勉強方法の情報に関する取捨選択について
こんにちは。ハーンです。
いよいよ、3月も終わり。桜が咲く季節になってきましたね。
この時期、年度が替わり、卒園・卒業、入学・入社、などいろんなイベントがあります。
まさに一つのゴールを過ぎることが、同時に次のスタートラインにつく。そんな感じですね。
中小企業診断士の試験も同様です。受験生としてのゴールは試験の合格だったりしますが、それは同時に診断士としてのスタートでもあります。
私も3月10日に15日コースの実務補習が修了し、いよいよ中小企業診断士としてのスタートです。普段の仕事は、それほど変化はありませんが、多くの人との出会いや、休日の過ごし方が変わりました。それは、また改めて記事にしたいと思います。
その前に年度決算を乗り切らねば・・・
◆タイプ分け◆
さて、今日は仕事でのチーム構成について普段考えていることから入りたいと思います。
コーチングで人のタイプを4つに大別する方法がありまして、職場でチームをまとめる時に非常に役立ちます。
相手の性格に合わせた対応や業務の分担を行うだけでなく、それぞれのタイプを知ることでチームに不足する要素を理解し、そこを補てんすることを意識するためです。
私が受けた研修では、
人間重視/規則重視(感情表出 強/弱)
速度重視/精度重視(自己主張 強/弱)
といったマトリックスで、4つのタイプを説明されたことがあります。
ちなみに、4つのタイプを野球の監督4名に例えて、
コントローラーは星野監督、プロモーターは長嶋監督、サポーターは王監督、アナライザーは野村克監督。
それぞれのタイプに優劣はなく、どの方も優れたリーダーであり、どのタイプでもリーダーになりうるといった話でした。なるほど、と納得したものです。
こうしたことを参考に、人それぞれの勉強方法も同じようにマトリックスできないだろうか、と思いました。
一例として次のようなことが考えられるんじゃないかと思います。
計画貫徹/臨機応変
ノートまとめる/ノートをまとめない
予習重視/復習重視
授業をしっかり聞く/先に問題を解いて答えを見る
こうしたことは、診断士の学習だけでなく、今までの高校受験や大学受験などを通して身についている勉強方法なんじゃないかと思っており、
通学/独学/通信
家庭あり/独身・単身赴任
といった、置かれている環境とは若干異なるものだと思います。
◆情報は取るもの?捨てるもの?◆
話が変わって、私が学生だった20年前は、インターネットもなく、携帯電話も出始めたころでした。なので、就職活動ではネットがないため、足を使い目で見て、如何にして情報を取るかといった感じでした。要は情報を取ること自体に価値があったと思います。
一方で、今はネットの普及により情報を取るのが非常に容易になりました。この道場の合格体験記をだけ見ても、かなりのボリュームです。記事まで加えれば、このサイトだけでもすごい情報量だと思います。
よって、今は使える情報だけを取ってそれ以外を捨てる、情報の取捨選択、むしろ情報を捨てることに価値が置かれているのではないかと個人的には思っています。
余談ですが、携帯電話が無かった時代。ガールフレンドのところに電話するのは全て固定電話でした。最初に出たのが相手のお父さんだったりすると、お互いに何とも言えないバツの悪い雰囲気だったことが懐かしく思い出されます。(笑)
◆合格体験記をどう読むか◆
さて、今日の本題です。
この道場の合格体験記には、貴重な情報がたくさん詰まっていると思います。
言ってみれば、合格までのプロセスが何通りも示されているわけですので、役に立つ情報も多々あると思います。
ちなみに、お薬ハックが合格体験記の目次を作成してくれましたので、ホント見やすくなりました。
ただ、この情報の全てがご自身の参考になるわけではありません。
例えば、私の場合ですと、同じような境遇(家庭を持っていて、そちらにも時間を割かなければいけないなど)の体験記でも、サブノートをきれいにまとめたものについては参考にできませんでした。
というのは、私の場合、中学生くらいからノートをまとめる習慣が無いためノートの作り方が分からない、といった話がありました。私にとっては、ノートを取る、取らないというのは非常に重要なタイプ分けのファクターだったのです。
以上は一例なのですが、勉強方法を参考にする場合においても、置かれている環境が似ているという要素だけなく、今までの自分に身についている勉強方法を振り返った上でタイプ分けをして、自分に合った方法を取捨選択すると、より効率的に学習が進められるのではないかと思います。
◆今日の要旨◆
・人間のタイプ分け同様、勉強方法にもタイプがあると考えられる。
・置かれている環境が似ていても自分に合っていないタイプを移植する場合、困難が伴うもの。
・自分のタイプを把握して、情報の取捨選択を適切に行うことで、効率的な学習が進められると考える。