「すぐに答えが分かる」≠「分かってる状態」。

■目的を、見失わない。

 みなさん、「暗記三兄弟」の次男(?)法務を控え、
経営情報システムの答練を受けているタイミングですね。

法務、中小も含めた「暗記三兄弟」、効率的に「とにかく暗記してしまう!」のもひとつの試験対策はありますが、

 

「すぐに答えが分かる」のと、
「分かってる状態」は違う、
という認識、ちゃんとありますか?

あるとき、とある人が言いました。

「過去問何回も回しててさ、もう、問題みた瞬間に答えわかるのよ。
これはあア!これはウ!みたいな感じで。
でも、答練だとイマイチ点とれないんだよね~」

・・・・・・・・・・そりゃそうでしょうよ!
というツッコミがどこかから聞こえてきそうですが・・・

過去問も演習も、何度も、しっかりやるのは間違いではない。
でも、目的は決して、「答えを覚えること」では、ない!(当たり前ですね。)

過去問、演習をまわす場合は、

「なぜこれが答えとして一番妥当なのか?」
を説明できる状態
になる必要があるのであって、
「答えが“分かってしまう”状態」は、目指すところではありません

答えが瞬発的に分かって正答率があがったとしても、合格率UPにはつながらない。

「それぞれの科目の、それぞれの論点について、基礎固めをすること。」
※とはいえ、「暗記そのもの」がモノをいう科目もあるので、効率的に勉強を進めるにあたり、そこは上手い使い分けと時間配分が必要。

どういう状態になるべきなのか?そのために何をすべきなのか。
何が目的かを見失ったらNGです

■2次の舞台に通じる、大切な認識

そして、
たとえば1次試験では、「答練8割論」というのがありますが、実は「いい点とる」タイプは2パターンに分類される。

タイプ1
基礎固めばっちり。
→安定的に固く点数とりにいく。
応用問題、違う切り口で問われた場合の適応力もアリ。

タイプ2
受験予備校ならではの「パターン」を感覚でつかむ(野性のカン!?)
→ハマるときは高得点、ときどきガクンと点落とす。
パターンが変わると、点とれない。

世の中いろんな受験予備校が存在するけれど、どうしても各校の「傾向、パターン」は決まってくるもの。

答練中、「うーーーん、この問題よくわかんないけど。うち(※受験予備校)の感覚だと、ウかな♪」という感じでいい点を取り、「やったーーランク入り!」と喜んでる方は、自身の考え、やり方について、再度見直しを。
(実は、気づかずタイプ2になっていた・・・場合、あとで泣きをみます。)

そもそも、
本試験は、受験校に寄り添った問題をだしてくれるわけではない

やや話が逸れますが、1次試験よりも、2次試験に挑む際、この認識のズレが怖いんです。

一部、優れた感(と運!?)で1次・2次とクリアしていく超人もいますが、普通の受験生は、この認識を是正できないまま2次試験に挑むと、撃沈する可能性アリ。

そのリスクを回避するため、

 

・(1次演習でいえば)固く答練8割を目指す

のを前提に、

・「受験校内でいい点を取ること、が目的になってしまっていないか?」「本当に基礎固めできているか?」
 常に振り返り、認識を見直す。

そして、

「絶対評価の1次試験は、受験校内で闘っていても、まだいい。
でも、最終的(2次)に闘う相手は、同じ受験校の仲間たちだけではない」
「本試験問題は受験校の演習には寄り添ってくれない」、という認識を忘れないこと。

まるでした。

 

 

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