泣いても笑っても4,000人(80%)が不合格

毎年蝉の鳴く頃、合格者ブログにボクの80分間解答プロセスと称する自慢話の花が咲き、蝉が鳴き止むと共にパタリと聞かれなくなるのは毎年変わらぬ風物詩。受験者の80%を不合格にする試験では、

合格する方法を探す意義は限定的で、
80%が不合格になる理由を探る方が効果的

であるのは当り前。当り前のことに気づかない人が合格者の多数を依然占める中、当り前のことができれば合格するのも当り前。

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■実は団体戦~スト生のグループ学習■

「2次はスト生でも大丈夫」ってホント?

さて、先日の2次セミナーで「スト生でも大丈夫」と伝えた一方、2次対策では多年度生が圧倒的優位

・熱意ある講師の指導の下、実力者同士で力を競い、
・事例過去問の出題傾向を網羅的に分析し、
・採点者に伝わる多面的な答案作成術も120%習得済。

ただこの優位性、スト生ならやり方次第で6週120hで逆転可能。そのやり方の一つがグループ学習

・実力・立場が近い者同士で、足りない情報を集め、
・答案の相互採点を通じ、ミス修正と答案作成力UP。
・でも本当の効果は、他人のミスから失敗体験を学ぶこと。
・すると失敗を避ける工夫を重ね、相互加速的に実力急上昇。

ハカセ曰く、学習グループ内でオレの意見が一番正しいと主張し合うことさえ避ければ、グループ学習は有用。

そして多年度生が最も嫌がるのは、この試験は人並み答案を書けば合格とスト生が気づき、仲間内で答案を見せっこ・真似っこしながら、伝わる答案をあっさり作ってしまうこと。つまり、

2次は一見個人戦だが、実は団体戦でもある。

そこで今日は、自分の学習グループが正しいゴールに向かっているかの検証用に、「合格仮説」を3つ紹介。

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■スト生の合格仮説①:採用心理■

診断協会は、5,000人中のどんな1,000人を合格させたいか?

この質問に正解はないから、好き勝手に想像。例えば、出題/採点側の立場で4Pのフレームワークを使うと、

Product 企業診断実務に必要な1次7科目の知識を備え、
Price★ 相談元である中小企業経営者の期待通りに
Place 診断協会が用意した企業診断手順に沿って、
Promotion 自分で考え抜いて素早く、
又は何年でも熟慮して確実に、回答できる者

ここでPrice(値付け)に注目。自分が採点者あるいは企業経営者であれば、

薄い知識をいかにも良さげに押し付けてくる奴より、
豊富な知識の中から期待通りの答えをくれる人を採用

したくなるのは当り前。2次本試験で自分の実力より高い答案を狙うか、実力通りに答案書くかの違いは、意外に重要。

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■スト生の合格仮説②:読む→導く■

「2次筆記は思考力を試す試験」という俗説はウソじゃね?

2次筆記が求める能力の通説は、読む→考える→書く。これはウソではないが、合格Sランク事例マシーン派が、

・不合格の原因は「考える」ことによるタイムロスと答案のブレ
・従い考えずに済む様、80分間の解答プロセスを事前に磨く。
・試験中は、解答要求×記述パターンを組み合わせ、考えずに書く

という作戦を取っていることをバラすと、読む→考えるより、読む→導くの方が合格実態に近い。その究明は別機会に譲るとして、「思考力を試す試験」は明らかにウソ。ちなみに、

①解答要求がわかる時 予め用意した答えを書く
②解答要求がわからない時 受験校に教わったテクニックで書く
③それでもわからない時 周囲が書きそうな答えを想像して書く

のが事例マシーン。①②は頭を使わないから「考える」のは③の時だけ。従い、試されるのは思考力でなく、その場でいちいち考え込まない事前準備力。また2次筆記の設置意図を忖度すると、

○診断協会が想定する企業診断手順の習得度判定に過ぎず、
×何か個人の能力を試す意味での、試験ですらない。

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■スト生の合格仮説③:書く■

受験校の事例演習では、答案コピーOKというのはホント?

ホントかどうかは別として、事例演習の解説講義は、自分の答案を数枚コピーし、周囲の仲間と交換してから受ける。

・自分の答案を採点し、講義後にすぐ復習可能。
・周囲の答案を採点し、採点者の立場を理解。
・自分の答案を採点してもらい、いかに伝わらないかを知る。
・解説講義に基づき、次回演習での答案作成方針を立案。

答案コピーはイカサマでなく、実力UPの重要手段。他人の答案の良い点を取り入れ、自分の答案の悪い点を修正。これを真剣に何周か繰り返すと、

人並み当り前A答案を80分で作る位なら朝飯前。

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■今日のまとめ■

「スト生でも大丈夫」だけど、「スト生だから大丈夫」ではない。

「2次筆記は団体戦」は単なる合格仮説。合格仮説とは自分で考えPDCAを回して初めて役に立つから、当ブログに合格する方法を探しに来ても無駄。

かつ、解答テクニックを駆使して考えずに安定A答案を作る多年度生に対し、スト生は圧倒的不利。でも「1次突破の勢い」×「正しいゴールに向かうグループ学習」なら互角以上、というのが今日の趣旨。ではまとめ。

