みなさんこんにちはscissorsきょくしんです。

やっと診断士登録しました。だから、【もうすぐ診断士コラム】から「もうすぐ」をとって【診断士コラム】にしました。

今回も勉強の気分転換の駄文を書いちゃいます。
本日のテーマは、診断士とMBAの比較。特に学習科目の比較について。

テーマにした理由は、先日の診断士予備校のクラス会で「MBAと診断士の勉強内容はどこらへんが違うのか」と聴かれたから。
上手く説明できなかったので、整理してみたいと思った次第。
診断士の学習にはあまり関係ないかもしれませんが、雑談ということでお許しをhappy01

あと、日本のMBAコースも大学院によって様々な特徴があるので、なかなか一般論は語れません。あくまで、私が経験した範囲の話ということでご了解ください。

1.日本のMBA

日本でよくMBAと言われるのは、大まかにいうと2つ。

① 実務家養成の専門職大学院としての経営学修士(専門職)

大学院によって経営管理修士(専門職)、ビジネス修士(専門職)などいろいろな名称がある。必ずしも修士論文を書く必要はない。

② 経営学の修士課程としての修士(経営学)

これも学位の英訳はMaster of  Business AdministrationでMBAとなる。基本的に修士論文を書くことが必要。

また、海外を含めてMBAコースを持つ多くの大学院が加盟しているAACSBなどの団体があり、そこから認定をうけた大学院だけが国際的にMBAと名乗れるという人もいます。これに該当する学校だけをMBAと呼ぶと、日本に2校くらいになってしまうそうです。

私は、学位の英語表記がMBAであればMBAと名乗れると思っていますが。

・・・定義はいろいろですね。それはさておき・・・・

私の場合、②の学位である修士(経営学)を10年以上前に日本でとりました。当時は①の専門職大学院は存在しなかったし、私の場合、会社事情で海外留学も無理でした。

休職せずに夜間と週末に通学できるところを探したところ、あてはまる国立大学(学費安い)は当時1校だけ。運よくそこに入学できました。企業派遣学生も多くいましたが、私は自費通学でした。

きっと海外のMBAへの留学なら、外国語習得、異文化体験など貴重なものが得られると思います。
でも、日本のMBAも国内人脈ができて仕事に便利。当時の同級生とはその後何度も一緒に仕事をしました。

2.診断士とMBAコースの学習内容の違い

いろいろな違いはありますが、ここでは学習内容に絞りたいと思います。

MBAでは組織リーダーとしてのマネジメントの能力の向上を目的としています。
ただ、私の通った②の経営学修士のコースは、実務と研究の両方ができるプロを養成するコース。だから卒業生の3割くらいがその後学究的なキャリアに進みます。私も、社会人として博士課程を修了し、今はコンサルタント業の傍ら講師や学会の論文審査員をしています。

でも、このコースは研究成果というアウトプットが求められるので大変。
1年目はいろいろなことを学習して楽しかったのですが、2年目に複数の論文を書いて、学内や学会で発表して批評を受けなくてはいけません。
これが結構負担でした。

さて、とりあえず簡単に科目の比較表をつくってみました。

企業経営論に相当するものは、経営戦略、マーケティング、人事組織論など、かなり詳しく学習します。また、財務も、会計学、投資理論、金融工学など個別の科目として詳しく学びます。なお、私の通った②の大学院では、基本の理論のいくつかについては、原著論文を読みました。たとえば、経営戦略ならポーターやバーニーなど論文を読みますので(英語)、時間はかかりますが理解は深まります。

情報システム論などは、システムの知識より理論や思想を重視して学びます。ひろい知識よりも、データマイニングなど個別トピックを深く学びます。経営法務、中小企業政策などは学習していません(ただし知的財産は選択科目にありました)。また、実務補習に相当するような実習もありませんでした。

概していうと中小企業診断士の学習の方がより実務的な内容だと思います。

また、②の場合、論文を書く前提ですので、自分の専門領域については深く学習します。社会科学系の論文で用いる統計解析の学習にも多くの時間を割り当てます。研究分野の論文は50本くらい読みました(英語もあり)。1年目の学習時間の1/3位が研究やその準備に費やされました。

2年目はアウトプットの練習です。読んだ論文を踏まえて、研究を進めて、ドラフトして発表。学内ではなく学会での発表にもトライします。学会では、初めて会った人からも厳しい質問が飛びます。上手く対処できず、大勢の聴衆を前に恥ずかしい思いをしたこともあります(笑)。さらに国際学会での発表は、準備も質疑応答もすごく大変。

診断士の学習と比べると、基礎科目のインプットは同じですが、1年目の論文発表を想定したインプット(統計解析や基礎論文を読む)がかなり違います。また、2年目の専門分野の論文学習、学会発表などはアウトプットの練習ですが、診断士でいえば実務補習に該当するような感じです。

