道場基本理論2:答練の重要性

こんばんは、ZonEです。

前回JCさんから、「橋げた」理論 として、各科目を1科目ずつしっかり固めていきましょう…というお話がありました。

今回はその「橋げた」を強固にしていく上で、答練の重要性について述べさせていただきます。

第一回橋げた理論 by JC
→ 各科目の基礎をしっかり固め手を広げない

第二回答練重視論 by ZonE <<-- イマココ
→ 基礎強化の目安として 答練80点を目指す

第三回アウトプット・スピ問重視論 by ふうじん
→ スピ問・過去問などアウトプットを重視して基礎力強化を図る

第四回ストイック勉強論 by ハカセ
→ それらを可能にするには「ストイック」な取組み姿勢が必須

■ 答練で良い点を取れば、1次試験は合格できる ■

橋げたをどれぐらい強固にしたらいいのでしょう? その1つの目安として、各科目の最後に実施される「養成答練で8割の得点が取れるように準備する」ことをオススメします。

また、7科目の学習が終わって、2順目に実施される完成答練でも、ぜひ きちんと準備して高い得点を狙ってください

受験生の中には、テキストの内容を理解しただけで記憶するプロセスを踏まないまま、言わばきちんと準備せずに何となく答練を受けてしまう方もいらっしゃるようです。これでは答練というせっかくのチャンスをみすみす無駄にしてしまうだけです。

苦手科目を作らず、答練できちんと良い点が取れていれば、1次試験でつまずくことはそうそう無いと思います。

何故きちんと準備して答練に臨むことがそんなに重要なのか? 理由は2つscissorsあります。

■ 理由1 一度きちんと覚えれば すぐに覚え直せる ■

1つ目の理由は、「一度きちんと覚えたことは、すぐに覚え直せる」からです。

学習範囲が狭い場合やその場凌ぎの勉強では、一夜漬けや短期集中、付け焼刃的な方法でも切り抜けられます。しかし、中小企業診断士試験は1次試験が7科目あるように幅広い知識が必要とされ、一夜漬けはもちろん短期集中で付け焼刃的な学習をしても合格の可能性は低いです。

また、中小企業診断士を受験される方の多くが、勉強を通じてステップアップや自己能力/知識の向上を図っていることを考えると、一時的な記憶で満足できる方は稀かと思います。

短期記憶から長期記憶に移す方法の1つとして、繰り返し記憶するということは脳科学的にも有効な方法と言われています。答練や模試などチャンスがあるごとに何度でも覚え直すことで、短期記憶を長期記憶に転換 していくことをオススメします。

また、一度きちんと覚えたことは、忘れてしまっても、すぐにまた覚え直せるので、1度目より2度目、2度目より3度目…と回数を重ねるごとに、記憶することの負荷が低減していきます。

■ 理由2 記憶すべき情報を一元化できる ■

もう1つの理由は、記憶するときにツールを作成しておけば、記憶したことを忘れてしまっても、後で覚え直すのが楽だからです。

何が重要で、何を記憶しておかなければならないのかを明確化しておく、いわば 記憶すべき情報を一元化 しておくことで、後々の学習を有利に進めることができるわけです。

情報を一元化しておくと言うと、「テキストに『講義で板書された補足説明』や『過去問を解いた時に得た気付き』を追記しているから特にツールを作成する必要はない」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、それも大事ですが、それは「理解した事項」や「理解をするための補助説明」などの情報の一元化なのであって、私が言っている「記憶すべき情報の一元化」とは異なる話です。

膨大な情報の中から、何を覚えるべきなのか、そして覚えることの内容(情報そのもの)を一元化したツールを作成しておくことを強く強くオススメします。

ちなみに、私は各科目ごとに単語帳(単語カード)を作っていました。なお、この単語帳は、一次試験(本試験)の当日まで使いました。

もちろん、記憶すべき情報を一元化しておく方法は色々ありますので、これまで培ってきた勉強法の中から自分にあった方法を採用していただければ十分です。

■ まとめ ■

答練は、記憶すべき情報をきちんと真剣に覚えたり、記憶すべき情報を一元化する 良いキッカケとなります。

換言すれば、答練こそ橋げたを強固にするチャンスだ ということです。

数少ない答練というチャンスを無駄にすることなく、合格に向けて一歩ずつ着実に進んで行ってください。

<次回に続く…明日は アウトプット・スピ問重視論、担当はふうじんさんです>

by ZonE

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道場基本理論2:答練の重要性”へ2件のコメント

  1. ZonE より:

    WATATA さん

    こんにちは。コメントありがとうございました。

    WATATA さんもストレート合格者なので、近いうちにインタビュー形式でゲスト出演してくださいよ。

    今度、当時の勉強法などについて、ヒアリングさせてくださいね。

  2. WATATA より:

    こんにちは!皆さん頑張ってますね!受験生の皆さんを応援する一発合格道場活動、非常にすばらしいと思います。受験生の皆さんにはやっぱり一発合格して欲しいですね~!

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