答練を活用するちょっとした工夫(後編)

もうすぐ4月も終わりますね
早い方は、すでにGWに突入されているのではないでしょうか?

 

 

巷ではこのような誘惑が蠢いています
私は昨年、なかなか勉強時間が確保できていなかったため、GWこそは!!と思いつつも、様々な誘惑と葛藤していた一人でした

しかし、この時期の大切さは前回のu-taの記事にもあった通りです。
集中して勉強するための息抜きも織り交ぜながら、本試験までの計画を立て、強い意志をもって実行していきたいですね

 

◆答練中にとるべき手段◆

さて、GW終了後は怒涛の答練によるアウトプットを行い、知識のブラシュアップが始まります。
そこで、前回は、この答練を活用するための事前準備を中心に書きました。

具体的には、①マイテーマを設定すること②勝ち負けのボーダーラインを設定すること、の2点です。

この設定を行う目的を一言でいえば、「本試験前の貴重な答練を受け、最大限の効果を享受するため」となります。つまり、事前の意識レベルの違いで享受できる効果が異なってくることを意味します。

漠然と答練を解く場合と、目的意識が定まった場合とでは、結果が異なってくるのは当然ですよね。
私自身、このように意識をしつつ、実際の答練中はどのようなことに気を付けていたかといいますと、下記の3点となります。

① マイテーマを明記
② ○、×、△を全問、全選択肢に明記
③ 解いた時間を明記

この辺りをもう少し詳しく書きます。

①  マイテーマを明記

この時期に解く答練は、各専門学校の威信をかけたともいえる、プレ本試験問題といえます。
そのため、基礎問題だけでなく、まったく知らない論点や、複雑に絡めた難問も含まれています。
そのような難しい問題を解いていると焦りや不安、混乱が生じることもあり、答練前に設定していた「マイテーマ」は、頭で描いていても忘れてしまうことが多いです。

開始合図と同時に試験問題用紙の余白に大きく書いておくことで、再確認させる効果があります。

②  ○、×、△を全問、全選択肢に明記。

リアルな情報こそ、最大に価値があります。
本試験直前期に、仮想本試験として臨む緊張感の中で読み込む初めての問題。
それを自分自身がどのように解釈し、どう選択したのかは、勝因、敗因分析を行う上で必要不可欠な具材です。
この具材をどのように料理するかは、答練後の活用方法にて詳しく書きます。

③  解いた時間感覚を明記

簡単な問題、難しい問題、これは答練を受けた時点における自分の実力を、客観的に教えてくれます。
その中でも、わかるようでわからなかった問題、難しいようで簡単だった問題などを、②のほかに、「かかった時間」でも考えていました。

具体的には、自分の中で時間がかかってしまった問題の余白に「L(Longの頭文字)」を記載。
そうすることで、わかる、わからないと異なる検証軸として、時間がかかった、かけなかった問題ということを浮き彫りにできます。

結果、本来時間をかけるべきではない問題を知り、出題論点、出題形式などを事前にキャッチアップ。
対策を本試験までに行うことができる、という好循環を生み出せます

◆答練後にとるべき方法◆

準備(Plan)も実践(Do)もできた
で、安心しきらず最後の検証(Check)まで行うことで、効果を最大限享受できます。

点数がいい場合は精神的にも検証は行いやすいです。
しかしあまりよろしくない場合は、、、
というように、一喜一憂してしまうのが人情ってもんです。

大事なことは、本試験で同じ轍を踏まないこと。
合格のために、原因と結果を明らかにすることこそが、今回のテーマの主軸ともいえます。

検証方法は、Planが正しくDOされているかを中心にみていくわけですが、その他にもさらなる効果があります。
それは、「勝因・敗因分析」です。

答練を解く(原因)と、形式的には○か×(結果)がわかります。
そして、その結果に至るまでの本質パターンは次の3つ。

① 確信的な○or×
② 確かこれだった的な○or×
③ 勘頼り的な○or×

①  この問題は、この選択肢に違いない!として、○もしくは×な様。
→ ○の場合は、知識の再確認として、自信をもてる。
×の場合は、そもそも勘違いしていたので、すぐに修正を行う。

②  これは確か、、、だったよなぁ?として、○もしくは×な様。
→ ○の場合は、最も危険中途半端な知識のまま経過する恐れあり。本試験で大事故起こさないよう、十分な復習を。
×の場合は、なぜなんとなくそう思ったのか?を追究することで、誤った原因を解明。

③  まったくわからない。えいや!として○もしくは×な様
→ ○の場合は、要注意。きちんと復習しなければ2回点目は間違える可能性が高い。
×の場合は、しょうがない。勉強不足かテキスト等範囲外の問題。新たな知識習得のチャンス!

ここで重要なことは、素直な気持ちで原因を追究できるかどうか。
「あとここがあっていれば目標点数を達成していたのに。。。」
「2択までは絞れたのに。。。惜しかった!」
「あそこの論点は後回しにしていたからしょうがない」などなど。

言いたいことは沢山でてくるものですが、すべてに原因はあるはずです。
一時の感情に流されず、ぐっと堪えて真の原因を追究していきましょう!
その先にある、合格を信じて

最後に、秀逸記事の一部ご紹介
【完成・直前期】回転を意識してみよう by katsu

 完成答練期の過ごし方:完成答練は本番の結果とリンク! by ハカセ

答練は記憶を定着させる好機 by Zone

 

今日の四字熟語:「一喜一憂(いっきいちゆう)」
状況の変化などちょっとしたことで、喜んだり不安になったりすること。また、まわりの状況にふりまわされること。

今日も元気で
U2でした。

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