【合格体験記】朝方&自分用の勉強法を確立して合格!~myaさん~

みなさんこんにちは、まさや~んです
早いものでブログを執筆し始めて無事一年、長かったようで短ったような感じです。このブログを書くことで色々とセミナーや名古屋いったときにも話すきっかけとなりよかったなと思います。まもなく代替わりですが今後とも道場ブログを是非ともご愛読ください_(._.)_(最終回っぽいくだりですが2月にあと1回登場予定ですw

さて、本日の合格体験記は、朝方勉強を定着させ、自分なりの勉強方法を模索していったmyaさんの体験記です。
まずはmyaさんの体験記をご覧ください!

寄稿はここから

合格体験記
2014年度合格 mya
プロフィール
mya 金融機関勤務 30歳

⑴診断士に挑戦した理由・きっかけ
⑵学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
⑶学習スタイルとそのメリット・デメリット
⑷合格までの受験回数、学習時間とその作り方
⑸合格までの学習法
おまけ 利用して便利だと感じた小道具
⑹学習時・受験時のエピソード
⑺私が診断士試験をもう一度受けるならこうする!ということ

(1) 診断士に挑戦した理由・きっかけ

社内の自己啓発のあっせんを発見したこと。
中小企業診断士という資格の存在自体を知らなかったのですが、当時お取引先の方々にアドバイスを行うポジションを担当していた私は、財務面からのアドバイスしか出来ない自分が歯がゆく、力不足であることを感じていました。そんな時にあっせんでこの資格を見つけ、調べてみるとまさに自分に必要な資格だ!と感じ、妻を説「きっちり受かるよう勉強する」という条件の上、無事妻の許可を得て、挑戦を開始しました。

(2) 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時点での保有資格:特にありません。
ただし財務・会計は職業上知識を持っていました。
経済学も大学時代勉強したのでそれなりに自信はありました。
なお受験2年目にFP1級を取得しております。

得意科目:財務・会計、運営管理、中小企業経営・政策
不得意科目:経営情報システム

(3) 学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

1次:通信講座(DVD・インプット)+独学(アウトプット)
2次:独学(通信が全く合わなかったため)

メリット:好きな時間・好きな分量の勉強ができること
理由 :電車とマックでの勉強が勉強時間の大半を占めていて、まとまった学習時間の確保が難しかったこともあり、融通の利くこの学習スタイル以外での合格はありえなかったと思います。

デメリット:学習に関する情報がないこと(1次)。フィードバックがないこと(2次)。
理由 :1次の学習では、教材は一応ありましたがほぼ独学状態で情報がなかったので、当初は合格までのスケジュールや勉強法の正否、効果的な勉強方法など、「これでいいのだろうか?」と自問自答を続けました。
2次の学習では、自分の答案が良いのか悪いのかを判断することが出来ませんでした。また求められる答案のレベルが全く分からず、苦労することになりました。

(4) 合格までの受験回数、学習時間とその作り方

合格までの受験回数:1次3回、2次1回
学習時間:1次603h(経済・情報を除く5科目)、2次257h、口述50h
*3年目のみの記録です(当初2年間はほとんど勉強しておらず記録もしていないため)。

学習時間の作り方
【タイムスケジュール】
平日 5:45 起床           休日 6:30 起床
6:20 電車にて1時間学習         12:00頃まで学習
7:30 最寄駅のマックで1時間学習     *勉強しない日も多々ありました。
8:30 出社
昼食時 45分学習
帰宅時 電車にて1時間学習

夜の晩酌をやめる気がなかったため、学習時間は基本的に朝型としました。平日は朝の通勤電車で席を確保し1時間学習。そして最寄駅到着後、マックで1時間学習。この朝の2時間が最も密度の高い時間でした。昼食は必ず一人で10分で済ませ、残り45分間学習に充当。仕事中は車での移動が多かったため、オーディオで講義を流しっぱなしに(日によって時間はまちまちでしたが…)。そして帰りの電車1時間。これで大抵5時間/日を確保していました。また休みの日は勉強の短期目標の進捗具合に応じて勉強をしていました。勉強をする場合は、予定がある日は6:30頃からお昼前までで約5時間。予定がない日は遅めに起きて、午前2時間・午後3時間というような形で週20時間+αは確実に確保していきました。

