全く訳わからん時期のマゾ的学習法。

紫雲和尚@6代目(@名古屋初代、でいいのかな?)です。
改めてこれから一年間よろしくお願いします。

ハンドルネームがこういう名前なので、和尚ぶって偉そうなことを言うこともありますが、聞き流してやってください。
まあ、そういうときに大事なことをこそっと差し込んでおくこともするかもしれませんが。←結構性悪。
得意技は財務。もひとつ法務あたり。弱点は経済、情報かなあというところです。
諸条件により特に「独学」というチョイスをした方に、有効な情報を差し上げられたらなと思っております。

さて先ほど、私の担当の編集方脳内会議を一人で行いまして、

「そもそも論の王道と、トリビア知識の邪道とのフリ幅で勝負」

と、たった今決定しましたので、これに沿ってお話を進めさせていただきたいと思っております。
道場から除名されぬよう暫くはひっそりと。

早速なんですが、苦手な科目についてどのような勉強法が有効か?について
独学者視点で語ります。
私は職業柄経済学の素養が必要な職業的にも関わらず、
経済学は、に・が・て。
興味がないのもありますが、意外や仕事で使うことが少ないということが原因です。

その結果、2回も受験の機会に恵まれました!!!(自虐)

2度目の受験のチャンスを得た時点で、これを奇貨とし骨までしゃぶりつくすほどドップリ浸かってやろうとそう決め、まず計画したことが2つあります。一風変わった考え方ですがお試しいただければ幸い。
これは、まったくの初学者や、私のように根本的にわかってないんだろうな、と自覚がある人に効果があるんじゃないかなぁ。

それは・・・

OJTを活用したマゾ的アプローチ

です。
【以下説明】

一般的な勉強方法では

1.INPUT(講義、テキスト精読)→2OUTPUT(確認テストなど)→3INPUT(間違えたところを再度入力)・・・永遠にループ

という方式が一般的だが、私は1.の前に

0.何もしないでまずOUTPUT

を行った。正直これはキツイ!! だって経済学ならば「限界」っていう概念もあやふやで、逓減・逓増の概念もううううって感じである。その0の時期にお世話になったのがこれ。

中小企業診断士試験対策~経営法務編~ アプリde合格

(↑は法務編)これ、180問入ってて180円!タダではないけれど、このくらいなら3科目買ってもスタバ一回くらいか、と思って購入した記憶がある。
それでもって、ひたすら解く、わけ分からんくっても○か×かを強制的に選んで正解か不正解かを「決める」。
(TACポケテキも有効だが、あれは紙ベースであり、正答率が出てこないから「初期の」モチベーションの維持には難ありか。。)

この「答えを決めること」が大事で、これは一次試験の解答特性からいってもかなり有効だと考えていました。そして自分が間違えたことを嫌でも認識する、「俺まだ本気出してないだけ」のような言い訳を許さず、徹底的に自分が無知ということをしばらくの間味わいつくす。。。
ただ、これを1週間くらい繰り返すと、人間の脳は結構賢く出来ていて、

「丸暗記」

という小技を使いだす。これにより教科特有のテクニカルタームなどを脳内にぶち込んでいく。このアプリde合格シリーズは本当に基本的な問題しかない。それがいいのだが、丸暗記でも7-8割の正答率は比較的短期間で出せる。。。なんて考えながら解いてた。

正答率の水準が上がってきたら①INPUTに入る。そこで思うこと。

「ああ、なるほどね」

このプロセスが非常に大事だと考えた。

さて。具体的な解説を。

 

0のステップを踏まないのとどこが違うのか?

それは「使う道具は何か、どう使うのか、ということが体で分かっている」ということである。

たとえば、あなたが大工になるとする。

一般的な方法だと

  1. 座学を行い道具の名前と使い方を覚える(IN)。
  2. 現場に出る。体で覚えてないので実際の道具の使い方は今一つ物にならない(OUT)。
  3. また座学を行いある程度悟る(IN)。
  4. 現場でとりあえず使い物になる(OUT)。

の方法をとる。マゾ的学習法では

  1. いきなり棟梁のもとへ修行に行き、のみとカンナの違いも分からずドツかれながら体で覚えていく(OUT) 。
  2. その後座学を行い、棟梁に叱られたことを思いつつ道具の使い方を知る、いや「なるほどね」と悟る(IN)。
  3. 現場でとりあえず使い物になる(OUT)。

どうだろう、いきなり現場に入ることにより
「使える=OUTPUT出来る」
までのステップが短くなっていることが分かるであろう。
最終的な目的はOUTPUT
であることを考えるならば、最初にまず現場を踏んでおくべきではなかろうか、と考えるのである。
もひとつ、付け足すのであれば、「自分を客観視する」ということも大事だろう。
俺はまだ出来ていないんだ、という「認めたくないこと」を素直に認め、改善する。「診断士」という資格はそういうことを「社長さんに強いる」場面も出てくることは必須で、資格者がそういうプロセスを踏んでいないことは非常にまずいと思う。

横道にそれたが。

また「痛い目にあう」ということはかなり記憶の強化に有効かと思う。
私は世を忍ぶ仮の姿で勤め人を20年しているが、仕事では「まずはやってみる」が大事であり、理論は後付けであとから「ああ、なるほどね」と悟ることも多い、と同感していただける方もいるはずと信じている。

いきなり勉強法について歌舞いた論を吐露してしまいましたが、いかがでしょうか。
まずは試行錯誤して、それから「よく考えて」自分なりの勉強方法を確立させてほしいと願っています。

合掌。

【追記】
この勉強法を下書きした後で、とある記事を見つけたので紹介します。2015年2月28日付日経新聞(夕刊)5頁、「宮大工の育て方、小川三夫さんに聞く」です。
神社仏閣の建築・修復に携わる宮大工の小川三夫さんのインタビュー記事ですが、その中で
「現代によくある懇切丁寧な指導では、自分で考えられないひ弱な人間ができてしまう。「教えずに放り出し、本人がはい上がっていくようにしなくてはだめだ」と説く。」とあります。
この道場も懇切丁寧な説明はしますが指導はしません、というかブログ・セミナーでは限界があります。
そこを自分の力でよく考えて「自律」できる人こそが合格を勝ち取ることができる、と感じます。

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