【合格体験記】PDCAとストイック学習のコラボで一発合格!!~たるでんてさん~

こんにちは。ハーンです。

本日は、ストイックな学習で見事、一発ストレート合格を掴み取られました、たるでんてさんの体験記をご紹介させていただきます。

私が体験記を拝見して最初に感じたのは、「受かるべくして受かっている」ということです。特にスト合格を狙う方には、非常に参考になる情報が山盛りです。

それでは、なぜ受かるべくして受かったと感じたのか、しっかりとお読みください

 

 寄 稿 こ こ か ら 

 

1.診断士に挑戦した理由・きっかけ

  初めまして、たるでんてと申します。昭和55年生まれで2014年現時点で34歳、大手日用品メーカーに勤務する社内SEです。

長期に渡る受験勉強中、この一発合格道場のサイトでモチベーションを高め、運よく2014年に2次筆記試験までストレートで合格する事が出来ました。

今は口述試験を無事に終え、来年1月6日の2次試験合格発表を待ちつつ、2015年を診断士1年生として迎える準備をしております。

きっかけは新入社員で現部署に配属されて以来、社内SEしか経験が無く自身のキャリアへの不安が高まってきた事にあります。ITベンダーのような専門的なスキルも、業務側のような深い経験も無い自分のスキルは何なんだろう?と悩んでおりました。そんな中、偶然街の本屋の資格コーナーで出会った中小企業診断士。

「これだ」とピンと来て即日パンフレットを取りに行ったのを良く覚えています。

保有資格は簿記2級応用情報処理・中高教員免許(理科)、教員免許は別にして少しだけ診断士取得に有利となりそうな資格を持っていた事も後押ししました。

 

2.最終的な勉強時間

 2013年08月01日より学習を開始して、毎日ストイックに3.2時間。

結果的に下記時間で着地しました。

1次試験(1回目):2014年09月合格:【1次合計1085時間】本試験の平均点数約64点。

経済学    :138時間
財務会計   :264時間
企業経営理論 :273時間
運営管理   :180時間
経営法務   :134時間
情報システム :  0時間(応用情報処理による科目免除)
中小経営・政策: 96時間

2次筆記(1回目):2014年12月合格:【2次合計367時間】

事例Ⅰ    : 83時間
事例Ⅱ    : 74時間
事例Ⅲ    : 65時間
事例Ⅳ    :145時間

2次口述(1回目):2015年01月発表待ち・・・きっと合格しているさ!と自分を言い聞かせたまま年を越します

 

3.学習スタイル

  受験機関はTACを利用しました。初学者だったのですが、科目を週のサイクルで回すというカリキュラムと2次のコマ数の多さにひかれて、上級DVD通信のコースを申込みしました。

平日3.2時間、土曜5.4時間、日曜1.0時間をルーチンにして平均勉強時間を指標として自己管理していました。

そのために日々の勉強時間をExcelに記録し、指標が3.2時間を下回ると日曜日もう少し勉強時間を充てました。

0.2時間という端数は3時間を下回らない為のバッファです。平日は朝早く出社し、誰もいない会社の会議室で0.5時間前日の復習。昼休み0.5時間予習。夜帰宅後に2.2時間DVD講義。という生活スタイルです。DVD通信生は通信教材を溜めない事スケジュールを自己管理する事モチベーションを保つ事が重要だと感じました。

 

4.試験合格までの学習法

  学習を開始する前から1)総学習時間を1500時間2)2次の事例演習72事例、の2点を自主設定としていました。

最終的に1)は1450時間、2)は68事例で着地しています。1次試験は進捗を時間重視、2次は進捗を事例本数重視でExcelに管理していました。

【1次対策】

1次試験はただひたすらストイックに勉強時間を充てます。上級コースは正直初学者には辛いですが、慣れてきた春頃には1日2科目回せるようになっていました。特徴は一般的に言われている通りです。

①皿回しサイクル学習
②アウトプット学習(答練・過去問)への早期切替
③ある程度の量の勉強時間確保
④答練や模試の最低点は40点ではなく平均点を設定

あたりが有効だったのかなと振り返っております。

【2次対策】

学習当初、2次試験は正直何を・どうやって学習すれば良いのか全く解りませんでした。1次本試験前の2次対策は、TACの上級通信DVDを受けひたすら演習を重ねるだけでした。特に自主的に何かした記憶はありません。

