スポーツ選手から学べること
東京の暗さに少し慣れてきて、今までが無駄に明るかったんだなと感じます。また、出張先では街の明るさにちょっと驚くことが最近多いです。
こんにちは、らいじんです。
この記事は札幌で書いているのですが、札幌の街も明るくて、活気があります。この前行った福岡も大阪も名古屋もそうだったなぁ。やっぱり明るいほうが人は元気が出るのでしょうかね。
さて、今日の題名は「スポーツ選手から学べること」。何のこっちゃの人も、多分あれね、の人もいるでしょうが、お付き合いくださいな。
スポーツ選手って、げんを担ぐ人だとか、自分の行動にいろんな決め事をしている人が多い。統計データを持っているわけではないけど、多分間違いない。例えば球場に入るのは左足からとか、大事な試合の日やその前日には何か決まったものを食べるとか、試合前のパス練習は誰とやるとか、準備運動は試合開始前2時間前に開始するとか。理にかなってそうなことから、馬鹿馬鹿しいと思えるものまで様々。
スポーツをやってたころの自身(決して名選手ではなかったですけど・・)を振り返ってもスパイクは左足から履く、テーピングは試合前の練習を終えたあとに巻くとか、いろいろルールを決めてたな。
シーズン中、試合がある日のイチローの行動が、ほとんど同じなのは有名だね。
スポーツ選手が試合当日に心がけることは、何か。それは、練習の成果を発揮すること。すなわち練習してきたプレーを試合でそのまま行うこと。本番で急に練習以上のことができるわけがないからね。
だから、いつもどおりのプレーをいつもどおりにやるために、いろいろな決め事をしておいて、それらをひとつひとつ通常どおり、普段と変わらず処理していくことで実力を発揮するようにコントロールする。意識している、していないにかかわらず、こんなことをスポーツ選手達は知っているから、決め事好きが多いんだ、というのが私の推測。
ここまで読んでいて、試験勉強と似ているな、と感じた人は鋭い・・
っていうか題名が「スポーツ選手から学べること」だから、わかるか。
そう、このプラクティスは、とっても診断士試験にも有効。
といって、「なるほど、決め事をしておけばいいんだな。試験会場には右足から入るとか、決めておこう」とか冗談でも笑えないところに思考を持っていかないでね。悲しくなるから。
スポーツ選手の話から汲み取るべきことは、大きく分けて2つ。
ひとつは、練習の段階で勝てる実力をつけておかなければ、まず勝てる見込はないということ。試験で言えば、合格できる知識を持って試験に臨まなければ、よっぽどの奇跡が無い限り合格しないということ。
もうひとつは、本番で普段どおりのプレーをすることが、実はとてつもなく難しいということ。これは主にメンタル面での作用が大きいから、試験でも、普段解けるような問題も解けないことが普通に発生するということ。
そんなこと十分知っているよ、と感じている人も多いかもしれないが、本当に理解している人は意外といないんじゃないかな。「そんなこと自分には起こらないよ」なんて思っている人ほど危ないね。
ここまで読んで、でもこれって全て自分のことだよね。と気付いた人がいたら、それはとっても良い気付き。そう、これまで相手が強い、弱いだとか、試験の難易度が高い、低いなんて話は一切書いてない。全て自分でコントロールできる範囲の話。今日の話しは、学習をしっかりと進めた前提で、その実力を発揮するためには、意識しておくべきことがありますよ、というのが要点。
では、どうするか。そのヒントはこれまでのエントリーに沢山。自分なりの答えが出ていないなら、以下の記事を再読して考えてみることは、やっておいて損は無い。できれば自分なりの考えをコメントに入れてもらえると嬉しい。自分だけのノウハウだから書きたくないなんて小さいことは言わない。断言しますが、ノウハウの提供は、自分の理解度を飛躍的に高める良い方法だから。
その1、その2、その3、その4、その5、その6、その7、その8
最後にもうひとつ。これは成績優秀者向け。一流スポーツ選手になると、試合中にアドレナリンが分泌されることによって生じるパワーアップを考慮しながら、自分の力が出過ぎないようにコントロールする。
成績が文句なく優秀な人が、特に2次試験で陥りやすい失敗は、自分の能力を100%発揮させようとするあまり力が入りすぎて、いつも以上の答案を作成してしまうこと。普段作っている答案の方が、内容はともかくとして、点数を取れる答案なのにね。
では、今日はこれまで。
by らいじん