実務で役立つ学習内容

こんにちは。今日は代打で登場の4代目・平平です。

私は2012年に二次試験合格、2013年10月に診断士登録されました。
今は宮城県、東北地方を中心に、独立診断士として活動しております。

まだ診断士登録から1年も経っていないヒヨッコ診断士ではありますが、ご縁に恵まれたおかげで色々な仕事に携わっております。
実際に診断士として仕事をする中で、診断士試験で勉強したことが役に立ったなと思う場面がいくつもありました。

今日はその中からいくつかをご紹介いたします。
合格後に独立する予定の方はもちろん、企業内でも経営に関する仕事に従事する人であれば、参考になる内容だと思いますので、よろしければご覧ください。

 

◆決算書分析(財務会計・事例Ⅳ)◆
何かを一番に挙げろと言われたらこれかなと思います。
経営相談を受けるにしても、経営改善計画を立てるにしても、企業の決算書を読んで状況の把握から始めることがよくあります。

実際の現場では、経営者との面談の際に決算書を渡されて、数分間でだいたいのことを把握しなければならない場面がしばしばあります。
そのためには当然、業種や業態ごとのポイントを把握した上で、ざっと数字を見て、肝になりそうな部分の指標をパパッと計算することになります。
これをやるには、いちいち経営指標の公式を思い浮かべながらやっているようでは駄目で、身体が勝手に反応するくらいのスピードを身につけておく必要があります。

決算書分析の計算は、一次試験の財務会計、二次試験の事例Ⅳで手を動かして訓練を繰り返していけば、必ず身につけることの出来る能力です。試験合格を目指すにしても、計算の速さはそれだけで合格へのアドバンテージになります。少し時間はかかるかもしれませんが、是非ともしっかりと身につけておいてくださいね。

 

◆切り口を考える(企業経営理論・運営管理・二次試験全般)◆
経営者からの相談に応じる中で、様々な問題や課題を解決するために物事を様々な切り口(フレームワーク)から分析すると、いいアイデアや新たな発見が生まれることがよくありました。
経営者にアドバイスする際も、上から目線で「ああしなさい」、「こうしなさい」というのはあまり好まれない場合が多いです。それよりはこういった切り口を示しながら経営者と一緒に考えるスタイルの方が受け入れられやすいと思います。

試験勉強で学習する様々な切り口は、実際の経営相談や、診断業務の際にも大いに役立ちます。あまり数を覚えておく必要はありませんが、定番の切り口はきっちりと押さえておき、試験ではもちろん、実務でも使えるようにしておきましょう。

切り口については、こちらの記事も参考になります。

 

◆中小企業施策情報(中小企業経営・政策)◆
中小企業政策で勉強する内容です。試験勉強ではひたすら暗記なので、正直面白味に欠ける科目でもあるのですが、中小企業施策情報は経営者からのニーズがとても高いです。私が経営相談に行った先でも、よく「何かいい情報あったら教えてよ」と言われます。
もちろん全てを暗記しておくことは難しいのですが、主なものを押さえておいて、経営者から相談されたときにサッと紹介できるとポイントが高いと思います。

施策はコロコロ変わるので、継続的に情報収集を行い、自分の中の情報をアップデートしておく必要はありますが、基本的なところはあまり大きくは変わらないので、中小企業政策を勉強することで大枠は押さえておくことが出来るでしょう。

 

以上、いかがでしたでしょうか。

今、あなたが取り組んでいる勉強が、実際に役に立つものだということがわかって頂けたら嬉しく思います。
貴重な時間を犠牲にして必死に勉強に取り組んでいる以上、何かしら将来に活かしていきたいですよね。
今年の二次試験を受験される方はあと約1ヶ月強。「さっぱり合格答案が書けません」という方もまだまだ間に合います。最後まで諦めずに頑張ってください。そして合格後に今日の記事の内容を実感してください!

それではまたいつかお目にかかりましょう。

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