【合格体験記】冷静と情熱の間~1月からの独学チャレンジ!淡々と乗り切り見事ストレート合格:にし さん~
何を信じるかは、貴方次第。
明けましておめでとうございます。
まっきーです。
今年も「合格・未合格体験記」が続々と寄せられております。
ありがとうございます!!
「ちょっくら書いてみてやるか」
そう思ったそこのアナタ!今からでも遅くは無いです!
貴重な体験を是非お寄せ下さいね。
さて、本日の合格体験記を執筆頂いたのは1月スタート+独学で見事ストレート合格を果たされたにし さん。
実力者が歩んできた、一風変わった合格への道のり。
とくとお楽しみくださいませ。
~~寄稿ここから~~
にし と申します。50歳です。
最近まで小規模な会社の役員をしておりましたが、世代交代させ、現在はその会社も含め3社の財務等の顧問をしております。
診断士の勉強は特に何かの目的があったということではなく、大学生の娘に経済学の質問をされたことで、経営学も含めもう一度色々と知識の整理をしようと思ったことくらいでした。
結果的には運よく今年の1月から始め、殆ど独学でストレート合格しました。
このブログには色々と参考になる情報がありお世話になりましたので、私同様独学の方々の参考になれば、と思い体験記を書かせていただきました。
<一次試験について>
使用したものはTACのスピテキ、スピ問、過去問を全科目分、石川先生のミクロ、マクロ、有斐閣アルマの経営戦略、TAC財務特訓くらいでした。
学習時間は週に20~25時間以上は確保しようと努め、
1~2月 :スピテキを読み、章ごとにスピ問を読む。とにかく一通り読みました。
3~4月 :1~2月と同様のことと過去問読みを繰返し。半分も分からないので、仕方なく読むだけ読んで不明点線引き。
5~6月 :過去問の内容を含めてサブノート作成。過去問を重視、サブノートは持ち歩きに便利なようにA5判のノートにしました(スピテキの単元順各科目2冊以内でまとめました)。
7月 :スピテキで知識整理しながら過去問を繰返し。不明点をサブノートに記入しておきました。試験2週間前に運営や情報の不明な言葉だけ単語カードにして後で確認できるようにしておきました。何度も過去問をしていると正直マンネリ化して7月中旬に少したるんでいました。独学で差し迫ったものがないためか、だらだらしていましたが、無理に机に向かわず飲みに行ったり気を抜くようにしました。
試験当日:私は大阪で試験会場も遠くなかったのですが、会場近くにホテルをとりゆっくりできるようにしました。雑音が聞こえないので、これは結構おすすめです。
一次は経済学ができず終わったと思っていましたが、情報や中小企業が80点あり、自己採点で470点位でしたので「合格しているのかなぁ?」という感じでした。
思いのほか感慨もなく、合格したのが不思議でした。
<二次試験について>
2次試験の勉強については私の方法はひとりよがりなので、参考にしない方がよいかもしれませんが、一応、以下の通りです。
自己採点の後から始めました。手に入る本は全部買う気でしたが、amazonでも軒並み売切れで8月10日くらいまで何もしていませんでした。
その後手にしたのは、ふぞろい最新版、ふぞろい答案分析(中古で、2008~2010年分)、TAC過去問、全知識最新版、AASの過去の問題(8事例)、事例攻略のセオリー、全ノウハウ、位でした。計算の練習のため、TAC通信の財務のオプション(4回で2万くらい)を受けました。
それまで、何もしていない状態でしたので、過去問5年間から読みました。
同じ問題に対しての解答が色々あり、結局自分に合う解答だけを信じることにしました。歩み寄っても理解不能な模範解答は精神衛生上悪いので捨てました。
結果、使った解答はふぞろいだけでした。
論理構成だとか、色々難しく考えても採点者の立場に立てば結局キーワードじゃないのか、と割り切り、与件とキーワードを適当につないで作文することに決めました。
