前日から意識しておきたい、「模試後にやるべきこと」

集中力と客観力を持って臨む。

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こんにちは、うみのです。
いよいよ明日は1次模試ですね。

今日は、本番前日に同じように過ごすことをイメージして予定を組み立ててみましょう。
前日の過ごし方が、当日のコンディションをつくります。
どの教材を見返して、何を食べて、何時に眠るか。
焦る気持ちに負けず、冷静に計画を立ててみてください。
直前期に発揮される集中力を活用して知識を詰め込むことも大事ですが、一方で模試でできたことを本番でも再現できるよう客観性をもって自身を分析する視点も重要です。
熱さ冷静さの両方を使いこなして試験に臨んでくださいね。

 

本日の記事では、「模試が終わった後、どのような振り返りをすればよいか?」についてお伝えしたいと思います。
「まだ受ける前なのに早すぎでは?」と思われるかもしれませんが、当日は想像以上に心身の消耗が激しいですし、気合を入れ過ぎた結果、燃え尽き症候群になってしまう可能性もあります。
そこで、模試を受ける前から振り返りのイメージを具体的にしておくことで、得るべきだった気づきを見失わないようにしておくことが重要です。
ぜひ前日のうちから、「模試を通して何を学び得るべきなのか?」という目的を意識しておくようにしましょう。

 

具体的には、1日目、2日目がそれぞれ終わった後、以下の項目について振り返るようにしてみると良いと思います。
試験会場の天井から自分自身を俯瞰して、その行動を客観的にモニタリングしてみるイメージです。

 

□直前に見返した教材は適切だったか?そこから何を得られたか?
□問題を解く順番は適切だったか?
□時間配分は適切だったか?
□普段できていたはずのこと、解けていたはずの問題はきちんと処理できたか?
□休み時間での気持ちの切り替えはうまくできていたか?
□疲労回復の手段とタイミングは適切だったか?
□持って行ったものは全て活用したか?過不足はなかったか?

 

適切にできたことについては、以下のような形で、できるかぎり明文化しておきましょう。

「ここでつまづいたor失敗したけど、こう乗り越えるor切り替えることができた」
「ここでこう工夫することで、こういう効果があった」

このような行動の因果を、小さいことでも良いのでなるべく数多く明らかにしておき、成功体験として自分の中にストックしておきましょう。
逆に思うようにできなかったことは、その要因は何だったかを踏まえ、「こうすれば良かったな」という対処法を頭の中でシミュレーションしておきましょう。
これらを何となく思い返すのではなく、頭の中で整理するなり書き出すなりして明文化することが重要です。

模試は本番と思って受ける、とはこれまでの記事でも重ねてお伝えしてきています。
しかし、実際の本番は、模試とは比べ物にならない重圧感があります。
その重圧感の前に、模試ではできていたことができず、涙を飲む受験生も数多くいます。

だからこそ、模試で「なんとなくできたこと」に対して慢心せずに頭の中で追体験しておき、本番での再現性を高めておく。
できなかったことはしっかりとシミュレーションし直しておき、本番では克服できるようにする。

知識面での振り返りだけではなく、このように自身の行動そのものを振り返ることが、「勝負強さ」を鍛える鍵になります。
私自身も常に「気づきノート」を持ち歩き、模試当日も1科目が終わるたびに「想定外だったこと、できなかったこと」をリスト化して書き出し、できなかったことにどう対処すべきかを振り返って、次の科目では同じことを繰り返さないようにしていました。
自分自身を客観的に分析する意識を持つことで、模試を受けている間にも成長することができます。

できないことがあったとしてもそこで心折れず、すぐ次に生かすことで、試験当日を一番成長できる場にもできるのです。
これは本番であっても同様ですので、ぜひ模試の場から意識しておくようにしてしてみてくださいね。

 

そして、振り返りが終わった後は、足りなかった知識やできなかったことを何度も反芻し、ご自身の血肉としてください。
これまでも様々な記事でお伝えしているように、模試はあえて難易度の高い設問を多く盛り込んで作られています。
そこで奮起するか、「もう駄目だ…」と思うかが、最後の分水嶺です。
たとえ思うように点が取れなかったとしても、「本番で失敗してしまったけれど、時間を1ヶ月巻き戻して、もう一回リベンジできるチャンスを得た!」と思って取り組んでみましょう。

模試を本番と見なして受けていればこそ、模試後に奮起する力が湧いてきます。
また、そこでどれだけ自分を追い込めたか、という実績をつくることが、本番で踏ん張る力につながります。

 

本気で奮起するためにも、模試は本番として受ける。(熱さを持つ)

振り返りは知識と行動の両面で、なるべく早く、具体的に行う。(冷静さを持つ)

 

皆様のご健闘を心より祈っております。

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