【合格体験記】子育てをしながら、独学で合格!!~たっしーさん~

みなさん、こんにちはu-taです。

本日も合格者の方から頂戴した体験記を掲載いたします。

子育てと並行し、独学で学習を継続され、見事合格を勝ち取られた『たっしー』さんです。

具体的な学習方法・ツールもご紹介頂きました。特に独学で学習をされている方にとって非常に参考になる情報が満載の体験記です

 

   寄 稿 こ こ か ら   

名前 たっしー
居住地 愛知県
年齢 38歳
性別 女
家族構成 夫、子ども(7歳、4歳)
職業 フリーランスでチラシ制作を主にするライター

試験結果
2011年秋 受験勉強を始める
2013年 1次試験合格(2次試験は受験せず)
このあたりで、一発合格道場の存在を知る
2014年 2次試験筆記合格

勉強方法 独学
勉強時間 1次/約600時間 2次/約400時間 合計/約1000時間

みなさん、初めまして。2次試験筆記を突破しました、たっしーです。
口述試験では、小学3年生のようなおしゃべりしかできませんでしたが、高い合格率を信じて、ただいま結果待ちです。

(u-ta注:体験記は口述試験前に執筆頂きました)

私も一発合格道場さんにとてもお世話になったので、私の一個人の体験記ですが、これから受験される方に、何らかの参考になれば幸いです。

★なぜ診断士の資格を取ろうと思ったのか
私は、もともとフリーランスのライターで、中小企業さんや個人事業主さんから直接依頼をいただき、チラシ類を作る仕事をしています。

事業案内のリーフレット的なものを作ることも多く、きちんと効果のあるものを作るには、依頼主さんの事業の方向性や強みなどをヒアリングし、どういったターゲットにどのようなPRをするのかを一緒に考えていく、経営コンサル的な能力も必要だなと感じていましたので、診断士資格にチャレンジすることにしました。

★独学での勉強法(1次試験)
経済学・経済政策…石川先生の本で勉強しました

(「速習!マクロ経済学」「速習!ミクロ経済学」)。
財務・会計…金高先生の4dan4.jpのweb講義を受けました。
企業経営理論…金高先生の4dan4.jpのweb講義を受けました。
運営管理…TACのスピードテキストで勉強しました。
経営法務…TACのスピードテキストで勉強しました。
経営情報システム…TACのスピードテキストで勉強しました。
中小企業経営・中小企業政策…TACのスピードテキストで勉強しました。
その他、テキストだけでは足りない部分は、参考になる本を読んだりもしました。
ひと通りインプットを終えてから、受験年の4月から過去問に取り組みました。

結果として、一番勉強に時間を費やした苦手な「財務・会計」が、やはり本番でも一番できませんでした。経済、財務が40点台でしたが、運営管理と中小の高得点に支えられ、合計438点で何とか突破できました。

★独学での勉強法(2次試験)
2014年合格を目指して、2013年の12月から勉強を開始しました。
診断士資格を取ってから、本業であるチラシづくりの部分のコンサル力として生かしていきたいとの思いから、岩崎先生の本をはじめ、ブランド力の作り方やファン客の作り方などの本はたくさん読みました。楽しかったですし、今でも自主開催しているチラシ自作講座に活かせています^^
また、財務を何とかせねば…という思いで、再度簿記の仕訳から勉強を始めました。

2次対策としては、新たなインプットには、財務・会計以外はあまり時間を使わず、下記の手順で解答の精度をあげていきました
①過去問を2年分くらいやったところで、4月の公開模試(TAC)を受ける
②“らしく”解答を書くのに、使える言葉の引き出しが少ないことに気付き、1次テキストと「全知識」からキーワードと思われるものの抜き出しをする。
③過去問を解き、「ふぞろいな合格答案」「中小企業診断士2次試験 世界一やさしい答案作成術」などの解答を見ながら、キーワードの補充、問題と解答の定番パターンを記憶、などを行う。
④9月にTACとマンパワーの模試を受ける
⑤模試の結果、どうにも事例Ⅳができないので、これまでと目標点数を変える。
これまで/事例Ⅰ・Ⅱで70点、Ⅲ・Ⅳで60点を目指していた。
これから/得意な事例Ⅰ・Ⅱで80点。Ⅲで60点。Ⅳは40点でOK。
それに伴い、Ⅳは、経営分析、言葉の意味などを重視して覚え難しい計算は捨てると決めた。

そんなこんなで当日を迎え、事例Ⅰ~Ⅲで頑張れたので、事例Ⅳが始まるときは「40点を目指そう!」と思い、気が楽でした。事例Ⅳはやっぱりできなかったけど、何とか通りました^^
口述では事例ⅡとⅢを訊かれたので、あれ?事例Ⅳは…と思いましたが、訊かれなくてありがたかったです。