そもそも論理とか言ってるのによく読めば全く論理的でない飛躍的な模範解答もあり、9月中旬からは、上から目線で模範解答のダメ出しをする、ということが中心という変な勉強法でした。
真剣にこなした事例はH19~24の過去問24事例だけです。あとはそれをこなすための参考でした。
また、SWOT等色分けも何種類も使わず赤と青の色鉛筆でSO(よいもの)を赤、WT(悪いもの)を青にしただけです。
解答も第1問から順にどんどん解答欄を埋めました。
試験当日は特に緊張感もなく受験できました。財務が今一だった(200%定率法も知っていたのに)ので、落ちたと思っていました。
12月6日に合格がわかった時も達成感なく、「面接(正しくは口述)かぁ」という感じでした。
私は少し変わった例かもしれませんが、勝因は、
運が良かったこと、
淡々と同じ精神状態を維持したこと(これは年の功か)、
試験より日常の仕事の方がはるかに大事であることを忘れないこと(そんなことがわからない奴は不適格者)、
自分なりの勉強方法を考えたこと、位です。
論理構成:考えません
フレームワーク:知りません
与件の色分け:2色だけ
それでも合格できます。
以上、もしかすると何も参考にならないかもしれませんが、独学の方々も運が悪くなければ十分合格できると思いますので、挫けず勉強してください。
通学者の方も専門学校は情報提供やサポートはしてくれますが、自分に合った勉強のパターンを考えなければ合格は難しいと思います。
もし、何かご質問等ありましたらご遠慮なく。 できる範囲で真摯に答えたいと思います
~~寄稿ここまで~~
いかがでしたでしょうか。
まずにしさん の学習方法で、一次・二次共通して言えるのが早めの問題集着手。
ここで”合格までのレベル感”を早期に図り、その後はというと・・
一次対策→「ふむふむ、なるほど。」
二次対策→「・・変わってるなぁ(笑)」
※(注)まっきーの個人的な感想です
だって、二次試験対策での「上から目線で模範解答のダメ出し」って(笑)
更には「論理構成:考えません」「フレームワーク:知りません」とまぁ受験校の御先生方が聞いたらひっくり返ってしまいそうなこのハナシ、想定していた二次試験のイメージからすると「アレ?」と思った読者の方々も多いのでは?
無理に机に向かわず飲みに行ったり、一風変わった勉強をしてみたりしつつも、短期合格。
ご本人は「勝因は運が良かったこと」と書いていますが、今回の合格は、奇策が運良く当った偶然の産物だったのでしょうか。
体験記を読み進めていくと、そこに答えはあります。
淡々と同じ精神状態を維持したこと(冷静に実力を客観視)
↓
(自分なりに合格レベルをしっかり把握し)自分なりの勉強方法を考えたこと
先ほどの二次の学習方法の例でいくと、二次試験における最終目標とは、「合格できる答案を書く事」であって、「キーワードやフレームワークを使う事」ではないから。
自分にとって必要な勉強を、自分自身で納得し信じた方法で行い続けてきた事。
これがきっとにし さんの最大の勝因なのでしょう。
これから2014年度診断士試験に向けて歩み始めた読者の皆さま。
「どうして、その勉強方法を行っているのですか?」
「それは合格するために本当に必要な勉強方法ですか?」
数多の情報を、信じる信じないは、貴方次第。
それを再確認させてくれたステキな合格体験記を、にし さん、
ありがとうございました!
本日も張り切ってまいりましょう!
みっきーさん
ありがとうございます。
みっきーさんのお役に立てるよう、道場一同精進してまいります。
今後ともよろしくお願いします。
はじめまして。このサイトを初めて拝見させていただきました。すごくためになる事ばかりですので、勉強にかかる前にかなり熟読してしまいました(笑) ありがとうございます!今後も参考にさせていただきます。また、モチベーションがあがってきました!