「僕にはまだ帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない」という名言から考える2次試験。

夏期休暇を東京ディズニーランド(以下TDL)にて過ごしているので(一部)これをホテルで書いている和尚でございます。

台風一過のあと、株価同様安定しない天気の今週、皆様いかが無事おすごしでしょうか。

先般、なご&和尚(助っ人のIさん、Sさんありがとう)の大阪セミナーを開催しました。
会は盛況で場所が中心街から離れたところにも関わらず集まっていただいた皆様、
ありがとうございました。

今日はそのときの、近鉄特急アーバンライナーデラックスシートにて
大阪へ移動中の車内での二人の会話(一部脚色)から。

 

和尚「実は、TDLって楽しめないんですよ」

なご「どうして?」


和尚「だって、いろいろ考えるじゃない?例えば、東京ディズニーシー(以下TDS)では某クマのキャラクターの販促に力いれてるけど、あれは日本で創出したキャラクター
で本国にパテント払わんでいいから利益が高いのか?とか」


なご「うーんそれね。私もあの笑顔が素敵なキャストについて、私語はないか、あくびをしたりため息をついていないかとか、人的管理の問題をモチベーションの低下を踏まえてこっそり観察してしまいますよ」


和尚「そうそう、売店の土産物をひっくり返して見て、製造元が千葉県の中小企業だと、地元の仕事創出にはなってるんだろうけど、どれだけの安値の原価で納入しているのだろうかと、つい考えちゃうよね」

 

和尚はそもそもTDLとかあまり好きくないから、こういうことを考えるのかなぁと思っていたら、
なご氏もこういうことを考えてたので、ちょっとだけほっとしました。

和尚のちらりと考えたことの一片を。

TDLは見習う点がたくさんあります。例えば、上述某クマキャラ(くまもんではない)の販売方法はわたしは評価しています。
なりふり構わず「売らんかな」ではなく、どのような経緯で黒いネズミと友達になったのか、という
「ストーリー」
(参考図書:ストーリーとしての経営戦略/楠木建、内容はちと違うが確固とした物語を構築するのは同じ)
を構築した上で、徹底してぶれずにそのお話を園内で劇など、園外ではHPで繰り返し語る。

そもそもネズミとクマが友達になれるのかという論理性はぶっ飛んでいますが、まあ既に彼は犬やアヒルとも友達ではありますから、いまさらクマと友達になっても驚かないですが、そうしたストーリーの構築は丁寧になされている感があります。

そしてその物語に共感できる顧客を増やそう→そうすれば自動的に売上も増えるだろう、という確固たる戦略が見えます。

さらに、TDSでしかそのキャラクターは存在しない(=TDSしか売らない)という稀少性まで加えたところに、オリエンタルランドのすごさを感じております。
こうした考え方はこの診断士試験にある程度役に立つのではないかと、そう思っております。

また前座の話が長くなりましたが、今日は2本立て、さっそく行きますよぉ~。

 

 

1.この時期の計画について(の所感)
今回与えられたお題はこれです。具体的な勉強施策については。昨日のきり記事を読んでいただきたく。もう今読んでしまって自信喪失なわたし。。。
さらに、そもそも計画等の履行についていささか自信のない私、ですのでタイトルも「(の所感)」とさせていただいて、思うところを述べさせていただこうかと、思っております。

実は私は高校生の時代から勉強の計画表は作るもののそれを着実に履行すること、というのは多少苦手でした。
ですので、緻密な計画が必要とされる定期テストは出たとこ勝負の実力テストと比べて苦手でした。
余談はさておき、
私も含めて一番、皆様に共通する悩みはこうではないでしょうか?
「計画は綿密に立てるものの、それが履行できない、また履行できないときに、
①徹夜してでも計画に追い付くべく努力する。
②一旦白紙撤回して、改めて計画を策定、PDCAサイクルを回していく。
のチョイスに悩むんだわー」

・・・私は②を選択しておりました。

まずこれをご覧ください。


和尚が去年使っていた計画表です。(順番がさかさまなのはご愛嬌、てことで)
よくみると、計画の欄はあらかじめ行事がある場合、私にとっての追い込み時期である9月下旬~10月中旬には解かねばならない過去問の印字はされていますが、計画の段階では鉛筆書きで対応しています。

なぜか?