・2次は一見個人戦だが、団体戦でもある。
・採用心理を考えれば、相手の期待と異なる知識解答は危険。
・「読む」→「考える」より、「読む」→「導く」の方が合格実態に近い。
・答案相互採点の反復により、合格A答案を書くこと位は朝飯前。

byふうじん



コメント & トラックバック

ふうじんさん、こんにちわ。
おかげさまで、残り二科目はクリアでき二次に進めそうです。
引き続き一人で臨みます。
今日のふうじんさんの記事では「しまったなあ」と思ったのですが、仕事でも時々使ってる一人時間差で対応してみます。
一次は、有益な勉強だとは感じましたが、試験は競技と受け止め臨みました。
二次は勉強という言葉があまりふさわしくないように思います。仕事でやってることと同じじゃないか?と感じてます。社会人としてとても役に立つトレーニングですね。
ふうじんさんの記事を参考に、今後は自分が考える合格答案(仮説)、自分の型を作って、過去問中心にふぞろいや世界一、セオリー、ユーキャンの模範解答と比べる作業を続けていくつもりです。
その前に財務、財務です。今日TACの事例Ⅳの通信講座が届きました。
なんとか今年合格したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。

こんにちわ
読む➡️導くために、先ずは自分の型、思考パターンを確立して行こうと思いました。
アドバイスありがとうございました

たなち様、1次・2次の受け止め方はその通りと思います。
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2次答案の作成力は、学習仲間同士の相互採点で容易に向上しますが、独学の方が多数合格するのも事実です。全て自力も良し、当ブログで紹介されている独学者同士の採点も良し、状況に応じご判断されるのが良いと存じます。
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なお「一人時間差」は興味津々です。試験終了後で良いので、ぜひご紹介ください。
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まるさん様、コメントありがとうございます。
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「読む→導く」は私のオリジナルではありませんが、確かにこの方が、ブレの少ない思考パターン確立に役立つと存じます。

「一人時間差」とは、
「ひとまずやる」⇒「時間をおく(忘れる)」⇒「体をリセットして見直す」
という技の事です。
それだけです。期待させてすみません。
技の名前は先週うちのテレビはバレーばかりかかっていたから、閃いたと思われます。
私は地方銀行員を20年やってます。若い頃、主に融資稟議書の作成で、大急ぎで書いた種類を提出すると、書き漏れ、数字間違い、何が言いたいのかわからない、などでよく叱られてました。
そうするうちにやりはじめたのが、完成したら一旦横へ置いて、半日他の仕事をしてから見直すという事です。
そうすると自分の書いた書類でも客観的に見る事ができ、間違いや言い回しのまずさに気づけるようになりました。いまでもよく使う方法です。できるだけしっかりと忘れておくというのがコツです。
話は変わりますが、今診断士の勉強をやっていてこの「忘れる」というのは、私にとってとても重要な技術?になりました。
強く記憶する為に必要な事は、記憶⇒記憶⇒記憶ではなく、記憶⇒忘れる⇒記憶の繰り返しでした。私はマラソンをするのですが、誰もが走る⇒休む⇒走るの繰り返しでトレーニングをしているはずです。
この「休む」を「忘れる」に置き換えると、全く同じ方法で脳も鍛えられることに気づきました。「能力」は「脳力」で、腕力や脚力と同じやり方で向上させる事ができると考えれば、得意不得意やこれまでの不勉強のコンプレックスなど気にならなくなりました。
おっと、受かってもないのにエラそうな事を言ってしまった。二次対策はじめたばかりなのにハードルをあげてしまった。
帰って勉強します。昨日の事例Ⅳの記事ありがとうございました。

たなち様、返答遅くなり申し訳ありません。貴重な情報ありがとうございます。
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「一人時間差」はビジネスに使える大技ですね。私もお気に入りです。
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なお私もそうですが、「試験を受ける前に既に受かったつもり」も「合格イメージが明確」という点で有利な材料です。ただこの試験は合格実力と合格は別物。ぜひ合格を勝ち取られてください。

ありがとうございます。
ちょっと気になりはじめた事がありまして、わかれば教えてください。
二次試験の採点は、診断士協会の診断士の方がおこなうのでしょうか?
二次試験に対しては、中小企業の社長から話を聞いて、社長に答えるつもりで接しようと考えているのですが、はて、実際は誰が答案をみるの?と思ったものですから。
お忙しいところすみません。よろしくお願いします。

たなち様ご指摘の通り、合格仮説を作る際、「誰が採点しているか」は重要です。誰も知らないので答えようがないのですが・・。
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ただ「誰も知らない」とすると、「少人数でこっそりやっている」と推定できます。独立診断士かも知れませんし、試験委員のゼミの大学院生かも知れません。受験校では「大学院生かな?」と噂されることが多いので、その程度のレベル感で解答を作るのが安全だと存じます。

誰もが知らないのならかえって安心しました。
どうもありがとうございました。

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