前回「10%試験の短期勝ち逃げ学習法(前編)」は、このような話↓。
・2次試験突破には、他人と差別化した学習も必要
・合格体験談の鵜呑みは危険
で、今日はその具体策として「講師にどんどん質問しよう!」という提案。題して「講師への上手な質問法」。
【質問のメリット】
そもそもなぜ「講師に質問する」と、短期勝ち逃げ合格の可能性が高まるのか。
<質問することのメリット>
- 疑問点をすぐ解消
- 質問を作る、実際に話すことでの頭の中の整理効果
- 質問ついでに学習方法アドバイスをもらえる
1.は当然として、2. 3. は何?・・それでは少し詳しく補足。
<頭の中の整理効果>
- 質問を作る(考える) →当日の講義のポイントを掴む
- 話す →なぜ疑問に思うかを自分なりに論理的に組み立て
- 聞く →自分の思考ミスを発見
- サブノート・チャートの作成(書く) →知識を実際にoutputし、体系化
うん、確かにこのプロセスを繰り返せば、頭の中がスッキリするのは当然
。
<学習方法アドバイス効果>
- その時期に応じたアドバイスがもらえる
- 自分の学習進度に応じたアドバイスがもらえる
- 2次を意識した1次対策を教えてもらえる
ここでは2. が重要。診断士試験学習は、学習時期や科目により少しずつ効率的な学習方法が異なるし、さらに学習進度に応じても変化。素振りが良いか、ティーバッティングが良いか、あるいは守備練習に徹するか。予備校の講師は全員現役中小企業診断士、つまり自分に一番身近な2次試験合格者
なのだから、アドバイスもらわない手はない。
【「上手な質問」をしてみよう!】
では自分の体験からヒントになりそうなものをいくつか。
<入門編> ~まずは質問慣れ!
・とにかくまず一度質問してみる
・平日夜クラスに行く(受講生が少なく早く帰るので、質問しやすい)
<中級編>~もらえるアドバイスの量を増やす
・授業の感想を伝えてみる
・講師の得意科目を聞く
・自分の状態を正しく伝える(答練点数・得意/不得意科目など)
<上級編>~大事なポイントをより深く理解
・自分の聞きたいことでなく、相手の言いたいことを引き出す
(斎藤孝「質問力」より引用)
ちなみに少し古い本ですが、「質問力」(斎藤孝、2003年 筑摩書房)はとても役に立ちました。
「講師の言いたいことを引き出す」とは?講師はテキストのあのボリュームを2.5時間で話し切らなければならないのだから、講義が終わっても「まだまだ話し足りない状態」であることがほとんど。その質問ポイントが上手に当たると、講義では中途半端だった理解が格段に深まることを何度か経験。
では実際にちょっと例題を。
<初級編>
受講生「あのー、テキストのここが良くわからないのですけど?」
講師「はい、それはこういうこと○○ですね。」
受講生「はい、わかりました。」
うわ、これじゃ折角質問したのに、一つしか情報得られていない。
<中~上級編>
受講生「今日の講義のポイントは、A・B・Cの3つでしたよね。Bについてもう少し詳しく教えてもらえますか?」
講師「(お、こいつわかってるな)それは○○ということですね。」
受講生「はいわかりました。では○○ということは××であるとも考えて良いですか?」
講師「ええと・・、(以後省略)」
なるほど、いきなり答えにくい点に突っ込まず、講師が話をしやすい所から話を引き出していくことで、質問が続き、理解が深まる可能性が高い。質問何度か繰り返せば、質問者の学習進度が講師に伝わるから、より適切な学習方法アドバイスをもらえる。つまり、私にとっての「質問」とは、「わからないことを尋ねる」のではなく、「自分が大事と思ったポイントの確認・検証」作業
。
(諸先生方、その節は大変ありがとうございました。)
もっとも受験生当時はそこまで深く考えて質問していたわけじゃないけど。でも今思えば講師に気軽に質問重ねることで、学習方法について迷う不安は皆無。ただしこの質問法をすると平気で5~10分はかかるので、周囲に質問者が多いときは最後まで待つなどの配慮は必要。
なお、講師への最強の質問方法は「メール」
。悩みが伝わる文章にする必要があるから、良く考えてメール書いた段階でもうその論点は取れたも同然。T○Cの講師はアドレス公開している方も多いので、これはどんどん活用しましょう。
次回「10%試験の短期勝ち抜け法(後編)」はこのシリーズ最終回。ストレート本科生の2次合格がなぜ難しいかに(自分なりに精一杯)鋭く迫ります!お楽しみに。
byふうじん




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