二次模試の活用法~mya編

そろそろストレート生のみなさんは、予備校講義も相応にこなれてきて、過去問もなんとなく3年分くらいはやってみて、予備校の模範解答を見て肩を落とし、「ふぞろい」を見て「そうやよな、アレは無理でもこれなら書けるかも…」などと思いを巡らせ始めたところではないでしょうか

私から、本日は二次模試の活用法について、ご提案を一つ(NICOさん、すみません…)

 

 

二次試験模試と一次試験模試の活用法の違い

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・一次試験模試 → 力試し、知識の補完、本番のリハーサル

・二次試験模試 → 本番のリハーサル

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二次試験模試は一次試験模試とは全く別のものです。

一次試験は知識を問う問題が主であり、一次模試では出題される文章に多少違いは見られるものの、解法や答えが本試験と違うということはありません。なので「あーここ覚えていなかったなぁ」などと振り返り、復習し、新しい知識を覚えていくプロセスも有効な勉強になりました

 

しかし二次模試は違います。二次試験自体、道場6代目メンバーがそれぞれ繰り返し伝えている「山登り」であり、それらは全て道なき道「のように見える道」をいく、サバイバルです

そしてなごがこの記事で言うように、二次模試は本試験とは似て非なるもの。

美しいまでに練り上げられた与件文、無駄のない設問は、予備校がおいそれと真似できるものではありません

さらに出題される問題も予備校独自のもの、採点基準や正解ですら予備校独自のもの

全く同じ解答が正解として本試験に出題される可能性は常識的に考えて、皆無でしょう。これでは自分の力試しに使おうと考えても、一次模試より精度は落ちるものとなってしまう可能性が高いです

 

じゃあ二次模試はどのように利用してやろうか?

二次模試が二次本試験と似ているところを考えてみると、

 

・与件文の大まかな構成・文字数

・設問構成・文字数

・解答用紙の作り

・解答時間

・使える筆記用具

・休憩時間

・受験地及びそこまでの経路(これは人によりますが)

・周りの雰囲気(今年の二次受験生)

 

…と、まだまだあるでしょうが、ソフトである試験内容以外は結構活用できそう

 

ということで、大前提として一次模試同様当日のリハーサル(動きのチェック)はするものの、何かかましてきたい

では、80分間のお作法」を複数試してくるってのはどうでしょうか?

 

 

80分間のお作法

何やら80分間のお作法…という聞きなれない言葉が聞こえてきましたが、皆様ご存知でしょうか?

二次試験においてかなり重要なキーワードながら、カテゴリにないので初めて聞いたなんて方もいらっしゃるかもしれません

80分間のお作法とは、ズバリ80分間で事例に向き合い、解答を作り上げる際の手順」のことです

 

これが本当に合格者全員違うから面白い!

マイお作法を作り上げて、精度を高めていく必要があるのですが、一から作っていては時間もありません。

ならどうするか?

 

そう、答えを見ればいいんです

 

「ふぞろい最高点の解答を自分でも作れる方法」を作り上げることを目標に、様々な先人(合格者)のお作法(≒テクニック)をたくさん見て、たくさん試して、自分に合うものは残して、合わないものは捨てればいいんです

それを繰り返していくうちに、「自分はこうする癖があるから、ああすべきだな」とか、自然と工夫するようになるはずです

(ただし、常にふぞろいの解答に近づくにはどうしたら良いかという視点から解答を振り返る作業は必要です)

 

そして、なんと、朗報です!

このお作法について、なんと道場の偉大な先人たちがヒントをたくさん残してくださっています

これは見るしかない!

 

くどいようですが、80分間のお作法は自分自身が作り上げるものです。ですが、ゼロから全部自分で作る必要はない、と私は思っています

まずは基本の型になるものを試してみる。

そして、それを何度も何度も使って回答していくうちに、自然と基本の型の応用(自分に合ったお作法)の必要性に気づきます。

基本の型を少し修正し、また使う。そしてまた修正する…と繰り返していくことで、お作法は洗練されていき、最後自分の手元に残っているものはオンリーワンのお作法です

 

ということで、こんな緊張感のあるところでいろいろなお作法を試せる場所は模試だけです!

まだお作法が完成していないという方や、自分のやり方がどうもしっくりこないという方、そして何か解法に不満や疑問をお持ちの方がお見えになるのであれば、いっそ色々なお作法を模試で試してみるというのも一興かもしれません

 

合うか合わないかは実際に使ってみて、初めて気付くものだと思います。そして、道場の先人の方々が示されているお作法は素晴らしいものばかりです

 

新しいお作法を模試で試すか、試さないか…は別として、模試では是非ご自身のお作法を試してきてみてください!

 

 

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