また、専門職大学院①については、②に比べてもう少し診断士のコースに似ていると思います。論文執筆するコースもありましたが学会などでの発表が必要なわけではなく、診断士と②の中間位のような感じがします。

そもそもMBAはマネジメント能力向上を目標に掲げているので、講義はケーススタディ(多くのケースを読んで議論する)も数多くあり、実践イメージで知識や考え方を身につけることが重視されます。
これは、診断士の二次試験の事例問題に似ていますね。授業の場合は、試験ではないのでいろいろな意見が出ますけど。たまに、目立つための(?)突飛な意見もあって、どうかなと思うこともありますが(笑)。むろん診断士試験ではこれはNGです(笑)。
また、外部の著名な企業家の講義も頻繁にありました(上記表中には実務講演としています)。

ただ、①については、講師としての講義経験が2校あるだけなので(技術経営学)あまり詳しくなく、この辺で。

3.小括

一言で言うと、内容が違うので大変さも違いますが、私は診断士も経営学修士もどちらも大変でした。

学習時間の捻出は必須でした。当時も診断士学習と同じくらいの時間をかけて勉強していた気がします。また、どちらも結構ストレスがありました。

一応まとめると、

・診断士は実践を目的とした幅広い知識を身につけられると思います

・MBAでは重要なトピックスは時間をかけてやや深く学びますし、ケーススタディで経営事例を研究することも多い。ただし、経営法務や中小政策など、必ずしもすぐに活用できる知識を学ぶわけではありません。リーダーとしてのマネジメント力の向上を目的にしているためと思います。

・また論文研究がある場合は、論文のインプットや研究のアウトプットが大変。たしかに、記述力や論理構成などは大いに鍛えられます。期限内にアウトプットを出す力もついたと感じています。

・私の知っている日本のMBAコースの教授陣は、実務経験者が少なく学者が多い。やはり学問としての経営学を教えている印象があります。企業家の講演などを多くしているのは、それをカバーする意味もあります。

診断士とMBA、どちらも似た分野を学習しますが、やっぱり目的の違いによって内容も違うということだと思います。MBAに興味あれば診断士取得後にトライするのもアリだと思います。実際、当時の同級生にも診断士が数名いました。

今回は完全に雑談ですみませんでした。

勉強頑張ってまいりましょうscissors

・・・・以上休憩タイムでした。

byきょくしん



コメント & トラックバック

僕の会社にMBAを持つ後輩がいますが、彼はいわゆる3C分析やSWOT分析など、学校で腐るほどやったらしく、経営企画室に異動してから、同じ室のメンバーに実務に沿ったツールの使い方をレクチャーしていました。
僕は一年診断士の勉強をしたのに、分析ツールを人にレクチャー出来ませんでした。
診断士の勉強が無意味に思えたのを今でもよく覚えています。
診断士の勉強て浅過ぎると思ったことありませんか?
単純な比較は難しく、また良い所もあるのでしょうが、ちょっとMBAが勝るかな、というのが個人的な感覚です。

リチャードまるさん

コメント有難うございました。この記事、反応がほとんどなかったのでとても嬉しいです。
さて、ご指摘の点は私も確かにそう思います。MBAは、だいたい診断士受験のペースで2年間学習しますし、経営戦略は重視するので、ご指摘のような基本的なフレームワークはケーススタディ等で深く学びます。不自由なく使えるところまで学びます。
診断士の場合は、広く浅く実践的な分野をまんべんなく学習できるという利点がありますが、特定の分野では実践向けの学習は不足します。私も、リチャードさんのご指摘のように、診断士の学習は、実践への応用のキッカケの知識しか教えてくれないと思っています。ですから、機会を見つけて、実務で使えるレベルに自分で掘り下げる必要があると思っています。
たとえばSWOT分析の場合、2次試験の対策の一部、実務補習、日常の業務などで掘り下げて習得するチャンスはあります。2次試験対策なら、各事例をSWOT分析して捉えている解説書「2010中小企業診断士2次試験合格者の中にあった全ノウハウ」(同友館)なども参考になりますし、実務補習に参加するとSWOT分析は必須といえます。また、学んだ知識をご自身の組織にあてはめるように検討し、不足なら参考書などで学習することも必要になると思います。
ただし、「フレームワークを使う」のは確かに良い方法なのですが、本当のマネジメントの視点では、さらに進んで組織や状況に見合った「フレームワークを作り出す」ことが求められると、個人的には思っております。ですから、現段階で実務へのフレームワークの応用で多少後れを取ったとしても、良い機会だと思って今後実務展開を心がけていけば、最終的には自らフレームワークを構築できるレベルに至ると思います。
 もちろん、企業でのマネジメントに役出つMBAを目指すという方向性もありですが、診断士活動を目標にされるなら(またもうすでに企業内診断士になられているなら)、ぜひ今後とも知識を活用すべく頑張ってください。

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