穴埋め問題は全部解かない
こんにちは。おはともです。
T○Cでは経営情報システムの基本講義真っ最中ですね。
そして来週には養成答練が実施されます。
道場の橋げた理論のとおり、いまのうちしっかり暗記と理解に努め80点以上を狙ってください。
ちなみに昨年私が受けた経営情報システム養成答練の点数は86点。
私に負けていてはだめですよ~(^^♪
さて、本日のテーマは
穴埋め問題は全部解かない
です。
試験慣れしている方からは「いまさら?」という声が聞こえてきそうな、
超オーソドックス論点。
しかし、これから心臓破りの7科目受験を控えたあなたには必須スキルなので一応解説。
さて、以下の過去問。みなさんはどのようなプロセスで解きますか?
過去問題
平成24年 第10問
業務で利用するデータのコード化に関する以下の記述の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
**********************************************************
コード化には、例えば次のような方法がある。
① 店舗を利用している顧客にコード番号を付与し、販売動向を把握したい。来店した顧客に1から順番に番号を割り振る方法を使用すれば、〔A〕 を利用できる。
② 住んでいる場所を特定し管理した場合は顧客番号に加え、コード内に総務省などが公開している市区町村コードを組み入れて利用する。このようなコード化の方法は 〔B〕 という。
③ コード番号に住んでいる場所を区別する市区町村コードを組み入れ、この市区町村コード別に1から始まる顧客番号を与える方法もあり、この方法は 〔C〕 と呼ばれる。
なお、コード化においては、同じ顧客を重複登録してしまう可能性があり、データ管理上 〔D〕 の問題に配慮しなければならない。
************************************************************
【解答群】
ア. A:識別機能 B:桁別分類法 C:区分分類法 D:一意性
イ. A:識別機能 B:連番法 C:合成法 D:冗長性
ウ. A:分類機能 B:合成法 C:区分分類法 D:冗長性
エ. A:分類機能 B:表意法 C:連番法 D:一意性
どうやって解くかというと、
①選択肢を見て、〔知ってる!〕・〔わかるかも〕・〔意味不明〕 の3ランクに分類
すると
〔わかるかも〕と〔意味不明〕に分類。
次に
②本文を読みながら、〔わかるかも〕ゾーンの選択肢を空欄に入れてみる
空欄Aを見てみましょう。
来店した顧客に1から順番に番号を割り振る方法を使用すれば、〔 識別機能・分類機能 〕 を利用できる。
→ うーん、「分類」機能ではないでしょ。
ということで、Aは「識別機能」に決定。→ 選択肢ウとエは却下。
この時点で
3ランク分類がこのように変化。
③空欄Dに選択肢をあてはめてみる
なお、コード化においては、同じ顧客を重複登録してしまう可能性があり、データ管理上 〔 一意性・冗長性 〕の問題に配慮しなければならない。
システム用語に慣れていないとちょっと悩むかもしれませんが、
文章構成上「データを重複登録しないように」○○に注意してねと言っているんだなぁと考えれば
「冗長性」より「一意性」のほうがしっくりくるね。
ということで、Dも決定。
穴埋めのAとDが埋まれば、答えはアしかないよね。
というわけで、穴埋めBとCは無視。
え?解かなくていいの?
いいんです。
一見すると見たこともない選択肢が並んでいて難しそうに見えるけれど、
よく見れば難易度Aランクの国語問題が2つ並んでいるだけ。
このように、1問の中に難易度の高いものから低いものまでがちりばめられて出題されることは
7科目共通してあること。
意味不明ゾーンに時間を取られないように、切り捨てる判断をできるかどうかが合否を左右する。
→ 実はそれって、一次だけでなく二次でも重要なスキルなのです。
それでは今日も素敵な受験ライフを!
おはともでした。