【中小】実は2つの試験科目!?
みなさん、こんにちは、オーケーです。
中小企業経営・政策の進み具合はいかがですか
「やたら細かい重箱の隅をつっつくような数字を覚えさせられるし、
似たような政策がいっぱい出てきて、とにかく暗記ばっかり…、
もうヤダ!」
「俺は経営マネジメントの勉強をするために診断士受験するのに、なんで電車の中で単語カードを必死にめくっているんだ…」
そんな心の声が聞こえてきます。
と申しますか、昨年の自分の声でした。
この科目、とにかく暗記がタイヘン。
興味もわかない。
畢竟、学習進捗ペースダウン…。
多くの受験生が悩んでいることだと思います。
でも、僕はある気付きをきっかけに前向きにこの科目に取り組めるようになりました。
本日のテーマは中小企業経営・政策におけるアハ体験
冒頭の通り、昨年、僕もひとりの受験生としてこの試験科目に向き合い、格闘していました。格闘し、疲れ果て、やる気が低下しておりました。
それがある瞬間、この科目にこそ「診断士の真髄」が在ることを知りました
ある瞬間とは、中小企業憲章のページをぱらぱらと読むともなく眺めていた時のこと。
中小企業憲章は別にそんなに試験に出るわけでもなさそうだし、さらりと読み飛ばそうとしていたとき、「おやっ」と思ったのです。
なんだ!?、このページ、やたら熱量の高い単語が多いじゃないか!
まず『2010年6月に閣議決定されたこの憲章は、中小企業政策の基本的な考え方を示した「政府の決意表明」』
というの記述がテキストにありました。『決意表明、うむ』。
次に『自らの才覚で事業を営みながら家族のみならず従業員を守る』という熱い記述。『ううむ、確かに』
そして遂には『中小企業は国家の財産』という記述。『SUGEE!』
無味乾燥なテキストには珍しく熱い言葉がほとばしっていました。
なんてことでしょう!かの松岡修造氏が憑依したかのような熱を感じざるを得ませんでした。
僕が尊敬する松岡氏
それまでは、中小企業診断士が経営マネジメントを体系的に学べる国家試験というライトな理由で勉強をしていたのですが、この科目は僕に問いかけてきました。「本当に診断士になる覚悟はあるのか?」と。
「そうだったのか、診断士って!熱い、熱すぎるゼ!」
テキストを素読みしていた時に得たこのアハ体験から早速、意識ラベルの貼り替えを行なうことにしました。
すなわち、「やたら細かい数字を覚えさせる嫌な科目」という意識ラベルを剥がし取り、「診断士たる真髄を学べる科目」という新しい意識ラベルを貼ることにしました。
そうすると、次にこの科目は、実はひとつに見えて2つの科目で構成されていることがわかってきました。
「中小企業経営」と「中小企業政策」です。
なにを当たり前のことを、とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、
意識を変えないと見えてこないもので、僕はこれら2つを
「前半と後半」、「数字覚える方と単語覚える方」
くらいの分け方でしか捉えていませんでした。
2つの科目であると直感的に理解した次に、その役割について考えてみました
診断士試験はやはり経営コンサルを養成する試験、ということはフレームに落としこんでみようと思い立ち、以下の様な結論に至りました。
「中小企業経営」で現状把握を徹底的に行い、
「中小企業政策」で解決策の具体案をどっさり頭に入れること
それがこの科目の本質
いかがでしょうか??
物事の本質を押さえるか否かで取り組み方が変わってきますよね
無味乾燥で苦痛にしか思えなかった細かな数字の暗記作業も別の風景が見えてきます。
政府が用意する政策を将来クライアントに提案してみようと考えるだけで記憶への定着度がまったく違ってきます。
この科目は中小企業診断士試験が中小企業診断士試験たる所以を声高に自己主張する、とても個性的で資格の特色を色濃く反映した試験科目だと僕は思っています。
それでは、またお会いしましょう。オーケーでした。