 

(5) 合格までの学習法

  • 1次試験
    インプット :
    通信DVD+スピードテキスト(経営政策用)
    アウトプット:
    初期 スピード問題集
    中期 過去問題集(TAC・ヨコトキ用)
    後期 過去完全マスター(同友館・タテトキ用)+ TAC模試・完全予想模試(主に経営政策用)
    ファイナルペーパー:
    ポケットテキスト各教材の利用方法
    通信DVD・テキスト:
    DVDを見ながら重要な考え方などは教科書に記入し、視聴。
    スピード問題集:分からない単語はどんな些細なものでも調べ、どんな簡単な語句もハラオチ出来るように自分なりの解説を書き込みながら解いていきました。また、問題番号の付近に正解・不正解で○・×をつけていき、×が3回たまったページは弱点として管理して重点復習を行う、という形で記憶へ刷り込むことを意識しました。3周目以降間違えた問題は、その解答をポケットテキストに書き込み、ファイナルペーパー化していきました。
    *1周目はすさまじい時間が掛かりましたが、「ハラオチして次に進むことこそ橋げたにつながる」と道場理論を言い聞かせ、愚直に行いました。
    過去問(TAC):
    時間制限有りで年度ごとに解く。スピ問同様、弱点をなくすため○・×管理。その後、道場記事の中で過去問タテトキが有効と知りましたが、TAC過去問ではページが飛んでいるのが面倒で挫折。
    過去問(同友館):
    そこで道場記事で紹介されていた過去問完全マスター(タテトキ用に問題が配置されている)を購入し、弱点をつぶしました。また、どうしても×で残ってしまう問題は付箋を立て、こちらもファイナルペーパーとしました。
    番外編:
    中小企業経営・政策のDVD講義が既に2年前のものなので使えなかったため、スピ問+スピテキ(辞書として)、過去問は政策部分のみ、TAC模試、完全予想模試、ポケテキで対応。TACのスピ問は最終的には1周1時間で「とりがらスタイル」を回すことが出来るようになるまで覚え込みました。以上の内容で本番89点でしたので、スピ問とスピテキの完成度の高さにただただ脱帽いたしました。
  • 2次筆記
    インプット :
    全知識
    アウトプット:
    過去問+ふぞろいな答案分析①、②+wackyさんの振り返りシート(約40事例)
    ファイナルペーパー:
    ハカセさん、お薬ハックさんのファイナルペーパーを参考にさせていただき自作。
    ふぞろいを利用した過去問取組が中心。
    ① 過去問取組み前にwackyさんの振り返りシートに目標とその時ベストの80分間のお作法を記入し、回答手順や注意点を確認。
    ② 過去問を時間通りに解き、ふぞろいで答え合わせ。
    ③ 「なぜふぞろいの満点回答が書けなかったのか」を自分自身で振り返り、原因とその対策を次回の振り返りシートに記入。また事例のストーリーを図に落とし込み、回答に不足している知識は全知識を辞書として利用することで補足。
    これを事例ごとに行い、マイベストお作法を作り上げていきました。ちなみに受験校の模範解答は各社違うし、導出過程が80分間という時間制限を踏まえているものとは思えず、一切見ませんでした。
  • 2次口述
    インプット:
    各社模範解答、AA◯関西の解説講義動画、TA○・○原の想定問答集
    アウトプット:
    TA○の想定問答に対して答えを見ずに自分なりの解答を作成後、答え合わせ。それらを併せてマイベスト想定問答回答集を作成。時間を測りながら何度も口に出して回答練習。印刷してある解答を覚えることなく、自分なりの解答を行うことを心がけました。またSWOT+短期課題・長期課題を意識した2次事例問題のストーリーを各事例ごとに一枚のシートにまとめ、こちらも口に出して回答することを練習しました。
  • 利用して便利だと感じた小道具
    ① ノイズキャンセリングヘッドホン BOSE quietcomfort20i
    電車やマックでの勉強時に効果絶大。耳栓での代用も可能かもしれません。
    ② iPad
    DVD講座視聴に活用。
    ③ こすると消えるペン(蛍光・色ペンともに)
    参考書を躊躇なく汚せるので、勉強時間短縮につながったように思います。
    鉛筆シャープ1.3㎜(マークシート用)
    素早いマークが可能に。また個人的にこれで文章に下線を引きながら読むと試験中の集中力が2倍くらい高まりました。
    ④ クルトガ(持ち手がゴムのもの)
    2次試験の解答記入用。綺麗に書くことが出来る気がしました。
  • 勉強時間関連

