キーワードを抜き出すのに必死になっていませんか?

こんにちは!

フォルゴーレです

雲の位置が高くなり、秋らしい過ごしやすい気候に食欲上昇中でございます読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そして今年は勉強の秋ですね去年の時点では来年はもう勉強したくないと心底思っていたのですが、不思議な事に今年も色々な勉強を継続しておりますそして、昨日参加した診断士のスキルアップ研究会では、診断士としての真の学習はこれからだと思い知りました

 

停滞は死を意味する

最近読んだ本の受け売りですが、自然界においても人間界(ビジネスシーンだとイメージしやすいでしょうか?)においても常に変化や成長を求めない事は組織の解散を助長するといった内容でした。少し難しい表現もあったのですが、私の理解としては「個人も常に新しい事を取り入れないとなぁ」位のものでしたが

 

 

 

私の独り言はさて置き、本日は解答作成時に陥りがちな「キーワード」を探す時のポイントについて考えてみたいと思います

 

■キーワードを探すのに必死になりすぎていませんか

 

タイトル通りの質問ですが皆様は如何でしょうか?

そして何を隠そう、去年の私自信が学習初期に陥っていた状況でした

私の場合の要因は色々とあると思うのですが、通っていた予備校の採点方式がキーワード採点であった事や、読んでいた参考書の採点方式がキーワード採点であった事に影響を受け過ぎてしまった為という事が一つの要因として考えられました。もちろん、予備校や参考書のせいにしているわけではありませんよ自分なりにより良い答案を作成しようとする過程で、キーワードを抜き出す事に必死になってしまい、その結果として合格レベルから遠ざかった答案を作成してしまいました

 

学習初期の私はというと、キーワード抜き出し症候群以外にも次の様な症状を併発しておりました。

 

  1. 点にならない冗長的な文章を書いていた。
  2. 因果関係の『因』の部分の説明が多かった。
  3. 結論(自分が一番強調したいセンテンス)がどれかわからない。

特に1の冗長的な文章というものはかなり特徴的に表れており、80~100字の字数制限の際には前半の半分にほとんど点数が入らないという事も頻繁に発生しておりました今になって考えると、2の因果関係の『因』の部分を過剰に説明していたという事が原因だったと思われます。

そして、一番重要な内容である3つ目の強調したいセンテンス、つまりは設問文の問いに対する結論がわからない事が多々ありましたわからないというよりも、結論となる文章が無い事すらありました

 

非常に簡単な例を作ってみました

 

問「B社の販売戦略が成功した要因を述べなさい。」

 

学習初期:元々取り組んでいなかった通信販売による販路を充実させた事。

学習後期:通信販売による販路を増やし、遠方の顧客に対応する事で売上が向上した事。

 

どうでしょうか?わかり易く書く為に少し意図的に書いてしまいましたが与件文が無い点については大変恐縮なのですが、初期と後期の違いについてはわかって頂けるかと思います初期の解答は前半部分をそのまま抜き出しています。これに対して後期の解答は、冗長な表現を削除し後半部分を追加する事が可能になっています

 

大事なのは『販路が増えてどうなったの?』という事です

 

実際にどのようなトレーニングを行ったかと言うと、イラサムの記事にあります様に20字でシンプルに解答するというトレーニングを行っておりましたこの方法はいいですよ一切の無駄が許されないですからね上記したような、結論となる文章がないという事はなくなります

 

よく『与件文に答えがある』を耳にすることがあります。確かにその通りですしかし、実際には『与件文には答えのヒントがある』という表現が適切です。一部の設問ではキーワードを抜き出すだけで完結できるものもあるかもしれません。ただ全ての設問がキーワードの抜き出しで終わる事は100%ありえません

 

個人的な感覚としては与件文の中には『因果関係』の『因』と『果』のうちのいずれかの記載しかないと思って与件文を読んでいます。

『因』の部分だけが多く記載されている与件文もあれば、逆に『果』の部分の記載が多い与件文もあります。このような与件文は『その結果になった理由を考えよ。』みたいな設問文が出てきます。例えば、H24年の事例Ⅰでは『X社との連携による海外進出を行った事』や『技術畑出身の係長クラスの人材を現地に派遣する事』といった『果』の部分の記載があります。しかし、なぜその結果に至ったのかという理由、つまり『因』の部分は書いていないか、少ないヒントしか記載がありません。

結果として類推による解答が増える事が事例Ⅰを難しく感じさせている理由の1つかも知れないですね私も事例Ⅰはあまり得意ではありませんでした。。。

 

キーワードは重要ですがそれだけでは解答は完成しません。私は自分の解答に確認の意味を込めて『んで、どうなったの?』というツッコミを入れていました私のように伝えたい事がわからない文章にならない様に気をつけて下さいね

 

それではまた

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キーワードを抜き出すのに必死になっていませんか?”へ4件のコメント

  1. フォルゴーレ より:

    たなち様
    おはようございます。いつもコメントありがとうございます!簡潔で意味が伝わる文章というのはなかなか難しいですよね。ただ、訓練すれば一定の『型』の様なものが掴めてくると思います。こればかりは反復練習が必要です。何かリクエストやご質問がありましたらいつでもご連絡下さい。宜しくお願い致します。

  2. たなち より:

    フォルゴーレさん、こんにちわ。
    最近、キーワードには反応できるようになってきたのにうまくかけないと感じてた理由が分かりました。1も2も3もやってました。
    キーワード抜き出しと並べ替えに囚われてなかなか字数に収まらない、時間がかかる、どうしたものかと思案していましたが、ちょっと方向性が見えた気がします。
    成果の実感が得られない日々ですが、頑張ります。

  3. フォルゴーレ より:

    ken様
    コメントありがとうございます!少しでも参考になれば幸いです。あと一ヶ月、体調を崩さない様にお気をつけ下さい。

  4. ken より:

    なるほど! 学習初期と学習後期の違いが分かりやすいです。演習の点が伸びないのはココかもしれない。チェックしてみたいと思います。

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