二次試験の「書く」テクニックとは?
皆さん、こんにちは!道場メンバーからは「残念なイケメン」と呼ばれているNicoです
先日は夏セミナーに出席させて頂き、プレゼンまでさせて頂きました。
ご参加下さった皆様、誠にありがとうございました!
皆様にとって少しでも、有用なセミナーになっていますと幸いです。
ご参加できなかった皆様、夏セミナーのレポートはおはともが纏めてくれますので、お待ちください。
さて、そのセミナーですが、私自身が参加者の皆様と話をさせて頂いて、感じたことがありました。
それは、「読む」⇒「考える」⇒「書く」の解答作成フローで自分の躓いている所があやふやになっている方が多い、ということです。
まさしく「わからないことがわからない」状態で、このままだとなかなか改善策も立てられないですよね。実際Nicoもそうでした…
この「わからないことがわからないこと」の対策は、私は一つだけだと思っています。
それは、過去問や答練、模試を解いていく中で、自分の解答作成フローのどこに問題があったのか「気づき」を増やしていくことです。
「気づき」を増やすには、良質と思われる解答や解答までの導き方をとことん観察することです。ここでの「良質」は「自分がこれくらいだったらマネできそうだ!」と思えるもので良いと思います。
良質と思われる解答を参考にすることで「書く」能力が鍛えられます。
良質と思われる解答への導き方を参考にすることで「読む」「考える」能力が鍛えられます。
是非、頑張ってトライして見てください
さて、今回のテーマは「学習スケジュールの立て方」だったのですが、そちらはmyaに振るとして(無茶ぶりですみません)、セミナーでお話させて頂いたプレゼンパートでかなり評判が良かった(と勝手に思っている)、「書く」テクニックについて、プレゼンの内容+αでお話をさせて頂きたいと思います。
「書く」ことが苦手な人、本当に多いですよね
前回の記事でも書かせて頂きましたが、私も超苦手でした
それでも何とか合格答案レベルまで、持ってくることができました。
何を意識したのか、という部分を具体的に述べたいと思います。
<書き出す前に意識したこと>
重度の方眼紙アレルギー持ちのNicoは、どんな問題でも書き始める前に2~3つの論点を持つことを心がけることを意識しました。
ここでは特に論点をイメージするだけであって、文章の長さなどは気にしません。
思い浮かぶ場合は、すぐに問題用紙に書き込みました。
逆に思い浮かばない場合は、与件から引っ張り出したり、フレームワークを使ったりしながら、無理やり捻り出し、とにかく言いたいことを2~3つ思い浮かべるようにしました。
あとはそれをマスに埋める様に文章化するだけですので、アレルギーが解消され、気持ちがスーッと楽になりました
<書き出す際に意識したこと>
書き出す前にイメージした後は、「どのようにして制限字数内に文章を収めるか」ということが重要でした。
そこでNicoは下記のことをしました。
①名詞化する
これはグッと文章が引き締まるコツです。例を挙げて説明します。
A)失敗した要因はずさんな生産計画、進度管理を行っていた点であり、また、作業者が成り行きで管理をしていたことで、納期の遅延が発生したためである。(70文字)
B)失敗要因は①生産計画の不足、②進捗確認の不足、③作業者の成行管理による納期遅延である。(43文字)
AとBで言っていることはほぼ同じですよね?それでもAとBで27文字も差ができます。
例えば、この問題が「100字以内で要因と対策を求めよ」となっている場合、Bは対策を書くマスも多くなりますので、確実にBの方が多面的に盛り込めます。
また、名詞化して書く癖をつけておくと、空欄の調整がしやすくなります。
空欄調整は「短く⇒長く」は簡単ですが、「長く⇒短く」は意外と難しいものです。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Yahooトップニュースのトピックスのテキストは最大13文字なのですが、こちらにも意味があって、短時間で情報を咀嚼しようとしたときに、一目でわかるという効果があるみたいです。(参考記事はこちら)
診断士試験とはやや違う観点かもしれませんが、文章を短くしていくことで情報が伝わりやすくなることは間違いありませんね
②キーワードを使う
これも文章が引き締まるコツです。例を挙げて説明します。
A)複雑なデザインでもより縫製しやすい設計にすることで、設計しやすくなり、担当者の削減できる。
B)組立容易性の向上や設計業務の効率化が図れ、収益性が高まる
Bでは、「組立容易性」というキーワードを使用しています。
このキーワードを使うだけで、グッと引き締まりかつ「オレ一次試験の知識を使ってるぜ!」アピールができてますよね。
文章もスマートに見えませんか?
実際に診断士になって、中小企業の社長に診断報告書を見せる際はAとBでどちらの方が、聞いてくれそうでしょうか。(きりのこの記事っぽいですね)
事例別にキーワードをしっかり抑えることは二次試験では重要かと思います。
予備校での答練や模試、または「全知識」を参考にしてみてください。
以上が、「書く」テクニックとなります。
今後も二次試験のノウハウの部分を中心に私が取り組んできたことをお伝えできればと思っております。
乞うご期待!
Nicoでした。