★重箱の隅つつき論点②★経済~統計資料を考える

先般から財務ばかりの記事の連続でそろそろ飽きがきている和尚ですこんにちは。

一次試験までもう3か月追い込みの日々いかがお過ごしでしょうか。
今日は重箱隅つつき論点パート2をお送りします。

考えてみればこの重箱隅つつき論点は、配点は少ないものの
「必ず毎年(少なくとも8割以上の確率で)出る」
という定義ができるかと思います。
前回の経営における労働法務、今回の経済における経済指標・統計、次回予定している法務における英文問題、そして情報の「統計学」(いや、これはただいま絶賛勉強中ですが・・・いまひとつ理解が薄い)
絶対に出るけど「他の部門とは関連性が薄い」のでしっかり勉強するくらいなら棄て問として扱い、時間を主要論点に費やした方が良い・・・・

はい、そう思う方を全く否定しません。

当然、この試験における戦略は去年の受験者ならば1185通りの正解があり、無論上記の論点を棄てて合格した方も大勢いらっしゃるかと思います。 (この一発合格道場でも論調の多数派はここに属する、と思います) しかしながら、非常に少数派とは思うものの、戦略的にレアな論点を押さえてみたい、押さえた方が「自分にとっては有利に働く」と思われた方はいらっしゃると思います。
また「和尚がそこまで言うなら読んでやってもいいかな」的なくらいで読み流していただければ幸いであります。

ただし、この記事を読むも読まないも、採択するもしないも
「自分で徹底的に考えて選択する」
ことが一番大事ということは、私の最初の初心表明で申し上げていることですので、ここらへんは冷たいようですが、自己責任でお願いしたい、そう思います。

とはいえ、今回の論点は他のものにくらべればあまり労力を使わずしてできるかな、という感じではありますが。

和尚はずっと経済なんて嫌いでした、というか興味がもてませんでした。思えば私が大学受験の頃は「経済学部は潰しが効く」ということで大人気な学部でもあり、元来あまのじゃくのところがある私にとっては、 「絶対経済学部なんか受けてやるもんか!」 という変な意気込みとともに教育学部へ。
さらに、 「大学というところは虚学を勉強するところであり、実学は社会人になってから」という、教育学と言うものも実学の一種であるのを省みず、そういう意気込みも口にし、教養で「経済学、経営学」などの単位を一切とらなかったつわもの、もとい馬鹿者でございます。

ゆ・え・に・・・ GDPの等価式も知らず、「限界」という概念もわからず、はたまた逓減、逓増なぞの考え方もちんぷんかんぷんなままで25年の経済学を受け、かさあげ前36点であったことは、合格体験記に書かせていただいた通りであります。

さて、またまた前置きが長くなりましたが。

こうした経済学、以前お話しした通り、経営以上の自分にとってはハードルHIな教科でありました。
ゆえに、というかそれだからこそ 「1問も落としたくない」という気持ちは経営以上に強いものがありました。

さて、実際の勉強法ですが、簡単ですが 「継続は力なり」 が要求される勉強法であります。
それは
「日経新聞の切りぬき」
であります。

まず、基本テキストとして 「日経新聞の数字がわかる本」(小宮一慶 著)を購入ください。そして読了してください。
私は東京から来た日経の営業マンに日経MJ契約(6ヶ月)の見返りにもらいました。
買わなくてもやれないこともないですが、さほど負担の重い内容でもないし「中小」でも指標は出てきますので、これの対策のためにも・・・思います。

次に、日経新聞を購読してください。購読が嫌な人は月曜日のみ朝刊だけでも購入ください。
その理由は上記の本に書いてありますが、毎週月曜日に「経済指標」なるものが掲載されます。
GDPの実際の額など国内系の指標は毎週、欧州、米国、中国の指標などは3週間で一回りして掲載されます。
これを切り抜いてスクラップ、というよりは紙面が大きいので取っておくだけでOK。
これを見返し、現在のGDP額や失業率などを記憶していけば、 「マクロ的な経済状況」 を把握するのが容易になってくるか、と思います。

話はそれますが、月曜日の日経は「法務特集」もあり、特に特許や知財などに関する特集記事も必見!
これで大方の知識の確認は役に立ちました。

経済・法務だけにとどまりませんが
「アンテナを高くして、試験内容と社会で起こっていることをリンクさせ、記憶を強化させる」
為には、毎日購読することをお勧めしたいところではあります。
日経新聞には財務、経営に有効な記事も多く記載されていますゆえ。

直前期に日経を使った知識のブラッシュアップ方法(知識の復習を兼ねて)を企画しておりますので、しばしお待ちを。

さらに、各省庁から経済統計が発表されるのは午前中ですから、日経夕刊をとればこの速報を読むことができます。
次の日の朝刊には詳細な数値とそれに関するコメントが掲載されます。
夕刊だけでも構いませんが、
「記憶強化は繰り返しが有効」
ということを考えれば、夕刊をじっくり読んで経済状況を把握した上で、次の日の朝刊で復習するくらいの気持ちがあれば、よいと思いますが、いかがでしょうか。

独学生時代に思っていたことのひとつに 「アンテナを高くする」 ことが試験に有効と思ってました。
結構診断士の試験は「フリ」が大きく、意外な視点からの変化球問題が多く、新聞記事から連想することによりいろんな時事問題に慣れておくことは有効だ!と考えていたからです。
あまり得意でない経済ニュースにも耳を傾け、自分の脳内の知識とリンクする、
この繰り返しが、一定の成果を挙げることができたと考えています。

ちなみに、この勉強の甲斐あってか、平成26年の経済統計の問題は3問中2問、正解しましたので、この分野での合格への貢献はできているか、と感じております。

みなさまにこの記事が少しでも役立つことを祈りまして・・・合掌。

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