★随所で助けてもらった、一発合格道場の記事
二次試験は、右も左も分からないところからのスタートだったので、本当にいろんなところで助けられました。「事例Ⅰは人事・組織について書くもの」という基本的なところから、「独創性は求められていない」という二次筆記試験の意図まで、過去記事にまでさかのぼって読み、多くの収穫をいただきました。特に良かったのは、各事例での自身のキャラ設定をした記事と、各事例での登場人物の範囲を整理した記事です。これは、自分でまとめ直し(事例Ⅱはキャラ設定をうまく見つけられなかったので、自分で「地元卒の営業企画部の新人」としました)、常に持ち歩いていました。

【道場関連記事】
事例 I : あんたは経営企画室のペエペエ平社員!
事例III:雇われ・素人・工場長の身になって
事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの本質を横串攻略!

また、試験当日は、直近の記事で書かれていた「これやったらOUT集」や中小企業白書からのピックアップ集的な記事を持っていき、電車の中で読みました。

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★財務・会計は、どれだけ頑張ってもだめだった
合計1000時間の勉強のうち、半分は財務会計に充てたのではと思いますが、それでも私は合格の60点レベルには達することができませんでした。本当に本当に苦手でした。意図は分かるけど、計算ができない、細かいところが分からない…。もともと金融関係で数字に慣れ親しんでいる方ではないと、難しいかと思います。それでも、何とか受かりましたから^^同じように財務会計が苦手な方、大丈夫です!特に2次は、事例Ⅳは40点を目指そうと思った時から、とても気持ちが軽くなりました。

★これは良かった!と思った準備
2次試験前日に、事例Ⅰ~Ⅲそれぞれに、「答案に書いてみたいフレーズ10」というのを作りました。例えば、事例Ⅱでは「新規顧客の開拓、固定客の増加をはかる」、事例Ⅲでは「データベース化して一元管理し、情報をリアルタイムで共有することで、納期の改善をはかる」など。これまでピックアップしてきたキーワードをいくつかつなげて、文章にしたものです。もともとがライターだからか、文章がピタッと決まると気持ち良くて、それがそのまますうっと頭に入ってきました。本番でも、使えましたよ^^

また、筆記試験への不安が高まり、モチベーションが下がっていた時に、「2次筆記に合格したら、これをフェイスブック記事に載せよう!」と、「未来日記」を書きました。自分がなぜこの試験を頑張るのか、受かったらどんな未来に向かえそうなのか、再度強く意識できました。日付もしっかり12月12日(筆記試験の合格発表日)と書いてあります(笑)

★勉強時間はどう確保したか
私が勉強を始めたのは、下の娘がまだ保育園に入る前でした。早朝しか時間が取れず、1ヶ月20時間を目標に始めました。保育園に入ってからは、早朝と昼間、仕事とバランスをとりつつ、1次試験は1ヶ月60時間、2次試験は1ヶ月35時間を目指しました。とにかく、この3年間、早朝の1時間(子どもが起きてくる前)は宝でした

長くなってきたので、そろそろおしまいにさせていただこうと思います。
周りは診断士なんていう資格を知らない人ばかりで、私もどう役立つのかはっきりとは分からず、子どもも小さく…という状況でしたが、逆に夫という生活を支えてくれる人がいたので、何とか時間を工面しながら頑張れました。
資格を(たぶん)取ることができ、ライターであることと診断士資格を持っていること、さらに女性で母親であることを、これからどう社会に生かしていけるのか、楽しみにしています。

簡単に取れる資格ではないので、頑張る期間も長いですが、この分野に興味のある方なら、面白味を感じつつ続けることができるのではないかと思います。

いつかお互い診断士としてお会いできることを楽しみにしています!

     寄 稿 こ こ ま で     

いかがだったでしょうか。
子育てをしながら、且つ、独学での学習で見事合格を果たしたたっしーさんの体験記から学べることは多いはずです。
ご自身で作成されたツールもご紹介頂いた『たっしーさん』本当にありがとうございました

by u-ta

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【合格体験記】子育てをしながら、独学で合格!!~たっしーさん~”へ1件のコメント

  1. たっしー より:

    こんにちは!たっしーです。
    掲載いただき、ありがとうございました。
    独学の方、ママさん、財務が苦手な方など、同じような境遇の方に、少しでもお役立ていただければ嬉しいです。
    せっかくなので、自分のフェイスブック記事でも、紹介させていただきました(*^_^*)

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