試験勉強は「勉強時間×やる気×効率」の3要素—げっちさんの合格体験記

こんにちは。ZonEです。

2011年に入って底冷えする日が続いておりますが、皆さんsad風邪など引いていませんでしょうか?油断していた私は、昨年末にひいた風邪をぶり返してしまいdown、喉がとても痛いcryingです。皆さん、お気を付けくださいね(私に言われても説得力ないでしょうけど…coldsweats01)。

さて、本日はTwitterでお馴染みのげっち さんの合格体験記をご紹介いたします。

—–寄稿ここから—–

 一発合格道場ブログをご覧の皆様、はじめまして、げっち(Twitter:@getcchi)と申します。2009年10月末からTAC1・2次ストレート本科生の通学講座にて中小企業診断士試験の勉強を開始し、ほぼ丸1年で合格することができました。一発合格道場の皆様には昨年1月、TAC八重洲校にて合格体験談を伺う機会があり、それ以来、道場ブログにも何かとお世話になりました。ありがとうございます。

 今に至るも2次筆記試験になぜ合格できたのか、自分でもまだ分からない状態が続いていますが、少しでも道場ブログの皆様の参考になることがあればと思い、寄稿させていただくことにいたしました。よろしくお願いいたします。

 
●楽に効率よく合格する

 1年間の試験勉強で、自分が最も優先したモットーは「楽に効率よく合格する」ということでした。試験勉強は「勉強時間×やる気×効率」の3要素だと思いますが、自分はまずモチベーションを上げる発想自体がなし。やる気を保つのが苦手。勉強時間も年間千何百時間も確保するのはしんどそう…。よって、手っ取り早く効率最優先で突破できないかと考えました。「勉強時間8割×やる気8割×効率10割」ぐらいのイメージです。

 楽に合格する上で、まず考えたのは講義およびテキスト中心の学習を徹底すること。特に、年齢的にも機械的暗記がほとんど不可能だったため、意味記憶、理解重視で進めました。一貫して基本テキストや過去問解説ページ、模試解説冊子からのインプット重視だったため、過去問やスピード問題集は実は1回転半~2回転ぐらいしかこなしていません。一方で、テキストは何度となく読み返しており、経済学や経営法務などでは小さい文字の解説も、どのページに書いてあるか頭に入っていました。

 さらに、難しい論点にぶち当たった場合は、“苦手科目化阻止作戦”をその都度決行。集中的に取り組んで、得意論点化してしまうことで、模試、本試験通じてどの科目も安定的にバランスよく得点できるようになったのは幸いでした。

 これらの学習スタイルを組み立てる上で、理解重視の講義を進めてくださる先生に出会えたことが大きな幸運だったと感じています。平日クラスにも関わらず、毎回講義で夜遅くまで先生を質問攻めにしていましたが、非常に丁寧に対応してくださいました。

 
●初学者の甘えを捨てる

 勉強方針を考えるに当たって大きな影響を受けたのが、昨年1月にお聞きした一発合格道場の皆様の体験談でした。特に、橋げた理論、スピード問題集の活用、そして予習中心の学習の3点は非常に参考になりました。

 また、多くの受験生や合格者、現役診断士の方々が集まる502教室のキックオフミーティングに同じく1月に参加し、そこで、さまざまな方々からアドバイスいただいたのも転換点になりました。そして、次のように自分の方針を決めました。

①本試験までのスケジュール感をつかむ
 まず、1次本試験までの間、すべての答練、模試の日付を壁掛けカレンダーに記入しました。これにより、8月の本試験までのスケジュール感をつかみ、各科目の負荷が徐々に高まるイメージを頭に入れました。特に、合格道場の「学習時間日計表」が参考になりました。余裕時間がどんどん減っていく(=徐々によりシビアな学習習慣を身につけなければいけない)と実感しました。

②必ずセカンドオピニョンを確認する
 自分の学習スタイルを確立する上で、必ずセカンドオピニョンを確認するよう意識しました。複数の方の意見を参考にして共通点を見極めたり、相違点の背景にある本筋を考えたりしながら、自分に合っている方法を考えました。特に2次受験経験者の方々には念入りに質問、相談しまくり、いただいたアドバイスを取り入れるようにしました。

③初学者の一番の欠点は、「ストレート生の甘え」
 受験経験者の方々、特に実力があるのになぜか不合格になった方の話を聞いていると、2次試験は実力があっても必ずしも突破できる訳ではないことも知り、こうした方々と同じ試験を受ける以上、もはや「初学者」であることの言い訳は通用しないなと実感しました。

 そこで、2月の時点で「初学者だから」「ストレート生だから」という甘えは一切捨てることを決意。少しでも2次受験経験者と同じ土俵に近付きたいたいと考え、まず2次試験の大変さ、厳しさを知るという意味で、3月に実施された2次他社模試を受験。さらに、ゴールデンウィークには2次チェック模試のほか、1次他社模試、他社2次財務事例演習ゼミ等、本番感覚を養う努力を積み重ねました。このGW1週間があったおかげで、その後の方向性を見出すことができたように思います。

 
●試験の本質を見抜く

 道場ブログの趣旨に反してしまうかもしれませんが、今年の診断士試験を振り返ってみますと、改めてこの試験の一発合格は本当に難しいなと実感します。楽に合格するつもりが、最終的には「勉強時間10割×やる気10割×効率12割」ぐらいのイメージに変わっていました。

 ちょうど1年前、先生からお聞きした話ですが、「ストレート合格する受験生は、この試験の本質を見抜いている」との言葉がありました。試験勉強中も、あるいは本試験当日においても、本質を見失わない対応力が求められているのかもしれないです。自分の場合、効率最優先で常に学習スタイルをチェックしていたため、あまり脇道にそれないで済んだのかもしれません。

 
 最後に、私の合格の秘訣!それは、Twitter診断士クラスターの皆様に24時間支えてもらえたということ。これに尽きます!これからゆっくり皆様に恩返ししていければと思っています。ありがとうございました。

<Twitter診断士クラスター>
 http://twitter.com/#search?q=%23smec

 
 そして、今回残念な結果となった方々へ…。
 診断士はアドバイスする力が求められる資格だと思います。もし皆さんのアドバイスや励ましを受けて、周囲のだれかがこの試験に合格しているのなら、皆さんは既にアドバイスする力という面で大きな可能性を持っているのだと感じます。

 試験合格まで今しばらく時間が必要かもしれませんが、「診断士になる」あるいは「良い診断士になる」という意味では、それほど遠回りにはなっていないのかもしれません。いつの日か同じステージで仕事する機会が持てるようお祈りしています。

げっち

Twitter→ http://twitter.com/getcchi
ブログ → http://ameblo.jp/getcchi

—–寄稿ここまで—–

げっちさん、どうもありがとうございました。合格の秘訣が「Twitter診断士クラスターの皆様に24時間支えてもらえたこと」という点は、いかにもげっちさんらしいですねsign03

ちなみに今だから言えることですが、正直私は「こんなにつぶやいているヒマがあったら、もっと勉強すればよいのに…」と何度か感じたことがあった(失礼coldsweats01)のですが、それでもきちんと合格するあたりはさすがですね。

それでは、今日はここまで。

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