この時期に計画を立てる「本当の目的」

実験には2つの結果がある。
もし結果が仮説を確認したなら、君は何かを計測したことになる。
もし結果が仮説に反していたら、君は何かを発見したことになる。
(エリンコ・フェルミ)

T○Cストレートコースでは、いよいよ情報システムに突入
診断士試験も後半戦。前の科目が気になるところかと

ところで、、、

  • 計画は立ててますか?
  • 立てた計画は、検証されてますか?
  • 検証されたものは、次の行動へ活かされてますか?

このように、PDCAを意識し適宜修正等を行い進めていく方法については、既にOZ が紹介してくれてますのでご参照を。

今回お伝えしたいことは、PDCAの前段階

「計画を立てる本当の目的について」です。

 ◆計画を立てなかった時のホンネ◆

私自身、仕事が忙しいことを言い訳に、計画を立てては達成できずの繰り返しでした…。
その結果、そもそも「達成できない計画を立てること」に意味を見出せなくなり、いつしか放置

その時の自分の胸の内は…

「計画は立てた方がいいよなぁ。
でも、そうもうまくはいかないんだよね。現実は。
まぁ計画なんて立てなくても、ある程度大枠で把握してれば大丈夫でしょ。
点数取れてるし。
そもそも計画を立てるとそれに縛られて、計画以上のことができなくなる。
だから、自分には計画は立てない方が性に合ってるんだ…きっと。」的な。

このように、いつの間にか論点がすり替わり、計画を立てない自分を正当化。でも、「計画は立てた方がよい」という気持ちもあり、その狭間にあるモヤモヤ感がいつもどこかにありました

一年前のちょうど今頃。

既学習科目が増え、何より暗記中心の科目に入るこの時期。
過去の論点について復習が追いつかなくなり、「このままでは合格は難しい!」と悟りました。
そして、これまでの自分を見直すこととなりました

 ◆なぜ立てた計画が続かないのか?◆

計画は立てた方がいいという理屈ではわかってる。
けど続かない。

その理由は、「理解はしてるけど、納得してないから続かない」からだと悟りました。

理屈はわかる。
でも、聞くとやるのとじゃ大違い、というのはよく聞く話ですよね。

結局「理屈」は第三者目線

「納得」は自分目線なんですよね。

つまりは、計画を立てる目的が「曖昧」だったのだと思います。

 ◆計画を立てる本当の目的◆

イヤイヤ。自分は計画を立てる目的については、納得してるよ!
という方へ質問です。
そもそも計画を立てる目的はなんでしょうか?

え?計画は達成するために立てるんでしょ?

と、考えた方は要注意
なぜなら、「計画を立てることの目的 = 計画を達成すること」にすり替わっているからです。

そうであれば、計画を達成できなければ、その計画は目的を果たすことができなくなりますよね?
その結果、下記のような悪循環に陥る恐れがあります。

計画立てる → 実行する → 達成できない → 目的が満たせない → やる気をなくす → 立派な計画不要論者

この原因は、計画を達成できなかったネガティブ面に執着してしまうことが考えられます。

そこで提案
こんな発想の転換をしてみてはいかがでしょうか。

「計画を立てる目的は、達成するためだけではない。真の目的は、今の自分と到達点の差を知ること。」だと定義するのです。


するとどうでしょう?
むしろ、計画を達成できていない所に主目的が置かれませんか?

つまり、もし計画が達成できなくても落ち込む必要などないのです

大事なことは、何故計画が達成できなかったのか?を知ること。
・そもそも計画が無謀だったのか?
・急な用事が入ってしまったから?
・得意論点と思っていたが、実は曖昧なままだったから?…等など。

 「現在地と目標との差異理由を埋めていくこと。」

このことこそが、計画を立てる本当に目的に他なりません。
計画通りうまく行ったならば、その理由も合わせて確認する。
失敗も成功も、自分の力になります。
そして、必ずや次なる飛躍に役立つはずです

◆計画を立てることのメリット◆

具体的に計画を立てることで、次のような大きなメリットが考えられます。

・今の自分を素直に見つめ直すことができる。
・自分で考え実行することで、仮説力・目標管理能力が高まる。
・計画が駄目になってもすぐに立て直す対応力、柔軟性が培われる。
・自分の弱点を知り改善へと繋げることができる。
・計画倒れに陥らなくなり、成績が安定してくる。etc…

ちなみに、これは答練の点数も同様のことがいえます。

結果が80点でも、あと20点、その問題では伸び代があるのです。
まだまだできることがあると思えるのは、本試験直前期になればなるほど、「精神衛生上」大変なアドバンテージになります。

暗記科目に入るその前に。
目につくところだけでなく、「何のために?」ともう一歩深く考えることで、新たな発見があるかもしれません

今日の四字熟語:沈思黙考」
黙ってじっくりと深く物事を考え込むこと。▽「沈思」は深く考える意。「黙考」は黙って考える意。

では、今日も元気で
U2でした。

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