【渾身】企業経営理論

 さてさて、いよいよ勝負の月5月が始まりましたね
これまで思うようにいかなかった方も、いい感じの方も、これからの3ヶ月でいかようにでも状況は変わっていきます。
悔いのない毎日を過ごしていきたいものですね

さて、昨日から今年の本試験の申し込みが始まっていることは、u-taの記事にもあった通り。

ここまで勉強したのに、受験申込忘れたなんていう笑えない冗談が起きないよう、事前の準備をしておきたいですね。

そして、試験案内も発表されています。
それによりますと、試験会場が例年とは異なっているようです。
東京は各大学校舎をお借りして行われるようですね。

さらには時計についても昨年度とは異なる制限が書かれています。
詳しくは、直接診断協会に確認する方が良さそうですね。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回は企業経営理論について書きたいと思います。

私は好きな科目でしたが、点数に関していえば、高得点も、低得点もない科目でした
しかしながら、マイスターの記事にもあった通り、診断士を目指す以上はこの科目は得意でありたい、と思う方も多いのではないでしょうか?

私自身、頭では得意になりたいと思いつつも、点数が伸びないというギャップに、かなり苦しめられた科目でもあります。

そこで、どのようにして安定した点数が取れる科目にしたか、この時期から着手したことを中心に、原因対策にわけて書きたいと思います。

 

◆犯人は誰だ!?◆

 

 

テレビドラマにおける犯行現場には、犯人の証拠が残っているものです。
同様に、点数が伸びないという結果には、必ず原因があるものです。

この原因を見つけるためには、他人の意見などを参考にしつつも、最後は自分の中に原因を見つける作業が不可欠となります。

U2の場合はこうでした。

原因①:知識を試す科目と勘違いしていた

原因②:じっくり読み込みすぎていた

原因③:得意なつもりでいた

原因①:知識を試す科目と勘違いしていた

企業経営理論は、他の科目と同様にある程度の暗記(知識)が必要なことはいうまでもありません。
しかし、問題集ばかりを解いていると、どうしても「知っている、知っていない」という判断基準に陥ってしまいがち。
私自身、「過去問をやればなんとかなる」といった言葉を鵜呑みにし、とにかく過去問を解くことに注力。

その結果、違う角度から問われた場合に対応することができず、点数が伸び悩んでいたのです。

原因②:じっくり読み込みすぎていた

過去記事にもたくさんあるように、この科目はなんといっても、問題文が読み取りずらいことで有名です。
そのため、思ったよりも一問一問に時間をかけてしまいがち。
その結果、最後の方に解く問題に時間を割くことができず、時間内でベストな回答ができず悔しい想いも。

原因:③得意なつもりでいた

先にも書かせていただいた通り、勉強内容自体は好きな方だったので、数をこなせばなんとかなるだろうという根拠なき自信が、自分の立ち位置を把握することへの邪魔をしていました。
好きな科目だからこそ、油断が生まれやすいのも事実です。
ここから先、この油断が命取りになります。
合格レベルと自分の立ち位置を、客観的な視点で見つめなおす必要がありました。

◆犯人はお前だったのか◆

対策①:出題趣旨を確認した後、過去問を解く

そもそも、この科目は何のために診断士の試験科目になっているのでしょうか?

(科目設置の目的)一次試験案内・申込書より抜粋
企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。また、近年、技術と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こうした知識についても充分な理解が必要である。このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企業経営に関する知識について、以下の内容を中心に判定する。 ‐ 以下省略 ‐

ここで、私はあることに気づいたのです。
「あれ?この科目だけ科目名に“理論”が入っている」と。

そうです。
当たり前のようで見落としていたことでした。
この科目は、経営に関する基本的な理論を習得することが求められていたのです。
つまり、知識である理論を知り、理解を深めることで、経営に関する課題を解決させゆくための科目だったのです。
それは、少しヒネった出題形式や、理論を理解していれば解けるような問題など、出題傾向に色濃く反映されています。

そこで、私がとった手段は2つ。

①そもそも企業経営理論における理論とは何を指しているのか。
②その理論がどのように出題されているか。

この2つの視点をベースに、過去9年分論点ごとに縦串で解きました。
その際に使った参考書は、「過去問完全マスター(同友館)」です。
この問題集は、論点別に縦串で解けることで、知識の定着傾向も把握でき、また、重要度別にランクが記載されていたため、A、Bランクを中心に2,3回転効率よく学習ができました。

対策②:時間配分を身体に染み込ませる

時間が足りなくて実力を出し切れないことほど悔しいことはありません。
そこで行ったのが、「解く順番、解く時間制限を決める」ということでした。

様々なところで言われていることでもあるので、既に実践している方も多いと思います。
この科目は、戦略論、組織論、マーケティングの3部から構成されています。
そのため、自分の得意分野から解く苦手分野でも最低限⚫️⚫️分は確保しておく。など、状況に応じてベストな選択ができるよう、過去問や答練などで試しました。

対策:③ 点数が取れない自分を認める

 ペーパー試験である以上、点数が合否を決める要素となります。
気持ち的には得意な気分でも、感覚よりも低い点数素直な気持ちで受け止めることが必要でした。
これは、頭ではわかっていても、中々納得するには苦しい作業です。
しかし、

「合格するために今、自分に必要なことは何か?」
「もう一年、悔しい想いをしたいのか?」

そう問うことで、自ずと自分の弱さも飲み込めるようになりました。
判断基準は自分の感覚だけではなく、合格レベルからの逆算が必要です。

ただ、この時期に、ゴールをイメージできないまま勢いで新たな問題集などに手を付けるのは大変危険です

中途半端なアウトプットになりかねません
解く目的をきちんと見定め、本試験まで残された時間を考慮して計画的に。
そして、最後は自分を信じ、大胆に前進していきましょう

今日の四字熟語:勇往邁進(ゆうおうまいしん)
恐れることなく、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。▽「勇往」は勇んで行くこと。「邁進」は勇敢に突き進んで行くこと。元気よく前進すること。

 今日も元気で
U2でした。

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【渾身】企業経営理論”へ2件のコメント

  1. U2 より:

    あっきーさん

    コメントありがとうございます!
    あっきーさんのお役に立てて嬉しいです。

    今回のように改めて考えてみると、新たな発見があったりしますよね☆

    知識を問う試験ですので暗記がベースになることは致し方ないですが、他科目とは一味異なるものと認識できたことで、私は一筋の光が見えた気がしました。

    超直前期前のこれからの勉強で、これまで勉強されてきたことが必ずや実を結ばれることと信じます!(“知る”が“分かる”に変わるという意味で)

    また、お気軽にコメントいただけると幸いです☆
    体調に気をつけて、頑張って下さい!!

  2. あっきー より:

    > この科目だけ科目名に“理論”が入っている

    確かにその通りですね!(この記事のおかげで気づきました)
    そのせいか、他の科目と比べるとアカデミックな出題も多い気がします。
    同じ論点でもいろいろな問われ方をするので対策が難しい印象がありますが、暗記よりは理解重視というのは頷けます。
    それだけに、超直前期になる前から、少しずつ力をつける必要がありそうですね。

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