当然、1週間単位での計画は立ててます。
ただ、計画倒れになって「俺はできない人間なんだ」というモチベーションの低下を防ぐために、あえてこうした、というのが正解でしょうか。勇気をもって自分の精魂こめた計画を白紙にして、改めて計画策定にまい進することは大事だとという思いがひとつ。
もうひとつは、記録ダイエットというのがあるじゃありませんか、
あの感覚で、
自分はこれだけ勉強したんだ!
というあとから見返してのモチベーションの維持に利用していた記憶があります。

ただし、計画が履行できなかったときに、勇気をもって白紙撤回するのは構わんと思うのですが、

試験日までの日数と自分の理解状況を俯瞰して
再度綿密な計画を策定する

ことが大事だと思います。

私は勇気ある撤退の場面はは実際にはあまりなかったのですが、多少の撤退、例えばL●Cの過去模試は事例Ⅳのみ解き、あとは捨てた、とかは行っております。

自分が勉強をしている間はどうしても
「猫の視野」になってしまうものです。
そこをあえて、鳥の視野で俯瞰し、改めて計画を立案する、
これが大事かと思うのであります。

ただ、この和尚、診断士の勉強は非常に楽しいものでありました。自分の思い通りに動か(動け)ない部下や同僚もいないし、訳の分からんことをいう上司もいない。

要するに、自分が指揮官(=計画立案、状況の俯瞰)であり、かつその忠実たる部下(勉強の履行)を行っていく状況は、実際の仕事と比較してストレスは格段に低かった、ことを覚えております。

こうした考えで私は乗り切りました、ということだけはできそうです。

 

 

2.和尚の財務スペシャル投稿の解説①
予告通り、
ここ
で財務特講やる、て宣言したので、一応2次に向けた記事を投下してきました。今回の内容は企業価値の問題です。

注意して頂きたいのが、うみの記事でも、おと記事でも、他のメンバーが提案しているとおり、
まずは他人の解法の物真似でよい
=財務で言えば個別問題に対する解法の修得に努めるべきである、

ということは全く否定しません。
和尚が
この記事
で申し上げげたとおり、
まずはやってみる(=アウトプット)、そして痛い目にあう(全くピンボケ解答してどこがダメなのかウンウン唸ってみる)ことが大事である
のはいうまでも有りません。

ただ、2次試験の準備時間が少ないがゆえに
座学(=基礎力の充実、インプット)の部分をやや疎かにせざるを得ない、
という状態を和尚は危惧しております。
当然、そこまでやる余裕がない、とおっしゃる人に是が非でも基礎力の充実を図るための時間を捻出すべし、なんて申し上げる気持ちはございません。
まずは、過去問等でどのような問題が出ているか、確実に解法を覚えてください。

その上で、事例Ⅰ~Ⅲについても同じだと思いますが、特に財務に申し上げるならば、
主要論点について基本的な考え方を修得する
ということを意識して頂きたい。
例えば、今回の企業価値のテーマであるならば

キャッシュバック(利益若しくはCF)÷資本投下=利回り

の式をベースとして感じているか?
上の式で資本投下の部分がいわゆる企業価値であり、利回りとCFを使って導きだすのは、小学生であっても計算可能ですね。

これはうみの記事の帰納的アプローチを補完するものと考えて頂いてもよいのですが、一定の法則性、定理が判然としてくるのが帰納法だと、高校数学で習いました。
ここからすれば、いろんな問題を解きまくったあとには
一定の法則性の存在を考えてみる
ことも、必要ではないかと。
そして帰納的アプローチから一定の法則性をなんとな~くでいいのでつかめたら、今度は一定の法則から各個別問題を考えてみる訓練もしておくことが、
一般的な数学的な考え方の強化
に繋がるのではないでしょうか。

要するに

帰納⇔演繹を繰り返して考えておく、

ということを私は重視しておりました。

これを行っておくことによって、万が一試験中にパニックになっても、基本的な考え方を思い出せば、リカバリが効いてくる、いやそもそもの平常心を得ることができる、そう考えています。

これは、和尚は26年の事例Ⅳ、第4問で円高云々と問題用紙にいちいち書いて、基本的な考え方に戻ることで、心の平安を得たことは、
ここ
でも書きました。
話は飛びすぎですがアムロ=レイ※もこういう名言を残してます。

僕にはまだ帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。

試験中にこのような心境になり、基本の公式に帰って考えることが出来れば、未知の問題が出たときのパニックなどからのリカバリーは短時間でできます。これは断言できます。
是非基礎力の充実をここ
で「紫雲和尚」で検索して図ってください。ほんと、嫌みなほどベーシックに拘った記事書いております。