    参考1)勉強時間推移参考2)勉強時間内訳

※勉強時間内訳には、模試・本試験等一部の勉強時間を含んでいないため、合計時間が少しズレています。

(6) 学習時・受験時のエピソード

  • 1年目:
    あまり勉強をすることもなく、通信講座のDVDは封を切られることのない状態。妻から勉強することを条件とされていたため、漫然と勉強をしているような感じを醸し出しながらも、全くと言っていいほど勉強はしていませんでした。当初は掲げていた一発合格も、5月頃からは「今年は3科目くらいちょろっと受かって、来年から本気出す!」と、早くも持前のあまっちょろさを発揮していました。結果は、自信のあった経済となぜか不得意な情報が奇跡的に合格。財務、企業経営理論は2マーク足りず、他は惨敗という結果に。
  • 2年目:
    1次試験で予想通りの敗北を喫した後、仕事の環境に変化があり、他資格を取得しろと会社からのお達し。お達しいただいた資格は取得したものの、その最終試験が6月であったため、2回目の1次試験まで残り2か月。「得意な財務と、仕事で勉強したことのある法務だけ合格しておこう!」とまたしても甘さ爆発で2週間ほどテキストを眺め受験。残っていた5科目全てで大敗となりました。
  • 3年目:
    2013年12月末、1年目の科目合格の有効期限が次回の受験までであることと妻の「あんた勉強するってゆーたよな?」オーラが重くのしかかってきました。そして今までの自分の勉強を振り返ってみると、未だ1年目に購入したDVDの大半が封を切られておらず、まともに勉強したとはとても言えない状況。「このままでは妻に申し訳が立たない…」という真面目な気持ちと、「経営情報システムにもう一度受かる気がしない…」という不真面目な気持ちが交錯し、「2014年は本気出す!これでダメなら諦めよう!」と腹をくくりました。
    改めて合格するには何をすればよいのかを考えているときに一発合格道場と出会いました。論理的な勉強法と圧倒的な情報量に圧倒されながらも貪るように読み、そこからiPadとノイズキャンセリングヘッドホンを購入。通信のDVDを全てiPad・iPhoneにブチ込みインプット体制を構築。そして学習計画を長期・中期・短期で立て、科目ごとに講義視聴⇒スピ問⇒過去問の流れを基礎とした自分なりのスケジュールを一日単位で作成。道場の基本理論を学習の中心に据え、ストイックに学習に打ち込むこと(結果スピ問10周、過去問5周×2しました)で一次試験は何とか合格しました。
    既に敗残兵であり補給線を絶たれている私は、金銭面で家庭に負担は掛けられないため、2次試験は残っている通信講座DVDで乗り切ろうと決意。8月中は全てDVD講義に費やすも、それが私には全く響きませんでした。過去問の答えも納得できなければ、その導ロジックも全く理解できない。道場で言われる「開眼」なんて夢のまた夢状態。
    そんな中、道場HPで「ふぞろい」はどうやら生の合格答案のレベルが分かるらしいという情報をキャッチ。藁をもすがる思いで早速ふぞろいを購入しに行くものの、私の頼りない財布との会議の結果、ふぞろいな答案分析②の1冊のみ購入(泣)。しかしこれを使って過去問を解くと、「あれ?これなら自分にもいけるやん」と、失われた古代文字のように見えていた与件文・模範解答・過去問解説、さらには与件文自体が急にハラオチするようになりました。そこから答案分析①も購入し、過去問を解き続けていくと「分かる…分かるぞ…。これが噂の開眼というやつか…」と一人で勝手にコツを掴みかけていたように感じていました。
    しかし、ここで悲劇は起きました。9月下旬に差し掛かる頃には、ふぞろいのある年度の過去問を解き切ってしまっていたのです。そこから、やめればよいのに「合わない」と手を付けていなかった通信講座の答練を解き始めると、ふたたび迷宮いらっしゃい状態。「あれ?どうやって解くんやっけ??」と学習初期状態に戻ってしまっていました。その状態に気づいたのは、試験2週間前。そこから再度ふぞろいを使って、あの感覚を取り戻すべく悪戦苦闘。何とか戻ってきたかな?という段階で2次試験を迎えることに。試験当日、3度の一次試験で慣れ親しんだ建物かと思いきや、行ってみると別の少し離れたところにある会場であったことが判明し、少し迷子に。戸惑いながらも会場になんとか到着出来ましたが、その頃には心はボロボロになっていました。そしてそのまま事例Ⅰに突入。すると、頭が真っ白…。「あれ、どうするんやっけ??」と迷宮再びいらっしゃい状態に。頭の中で?がぐるぐる回り、最後に残していた問2が半分空白で時間切れ…。「やってしもたぁーー!」と言っても後の祭り。その後、事例Ⅱがそれなりにできたため、少し立て直し、そのまま事例Ⅳまで突っ走りました。最終的には「70%は力を出すことができたけど、こりゃ…落ちたな」という感覚で試験を終えました。その後、奇跡的に合格し、口述対策開始。口述対策では想定問答の答えを自分なりに作成。そして各事例のSWOT+短期・長期課題とその対策をまとめ、それらを口に出して回答する練習を行いました。準備はそれなりにしたのですが、口述試験当日は回答が短かったからか6個も質問をされてしまいました。そのため少し不安でしたが、何とか合格と相成りました。

