独学者のスケジュールの立て方

 

師走に入り、寒くなってくるとともに、周りは年末のあわただしさも加わってきましたね!

 

本日は、2016年合格を目指す孤高の戦士、独学者の皆様の、スケジュールの意味と立てかたについてご紹介いたします!!

 

 

スケジュールを立てる意義

早速ですが、独学の方には目からウロコの一言を、独断と偏見で書かせて頂きます。

独学と受験校利用では、インプット/アウトプットには実はそこまで大きく差はありません。

ああ、書いちゃいました…。

 

もちろん私は受験校に通ったことがありません(通信は利用経験あり)ので、正確に判断できるわけではありません。

ただ、一次試験は「覚えること」に主眼が置かれますので、TACの市販のテキスト/スピ問/過去問をしっかりやれば十分対応できると確信しています。

では、どこに大きな違いがあるのか?

それは「強制される環境にあるか」です。

 

これは本当に大きいです。

 

今日ちょっと勉強するの面倒だな、と思う日もありますよね?

そんな時、予備校に通っていると「高いお金払ったし…(友人とあの論点について議論したいし、帰り道に本屋よれるし、あのかわいい人見れるし…)」など、面倒くさいに打ち勝つ「理由」がそれなりにあったりします。

一方、独学だと、「今日は疲れたし…(○○をせなあかんし、眠たいし、風邪気味やし、昨日飲み会やったし…)」など、言い訳がどれだけでも思い浮かび、勉強しない自分を正当化しようと襲ってきます。

これに目を付けたのがライザップで、sunk costの効果を上手く生かしたシステムを構築しています。

極論すれば、独学か受験校か判断する際には、理由にお金を使えるか?というポイントが判断基準になるでしょう。

 

でも、あなた方は独学で合格すると決めたわけです。

独学で合格を勝ち取るには、これに打ち勝つ意思の力が絶対に必要です。

ただ、誰もが最初から強固な意志を持っているわけではありません。

 

ではどうすれば良いのか?

綿密なスケジュールを納得いくまで考え抜き、自らの手で作り上げるのです。

この意思を作り上げるための道しるべになるのが、スケジュールなのです。

 

 

 

スケジュールの立て方

①学習必要時間の把握

診断士試験の学習で必要な時間はよく1000時間前後と言われます。

1年間で達成しようと思うと、

1000時間÷52週=19.23時間/週

が必要な勉強時間です。

 

みなさんの学習進捗度にもよりますが、私は「平均が1000ならそれは超えよう」と思いました。そして自分が勉強できると思う一週間の時間を精査し、25時間/週(1300時間/年)を目標として決めました。

これは必ず超える。なぜなら合格するためには、〇〇することが必要で、△△という理由で時間が確保できるから。

皆さんも、自分なりの理由を作ってみてください。

尚、進捗管理を行うためにかならず勉強時間は記録してください。

ここは過去記事を参考にしていただければと思います。

 

②大まかな目標を立てる

漫然と勉強をしていくというのは、精神的にもかなりきついものがあります。

また目標を定めず勉強してしまうと、独学者の陥りやすい罠である「完璧主義」が顔を覗かせます。

受験校ではもっと効率良く、自分の知らない、とても素晴らしい勉強法をやってるんじゃないか?とどうしても思ってしまうからです。

私は一次すら通らなかった2年間そう思っていました。(そう思わないためにもTACに通うという選択肢はアリだと思います。)

どういう勉強をしていようが、学習範囲も受ける本試験も一緒です。

分からなくてもとりあえず7割理解してればOKくらいの気持ちで割り切って進めていくことも重要です。

 

そのため、大手予備校のスケジュールを参考に、「ここまでにどういう状態になっていなければならないのか」を考え、自身の学習予定を作成していきます。

一次試験までのスケジュールを大まかに区切れば、一般的には下のような形になるのではないのでしょうか?

 

導入期:スピ問を完璧に

中間期:過去問を完璧に

=一次模試=

完成期:過去問マスターを完璧に

=一次本試験=

 

もちろん大手予備校は、学習がより効果的になるようスケジュールを組んでいると思いますが、参考にするにしても、しないにしても、自分で「なぜここまでにこの科目がこの程度仕上がっている必要があるのか」、を真摯に考え、スケジュールを自分で作ることが大事です。

他人に決められたスケジュールに疑問を持ちながら学習するのではなく、何かを参考にすることはあっても「自分で考える」ことはやめない。

桜木花道の言葉を借りれば、独学者には「ダンコたる決意」が必要になりますが、それを少しでもぶれさせるような要素は全て取り除く必要があるのです。

 

また、二次試験に手を出すべきか、と言うのも一つの議論の対象となることがありますが、私は手を出さなくても良い、と思います。

一次試験に絶対落ちることはない、と自信があれば良いですが、明後日の準備をする余り、明日コケていては本末転倒です。

 

振り返ってみて、私がオススメするのは、正月休みに1日だけ、二次過去問を一年分一気通貫で4事例取り組むこと。

それも難しければ、解答は作らず、与件文と設問を読み、何を聞かれていて、どの辺にヒントが載ってそうかを考えるだけでも良いと思います。

勉強する必要はないと思いますが、どんな試験か知っていることに越したことはありません。

前者なら一日、後者なら5時間くらいで済むのではないでしょうか?

 

③教材とともに覚悟を決める

先ほどから何度も書いてきておりますが、独学者の悩みの最大のものは、周りがどんな勉強をしているかわからないので「教材(自分の勉強方法)を信じ切れない」ことだと思います。

私も特に一次試験対策では、自分の取り組んでいる教材に対して「本当にこれで合っているのだろうか」と不安になりました。

道場にもよく「答練は…」とか、「完成答練はこうすべし!」みたいなことが書かれているのを見て、「おいおい、TAC生は特別な対策をすることで一歩も二歩もリードしてるんじゃないの?」と疑心暗鬼になり、結果、現在取り組んでいる教材の学習に身が入らないという時期がありました。

でも、一次試験に関してはTAC市販の三種の神器「スピテキ・スピ問・過去問」同友館の過去問マスターシリーズをやることで、ほぼカバーできていると思います。

これを信じて、手を広げず、まずこの4つを3周回す。

これを短期目標としてやってみましょう。

 

スケジュールの立て方と銘打っておきながらこんなことを言って恐縮ですが、独学者に重要なことは「自分で考えること」です。

何をするにも自分で考え、行動することで、独学者にしか得られないものが必ずあると思います。

 

覚悟を決める!

 

 

myaでした。

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