事例Ⅳの前提
事例Ⅳはいうまでもなく、
財務会計、(アカウンティング&ファイナンス)事例。
けれど、これは
「アカウンティング、ファイナンスが得意であれば楽勝な事例」
ではなく
「診断士2次試験的アカウンティング、ファイナンス対応力によって
得点を積める事例」
(簿記2級保有者や会計の専門家が必ずしも
A判定でない理由のひとつ・・・・・とも考えられる)
⇒そのためにまずは前提を整理し、整えておく
それは、
基礎力
文章読み取り力
・・・・え、なにそれ!?それだけ!?と
侮るなかれです
①基礎力
得点狙いだったとしても、
「突飛な問題に答えられる」スキルより、
「基礎(ベース)を理解しての応用対応力⇒結果高得点」。
大切なのは、
「この問題の解法はこうでこうで、結果答えはこうなりました」
という
「その問題の解き方」をなぞる方法論ではなく、
「何を問うているか」。
パッと見複雑な見せかけでも、
フタを開き本質をつついてスリム化してみると、
問われていることは意外とシンプル
どの論点を解いているか(どんな論点が問われているか)
何を求められているか
⇒これを個別論点に落とし込んでいく。
②文章読み取り力
そして、事例Ⅰ~Ⅲと同様、
文章を「読み取る」能力。
「読み取る」というのは、
「出題者と同じ思考、方向性で読み取る」
ということ
⇒「あいまい表現」「微妙な制約条件」は
受験校の演習や他テキスト(簿記の練習)等では培えない。
過去問をみて、
「あいまい表現」「微妙な制約条件」から、
「想定される内容(方向性)」を想起
→年度別で、
同じような「あいまい表現」「微妙な制約条件」の
「作問者の想定意思」を探っていく。
参考)微妙、曖昧の例
1.どっちの意味なのか。
大丈夫です→「OKです」or「いりません」
2.修飾語がどこまで、どっちにかかるのか。
マリは泣きながら走る娘を追いかけた→泣いているのはマリ?娘?
⇒事例Ⅳではこういう表現があり得る。
そして、事例Ⅳは1次財務会計と違って、
あくまで「ストーリー」。
設問構成と設問の逆読みで
方向性確認&自身の解答見直しも可能
まずは前提整理&確認から
まるでした。