(7) 私が診断士試験をもう一度受けるならこうする!ということ

  1. 勉強時間は必ず確保する。そのために時間を記録する。
  2. 目標を長期(模試)・中期(スピ問や過去問の進捗具合)・短期(一週間の勉強時間)で作成し、PDCAを回す
  3. 勉強に近道はないと諦める。1次はとにかくスピ問と過去問を3周(インプット前)解いて、分からない所は自分で調べる。2次も「ふぞろいな答案分析②」片手に過去問5年分解く。
  4. 各教科一区切りのところで該当の道場記事を全て読み、ここで初めて「自分にあった効率的な勉強法」を考える。
  5. 自分にあった勉強法を自分の立てた計画通り行う。

寄稿はここまで

いかがでしたでしょうか?

myaさんの体験記は(7)に集約されてますよね。

  • 合格に必要な勉強時間の確保
  • 常にPDCAを回し勉強法をカスタマイズ
  • まずは自分で答えを探す

特に私が思ったのはこの3つ、この3つ普通に見えるけど実際できる人は少ないのが実情。
(一応補足すると「自分で」というのはなんでもかんでも人を頼らないということで、頼るべき時は頼るのは問題ないですよ。)
myaさんが合格したのは、「自分にあった効率的な勉強法」をPDCAで回し試行錯誤することで「自分の合格必勝法」に昇華できたことかもですね、まさに合格への王道スタイル

myaさん貴重な合格体験記ありがとうごました☆

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です