また、前回申し上げた通り、事例Ⅳで出るであろう、主要財務論点については、今後隔週でここ
で語っていきますので、興味のあるかたは是非です。

※アムロ=レイの名言。
機動戦士ガンダムの確かⅢでのラスト近くの名言。
地球連合軍のモビルスーツ(いわゆる戦闘用ロボット)戦士であるアムロは、敵対するジオン公国のシャーアズナブル少尉との生身のフェンシングでの戦いに引き分け、かなりダメージを受けた彼は、敵地ア=バオバ=クウからの脱出を半場諦めていた。
しかし、宇宙用救命用ボートからの子供たちからの呼び掛けをテレパシー?にて受け取り、それに応じて敵地から脱出、その折りに発した名言。
はい、興味がない方には全くなんのことやら、の解説でございました。

 

 

3.編集後記
最近、道場の6代目のお仲間が非常に熱い記事ばかり書かれていて、なんだか
「和尚、お前もスカしてばかりいないで、受験生に向けての応援記事や、この勉強法オススメします、みたいのを書けや!」
のような幻聴も聞こえて参りますので、ちょっと熱く書いてみました(熱く書いたのはガンダムのくだりのみ、という幻聴も聞こえてくる)。

ただ、TDLにしてもガンダムにしても、事例Ⅰ~Ⅳにしても、
ストーリー
というのはやはり重視すべきかと。
ストーリーがない商品は、コモディティ化してしまい、付加価値をつけることができませんよね。

だから、事例Ⅰ~Ⅲ(Ⅳも含むか?)の解答というのは、
「事例企業のストーリーの読み取りがきちんとできているか」
まずこれに尽きると、そう思っております

明日は、鳥の視野を持つなごが、今回の2次受験者だけでなく1次から再挑戦する人への熱いメッセージを発します!

それでは、みなさん、再来週までさよーなら!

 

 

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そして10月号以降では、さらにパワーアップした新シリーズをお届けします!
ブログでは明かされない道場メンバーの姿が垣間見られるかも・・?
ご期待ください!

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「僕にはまだ帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない」という名言から考える2次試験。”へ4件のコメント

  1. 紫雲和尚 より:

    firebladerさん、コメントありがとうございます。合わせて、大阪セミナーご参加ありがとうございました。
    .
    さて、財務は、以前に宣言させていただいたとおり、和尚はこの11週間、某blogで財務特講やるつもりでおります。よろしければ、ごらんいただければ幸いです。
    .
    また分かりにくい論点とかありましたら、ご質問くだされば、全力で答えさせていただきます(分からなければすみません)。
    .
    私と同じFP診断士として活躍出来ることを楽しみしてますよ!!

  2. fireblader より:

    紫雲和尚様
    先日は大阪セミナー開催ありがとうございました。
    懇親会にも参加させていただき、貴重なお話伺えて
    気合いが入りました。
    事例Ⅳに苦手意識がありますので、過去記事も含め参考にさせていただきます。
    FP診断士目指してがんばります。
    ありがとうございました。

  3. 紫雲和尚 より:

    リーダー、さっそくのコメントありがとうございます。
    .
    はい、帰納と演繹はこのblogでも必要かと思いまして、こうした演繹(もどき?)記事もお許しいただけることを感謝いたします。
    .
    さて、ここで読者に申し上げたいのですが、ここで6代目メンバーの書きたいことの奇妙なシンクロが発生していることにお気づきでしょうか。図らずも「ストーリー」というキーワードをテーマとした記事をあげようとしていたとのコメントがあって、ちょっとビックリしましたが、よく考えてみたら、これも「帰納した結果」だけではないかと、そう思います。
    .
    勉強のやり方はいくほどもあるけれど、つまるところベースとなる考え方はよく似かよったところになる、この帰納と演繹との逍遙を勉強の合間にふと考えてみるのも一興かと和尚は思うのでありました。
    .
    合掌。

  4. うみの より:

    内輪からコメントで恐縮です(笑)
    私も、「帰納と演繹の両方を行ったり来たりする」というアプローチは非常に妥当性が高いと思っています。

    演繹(鳥の目で、「2次試験とはなんぞや?何が求められているのか?」を俯瞰する)があるからこそ、帰納(虫の目で、具体的に何が今の自分に足りないのか?それを克服するために何が必要か?)が成り立つのですよね。
    どちらが欠けても本質や必要なスキルを見落とすリスクがあり、その意味では両輪のようなものだと思います。
    「ストーリー型読解」というのは私も次回の記事で書く予定です。

    和尚&なごのエレクトリカル(電車)パレード楽しそうですね。

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