【中小】ちょっと使える「中小企業施策利用ガイドブック」

こんにはscissorsきょくしんです。

さて、いまごろは中小企業経営・政策のど真ん中ですね。今日は、中小企業経営・政策についてのテーマです。

とはいっても、すでに昨年の執筆陣の勉強アドバイスが丁寧かつ十分です。
ぜひ、画面左下の「中小企業経営・政策」のタグクラウドをクリックしてこれまでの関連記事を読んでみてくださいね。グラフのサブタイトル攻略など、学習ポイントが書いてあります。

この科目は、ネタの大部分が、中小企業白書と中小企業施策利用ガイドブックの2つです。だから、ある程度学習範囲は絞られてきます。

でも、景気動向や社会背景と関連付けしたりしないと、諸々なかなか頭に入りにくいですね。だから、私も、記憶の積み上げ方、が特に重要と感じた次第。今日はこんな内容で少々。

★基本作業★

基本的には他の科目と同じ。講義を聴いて(テキストを読んで)、スピード問題集をやる。しかし、過去問は内容が変わっているのでやらなくてよし。

関連付けて自然に頭に入れることが大事なのですが、暗記をする部分、知識に不安な部分がどうしても残ります。

私の場合、基本的にレジュメは作らず、ポイントを項目ごとに付箋紙に書いていたので(単語カードに書くようなもの)、それをテキストにぺたぺた貼っていて、机の前の壁に貼り替えて覚えたり、ノートに張り付け直して移動時間に見てみたりしていました。たしか中小では付箋紙メモは110枚くらい。ちなみに付箋紙の大きさは、1枚4×5cm程度です。

類似の施策を横にならべて違いを観る(串刺し記憶の横串での比較、縦横マトリックスでの比較暗記です)、覚えられたものはノートの別なページに移す(記憶カード代わり)。こんな動作でだんだんと頭に馴染んでいきます。オヤジは身体で覚える!って感じです。

★中小企業経営★

原典は「中小企業白書」ですが、これはWEBに掲載されてい手軽に見られますが、あまり読む必要はないと感じています。テキストには全体の論旨と重要論点が抜粋されていましたので。
グラフや表の解釈について原典を参照してみようと思って、私も2回ほど調べてみましたが、講師に聴くほうが早かったです。
テキストに引用されている部分はほぼ原典どおり。特にわかりやすいわけでもない。囲み記事の事例紹介が結構面白いので、ついそちらを読んでしまうのですが、受験勉強から離れてしまいます(笑)。

あと、どうしても頭に入りにくい時は、講義に2回出ることもしました(なるべく違う先生の解説を聴く)。説明にも変化があるほうが覚えやすいですね。

★中小企業政策★

原典は「中小企業施策利用ガイドブック」。これもWEBでダウンロードできるし、商工会議所でも無料でもらえる。私は、通勤途中で立ち寄ってもらってきました。

頻出論点はテキストにきちんと抜粋されているので、基本的にはこのガイドブックも読む必要がありません。理解しにくい部分や頻出論点の内容確認のために、参考に見てみましょう!という程度です。

でも、こちらは中小企業白書より、多少役立ちました。テキストを読んで頭に定着しにくいところ、他の施策と混乱しそうなところは、このガイドブックを参照しました。 

(役に立つ点1)

基本的に予備校のテキストには重要事項がきっちり抜粋されていますが、このガイドブックだと各施策が各1ページにまとめてあって見やすい。

また、だいたいどの施策も、「対象となる方」「支援内容」「ご利用方法」の3項目にまとめて書かれています。だから、頭の整理と、串刺し暗記(よこ串での比較)に便利です。

(役に立つ点2)

細かい点も含めてまとめて書いてあり、行間がつながって頭に残りやすい

たとえば、頻出論点である「新創業融資制度」について。テキストでは触れられていないこんなことが書いてある。

「金融業、一部の風俗営業業種、一部の遊興娯楽事業等はのぞきます」

・・・これって街金、フーゾクはNGってことじゃん。

こういう事業は創業・雇用拡大の支援はしないんだなあ。だいたい設備資金7年以内運転資金5年以内という貸付期間も、こんな出入りの激しい業界には合致していない。無担保・無保証だから、すぐ逃げられちゃうだろうし・・・・。

なんてことが推測できる。行間がつながってわかってくる。
こんな例外規定はテストには出ないと思うけど、継続的な雇用拡大を狙った創業支援の概要は、すっと頭に入りますよね。

(役に立つ点3)

インデックスが充実していて、施策の内容のカバー領域が確認できます。
ただし、これで覚えるわけではなく、頭がこんがらがったときにちょっと確認程度に使えます。たとえば、農商工連携は、融資、補助金、相談など、ほとんどすべての支援制度がそろっている、なんていうことが確認できます。ただし、この表はあまり詳しくないので、あくまで施策のカバレッジの確認です。

このガイドブックは全体で200ページ弱ですから、「自分が覚えにくいところや頻出論点に限って、確認のために原典を調べる」という感じで使ってください。テキストで覚えられれば参考にする必要ありません(その時間は他のことに振り向けてください)。

とはいっても、合格体験記の鵜呑みはキケン、と以前書きましたので、白書とガイドブック、ぜひご自身で使えるかどうか、一度見ていただくことは良いと思います。深入りしない程度に。

中小企業経営・政策はボリュームの少ない科目ですので、しっかり60点以上取っていきましょう。

それではまた

byきょくしん

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です