【二次試験】解答を書くということは

こんにちは、まさや~んです。

本日の記事は、二次の解答が伸び悩んでる方と二次を取り組もうとしている方向けの記事です。
なぜこの記事にしようかと思ったのが、オフ会でお話した際に(当然みなさま受かってると思いますが)二次の勉強方法などの質問をされる方がいたからです。ですので、試験前のブログで書くといっていた「読む力」の重要性ではなく、逆に「書く力」なんてそんないらないという視点で書いてみました。

== ここから

☆解答は誰に対して書いていますか?

私の答えは【各事例の社長や出題者に向けて】解答するということです。
もっと詳しく書くと、「限られた条件(試験でいうと、与件、設問、時間など)を基に、その条件下で適切な状況分析やアドバイスを、【各事例の社長や出題者に向けて】、わかりやすく報告・提案すること」が求められています。

当たり前の答えなのですが、実はそれができている人は限られています。
なぜかというと、限られた条件(試験でいうと、与件、設問、時間など)を基にせず、独自の解釈やファンタジーを作り解答するひとが多いのです。なまじ経験がある人が受かりにくいという諸説はここからくるのではないかと思います。

以下の図は、私が考える合否ピラミッド
(評価は一つの事例で大多数その方針で答えた場合の参考程度のものです)

☆ファンタジーって何?

与件の設定+独自解釈の設定
独自解釈の設定のみ
与件の設定は正しくもユーモラスあふれる解答
独自解釈の設定と解答で終始
などなど

つまりは自分の主観(独自解釈)が少なからず入っているものである。

もし主観をいれたいならば、その理由も解答に盛り込まなければ伝わらない。でも本試験の100字そこそこでそんな理由を書くスペースはない、よってその答えは出題者が想定していないであろうと結論付けることができる。

☆知識と独自解釈の違い

知識は、二次受験者が当然知っている一次試験範囲の内容、過去の二次試験から導かれるもののことである。対して、独自解釈とは、現場での経験や個人主観、有名コンサルなどのテクニックから導かれるもののことである。

相対評価で合格基準に入るのに、有名コンサルや著名人のテクニックは必要ない(試験委員書籍は除く)。もしテクニックを重視する場合は他の人と離れるマイノリティーな解答となり、いくら正しくても、その解答が出題者が想定していないものの場合加点は望めないと思われる。その場合は、そもそもが設定を無視して独自解釈したファンタジー解答がほとんどだとは思います。

☆合格レベルの答案とは

二次試験で合格するレベルとは「与件に基づいて書く」という意味が、「与件のコピペ」でもないし「与件+独自解釈設定」でもないと理解していることが大前提。もし、この違いが分からず受かっている合格者がいたら「たまたま」の合格者です、ナイスラッキーといってあげましょう(笑

では、それを理解した上で、二次試験の解答骨子の理想形とはどうなるか

・基本パターン
「主語、目的、与件根拠1、与件根拠2、・・・、効果や帰結(述語)。」
・基本パターン派生(事例Ⅱなどの戦略問題の場合)
「主語、だれに(与件根拠1)、何を(与件根拠2)、いつ(与件根拠3)、どこで(与件根拠4)、どのように(与件根拠5)、効果や帰結(述語)」
などなど

で、終始解答をかいていることだと思います(設問内容によっては例外あり)

☆見えてくる事実

二次試験(筆記)では、【診る(読む)、考える、書く】、が必要ですが、書く力は本当に必要でしょうか?

先述の解答骨子の理想形、をベースに解答する場合、主語、目的、効果・帰結などは設問を読んだ時点でほぼ確定しますよね。あとは根拠として、与件を埋め込むという作業が必要になるだけです。もし書く力が必要だとすると、与件を埋め込む際の圧縮力(?)のみということなんでしょうか?でも、圧縮して与件をリフレーズ(置き換えること)したら採点者に正しく伝わらない可能性がたかまります、だったら根拠の一つを捨てでもわかりやすく書いた方がいいような気がします。(圧縮しても、第三者が見て、意味が正しく伝わるなら圧縮でも構いませんが、それでも「~が○のため△」くらいは必須であろうと思います。)

で、投げかけた疑問、「書く力は本当に必要でしょうか?」に辿り着く。

私が思う鍛えるべき力は、根拠とする箇所を見つける力、想定される解答の帰結を導く力、です。
前者は診る(読む)であり、与件から正確に読み取る力があること。後者は考える力であり、知識を使いこなせる力があることである。

☆個人的に二次合格レベルに達していると思う解答

・解答を読んだだけで、設問で何を聞かれているかわかること
・与件+知識に基づいて書かれていること
・設問での問われ方(帰結)の違いに意識がいっていること
・体言止めされず、一般的な文章の形になっていること

☆以上を(多分)意識した私の今年度本試験解答

まさや~ん2014二次試験解答_20141028 (再掲載)

徹底できてるかというと、そんなことはないし実力低下が否めないです(;^ω^)
特に事例Ⅲはやばいです、、

=== ここまで
11月8日、18日と一発合格道場のオフ会が開催されました。来年ストレートを目指す方はもちろん、二次の結果を待つメンバーなど多彩なメンバーの参加で受験生同士の交流はもちろん、私達道場メンバーも色々な刺激をうけとても楽しい会となりました。(私信:プチセミナー参加者には二次向け質問に対する私個人の解答を送付しましたが届いてない方いれば別途連絡くださいませ_(._.)_ )

もし直近の診断士試験合格者と話してノウハウを得たいという方は、一発合格道場のオフ会は終了しましたが今週末にタキプロさんの方でも行いますので興味ある方は参加するのもいいかと思います。詳細はコチラから。

以上、まさや~んでした(*´▽`*)

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