ただ、72事例こなす為には1次試験終了後の翌日から過去問に着手したい、というぼんやりとした自主設定はありました。

1次はそれなりに学習時間をかけた為、答練の点数では平均点以上を必ず獲得していました。

しかし、2次の演習では平均点をウロウロ。当初は成長を実感できず結構ショックだった事を記憶しています。

1次試験終了後、自主設定通り即過去問に着手しました。ただ、過去問は自己採点となる為自分の解答が良いのか悪いのか採点する事が出来ません。ただ、マス目を埋められるようにはなっていました。

自分の解答がTACの模範解答では全く異なるも、他社だと似ているという事が良くありました。

この頃はそういうモノなんだなと割り切るようになり、とにかく平均点から大外ししなければいいや程度の気軽な気持ちに切り替えたと思います。

ただし、事例Ⅳは人並み以上を狙い、単純な計算ミスや指標分析のミスは徹底的に潰しました。今思うと、簿記2級保持者であるにも関わらず、1次財務+事例Ⅳで400時間はさすがに使いすぎだったような気もします。が、事例Ⅰ~Ⅲは平均点で着実に+事例Ⅳで人並み以上という方向性は見え始めました。

自分が平均点を本当に狙って取れるのか、という検証をする為他社(MMC)模試を受け、見事平均点ドンピシャリ。

ちなみに、道場的に言う開眼という事は感じられませんでした。学習当初からずっと平均点だったからかもしれません。

もちろん事例Ⅰ~事例Ⅲが平均点であれば、いくら事例Ⅳが平均以上だとしてもB判定だと思います。しかし、合格したという事実は多分サイコロが良い方向にたまたま転がったのだと思います。ただ、サイコロの面に細工をして当たりが出やすくなる工夫は自分なりにしたつもりです。

①72事例という目標を持って早期から取り組んだ事
②平均点を意識して余計にそれ以上を取ろうと躍起にならなかった事
③財務・事例Ⅳを徹底的にやった事
④試験当日、冷静に正しい判断が出来た事

⇒例えば、今年の事例Ⅳは途中で時間不足を予測し、最後の簡単な問題から着手した方が良いと緊急判断しました。

あたりが有効だったのかなと思います。

 

5.最後に

  先日、最終決戦の地である明治大学リバティタワーにて口述試験を受けてきました。TACの講師以外で中小企業診断士にお会いできる大切な機会。

長い机の先にいる先生に対して、自分なりに解答と想いは伝えられたと思います。(口述の面接官って診断士ですよね??笑)

早く机の向こう側にいる先生達と同じ世界・フィールドに立ちたい、と想いが強くなりつつ帰路につきました。

先輩診断士の方々・今年の合格者同期・これから頑張れる方、”向こう側”で皆さんと一緒にお仕事出来る事を楽しみにしております。

 

寄 稿 こ こ ま で 

 

いかがでしょうか。

まず、全体として合格に必要と言われる時間・事例数に十分到達していると思います。ただし、単に時間をかけただけでなく、高い目標設定の後、工程管理をしっかりやって、ストイックに実行し補正する。このPDCAサイクルがきっちり回っているところは、特に一次試験の攻略に役立っていると思います。

次いで二次試験対策。

全体として、事例Ⅰ~Ⅲは確実に人並み答案、事例Ⅳは、きっちり差をつける。という一つのモデルケース的な戦略が見て取れます。そして、戦略にあった方法を「ご自身で考えて実行」していることが素晴らしいですね。

また、二次試験当日も冷静に臨機応変な対応ができていますね!

 

最後に私が受かるべくして受かっていると申し上げた意味は・・・

一次試験、二次試験を迎える過程、そして二次試験当日の対応、これが全て極めて高いレベルで実行されているから。ということです。

これは言うのは簡単ですが、実行するのは難しく、それができる人はごく少数。だから必然的にストレート合格と言う結果につながったと感じています。

 

なお、たるでんてさんは、口述試験も見事に突破され、実務補習に向けて準備をされているとのことです。

たるでんてさん、参考になること満載の体験記、ありがとうございました。

実務補習、頑張ってくださいね

ハーンでした。

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