課題が明らかになるでしょう。
・苦手科目の点数が40点を切ってしまった
・昼食を食べすぎて午後眠くなった
・緊張と焦りで頭が真っ白になった
上記のようなことは、本試験でおかしやすい失敗の例です。
もしも公開模試でこのようなことが起こってしまったら、
「どうすれば本試験で同じ過ちをしないで済むか」を考え、実行するのです。
上記のとおり、スト合格までの道のりはらくらく~ではありません。
そして必要なのは、スト合格への動機と強い意志、そして相場観です。
一次試験に向けた学習は、試験が近づくにつれてどんどんタイヤの回転速度が上がっていくようなイメージです。
はじめはコツコツですが、ラストスパートは髪を振り乱して全力疾走です。
診断士試験のストレート合格に最も必要なのは自己管理能力かもしれません。
全力疾走できるチャンスなんて人生にそう何度もあるものではありません。
あなたの前にいるチャンスの女神は、ものすごいスピードで走り去っていくのです。
さあ、あなたも全力疾走で女神を追いかけてその前髪を捕まえて!
では今日も素敵な受験生ライフを!
おはともでした。