【読む力強化】SWOT分析よりも大切なこと

一次試験が終わり、早3週間余り。
いかがお過ごしでしょうか

去年のU2は、過去問や予備校の演習などを解き、解答方法などを検討していたところだと記憶しています。
具体的には、様々な合格者の解答方法取り込んでは試し、の繰り返し。

しかし、、、。
なかなか、点数が取れない時間内に終わらない何を答えてよいかわからない


ないないないの原因の一つに、前回でいう読む力の脆弱さがありました。

そこで、今日は読む力についてフォーカスしたいと思います。

◆読む力のおさらい◆

では、まず読む力をおさらい。

・何が問われているかを把握すること
・問われていることの情報を探すこと

何が問われているかを把握することとは?
これは先日3215の記事にもあった通り。

設問文の解釈です。
具体的には制約条件を読み取れるか否か。

2次試験は筆記試験である以上、ある意味様々な解答を書くことが可能です。
そのため、採点者が合格者を絞るためには、一定の基準としての模範解答を設ける必要があると考えられます。
つまり、設問文に制約条件を設けることで、模範解答を絞り込ませているのです。
その制約条件を読み取るため、仮説をたてることがとても重要です。

今日のメインは、その次。
問われていることの情報を探すこと、について。

制約条件の付された設問文で問われている以上、答えのヒント必ずちりばめられています。
その宝探しの主戦場は与件文です。
※各設問文の行間から読み取る場合もありますが。

ではどのようにして探せばいいのか?

一つのフレームワークとして、SWOT分析をしながら読む、という方法があります。
実際、U2もこの方法を行っていました。

例えば、平成25年本試験事例Ⅱを解いた時にメモしていたSWOTの一部は次の通り。

S(強み):他社にはない原材料配合により触感がやわらいさつま揚げ
W(弱み):副社長が子供の頃から変わらない商品のラインアップ
O(機会):旬の農産物を提供してくれる農家の協力
T(脅威):味の種類が豊富な県内大手企業Z社の存在

しかし、これはあくまで設問からの仮説をヒントに考えうるSWOT。
本当にその会社にとってSWOTか否か不確実です。
なぜなら、SWOTは本質的な部分によって異なるからです。

◆本質的な部分とは?◆
そもそも診断士に必要なスキルとはどのようなことでしょうか?
こぐまの記事にもある通り、2次試験を通したコンサルタントとしての基本的な思考回路と言えます。
では、そのスキルを身に付けたゴールはどこにあるのか?

SWOT分析をするため?
ではないですよね。

結局は企業やが抱える課題を解決し、社長の願望を実現するためではないでしょうか。
であるならば、与件文に探しにいく答えは明快。

本質的な部分とは、企業が抱える課題と企業の方向性・社長の想いを知ること。
逆説的に言えば、SWOT分析はこの2つを深堀りするためにこそあるのです。

そこでU2が行っていたこと。
与件文を読み、下記のように色分けを。(フリクションのマーカー三色ペンを使用)

S(強み)・O(機会):赤字でローマ字頭文字
W(弱み)・T(脅威):青字でローマ字頭文字
時制:橙色マーカーでチェック
H(方向性・社長の想い):紫字でローマ字頭文字
K(企業が抱える課題):紫字でローマ字頭文字

具体例として平成25年本試験事例Ⅲ問題の用紙U2のメモ書き

↓↓↓

そうすることで、SWOT+HKが完成。

「方向性 ← 課題 ← SWOT」 という具合。

この流れを把握できるか否かで、考える力書く力にも大きな影響があると思います。
問題を解くときにはSWOTも大事ですが、本質を見誤らないよう注意が必要ですね。

今日の四字熟語:本末転倒(ほんまつてんとう)
意味:物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。

今日も元気で
U2でした。

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【読む力強化】SWOT分析よりも大切なこと”へ2件のコメント

  1. U2 より:

    まるさん
    コメントありがとうございます!
    ご参考になれば幸いです(^^)
    様々な方法を試して、よりご自身に合った解答方法を見つけられることを願ってます☆
    また、今後とも何卒宜しくお願い致します!

  2. まるさん より:

    こんにちは
    SWOT+HKと色分け、大変参考になりました。さっそく活用させていただきます❗️

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