2次再挑戦を始めようとしている皆さんへ~第一歩を踏み出すヒント~

はじめまして。「くれよん」と申します。

この度縁あって、道場の執筆陣penに加わることとなりました。
私はH21年度にストレート本科生として受験し、1次合格2次敗退。H22年度に2次合格しました。
おや?と思ったあなたは相当な道場通shineですね。道場では基本的にストレート合格することをターゲットにしているので、私は道場執筆陣では異色のタイプ。

しかし、中小企業診断士試験は、サイコロ理論にもあるように、2次試験は実力を持ちながらも敗退していく方が一定数いることが避けられない試験。そこで道場の新しい試みとして、私の記事ではこうした方々をモチベートしていくべく、2次再挑戦者をターゲットにした記事をアップしていきたいと思っています。

「こんなことを知りたいsign01」という声をぜひお聞かせ下さいね。

■悶々とした日々

さて、今回惜しくも2次敗退した方にとって、この時期は何とも言えない時期ですよね。
私もH21年度の試験では、12月11日の2次合格発表後は悶々とした日々gawkを送っていました。

1次試験は合格していたのでもう1回2次試験を受けるチャンスはあったのですが、私を悶々とgawkさせていたのは、「あと1年どんなことをやればいいのだろう?」ことでした。というのも、私も大真面目にストレート合格を狙い、そのために必要だと考える勉強は尽くしていたつもりだったので、例えばあと1年T○Cに通ったとして合格確度が飛躍的に上がるとは思えなかったからです。今まさに同じように感じている方もいるのではないでしょうか?

■敵を知らなかったのか。己を知らなかったのか。

ここでひとくくりに「2次敗退」と言っても2つのパターンがあります。

1.力が出し切れずに敗退。
2.力を出し切ったはずなのに敗退。

1に該当する方は自分で何が足りなかったかが見えているから、2次再挑戦のエネルギーも何をやるかも比較的明確。一方、2に該当する方は私と同じく「あと1年どんなことをやればいいのだろう?」にはまり込んでしまいやすい。ただここで、「たまたま不合格だっただけ」と結論付けて終わらせてしまうと、サイコロ理論のサイコロの目は今年とあまり変わらないままで、また試験を迎えてしまうことになりかねません。

元楽天監督の野村克也氏の座右の銘として知られている「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」(ちなみに、肥前国平戸藩第9代藩主の松浦静山の言葉らしいです。)という言葉にあるように、2の場合でも実は理由があるんです。

乱暴ですが、一言で言えば原因は「敵(2次試験)を知らなかったか、己を知らなかったか」 。もちろん敵や己を全く知らなかったとは言いませんが、きっちり合格できる力を持つ合格者とは明確に一線が違っていた可能性大です。

■ターニングポイント(くれよんの場合)

私の場合は、このままじゃいかん!と年明けにT○C2次本科生コースに申し込み、2次過去問分析講義を受けたことがターニングポイントになりました。
そう、この時、
「自分は敵を知らなかった(誤解していた)」
ことに気付いたのです。

敵がわかれば打つ手がピシッsign01、ピシッsign01とはまるようになってきます。

発射角upwardrightを間違えるとロケットがあらぬ方向に飛んで行ってしまうように、再チャレンジ組にとっては、この最初の発射角upwardrightをキチンと立て直すことが最も大事なことなんです。

力を出し切ったはずなのに敗退してしまったという皆さん、試しに一度ぜひ“真っ白な気持ち”“真剣に”2次過去問分析を聞いてみて下さい。ここでのコツは、合格者なら誰でもではなく、「この人はスゴイsign01」という人の分析を聞くこと。また「餅は餅屋」ですから、時間に制約のあるビジネスマン諸兄にとっては、特に敵の分析については予備校に任せてしまうのも効果的。独学等で周りにそうした人がいない場合は、道場の過去の記事もぜひ活用して下さい。

自分の2次試験のとらえ方とちょっと違う何かがあるはずです。
そして、それがリベンジ開始の第一歩です。

■(おまけ)予備校通いを考えている方へ

ちなみに、もし再度予備校に通うのならばぜひ“今すぐ”始めることをお薦めします。
その理由は、2次過去問分析講義が最初にあるから。(確かT○Cでは1月1週目に1月開校コースが始まるはず)

私はT○Cしか知りませんが、2次過去問分析講義は2次試験の講義の中で最も大切と言ってもいいと思っています。ただし、2次試験の講義は講師によりかなり個性があるので、できればこの講義だけは何人かの講師をめぐって自分に合う講師を見つけることが今後のためにとっても重要ですよ。

さて、第一弾の記事はいかがでしたでしょうか?
実は書いてる私もドキドキcoldsweats01でした。
今回お届けできなかった「己を知る」ための対策は、2次対策勉強法として、次回以降の記事で随時お届けしていきますねsign01

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2次再挑戦を始めようとしている皆さんへ~第一歩を踏み出すヒント~”へ5件のコメント

  1. ころ より:

    くれよんさん、こんにちは。

    先日、道場の飲み会に参加させていただき、一発合格して執筆陣に加わらせてくださいと自己紹介したのですが、結果はBBABでBと見事に敗退でした。。

    相当悔しいですが、この悔しさをバネに次は絶対に合格します!

    今日から、T○C二次本科の授業です。
    2次対策勉強法の記事楽しみにしてます。

    1. くれよん より:

      ころさん

      くれよんです。コメントありがとうございます。
      非常に僅差での不合格、相当に悔しいことと思います。その上で、早くもその悔しさをバネに再挑戦の意欲をたぎらせていらっしゃることに感服です。
      ざあらしさんのコメント返信にも書きましたが、いい意味で一度「真っ白な気持ち」になって失敗の分析をされると、良い再スタートに繋がるのではないかと思います。
      「2次道場」でもまた記事を書いていきますので、よろしくお願いします!

  2. ざあらし より:

    ↑すみません。上のコメントはざあらしが書きました。

  3. くれよんさん、こんにちわ

    今年2次敗退で、来年再チャレンジ組です。
    大真面目に受かっていたつもりだったので、
    番号が無かったときは残念というよりも、
    驚きでした。(笑)

    まずは、2次過去問分析を聴講して、
    自分の再現答案と見比べて、
    ・何が良かったのか
    ・何がまずかったのか
    ・どこで加点されたのか
    ・どこで加点されなかったのか
    ・設問者の意図がどこにあり、当日それをどれくらい掴めたのか。また、掴めなかったのか。
    を自分なりに分析してみたいと思います。

    今年は2次Onlyの勉強になりそうなので、2次受験生向けの投稿を期待しております。

    1. くれよん より:

      ざあらしさん

      くれよんです。コメントありがとうございます。
      私も大真面目にストレート合格を狙っていたので、その脱力感たるや相当のモノでした。「2次過去問分析講座」はとても大事な講座だと個人的には思っています。受講するに当たってのアドバイスとしては、①初年度の自分の考えはいったん捨てて、”真っ白な気持ち”で聞く。②できれば何人かの講師の講座を聴いて、多面的に捉える。ことだと思います。
      また「2次道場」の投稿やっていきますので、よろしくお願いします!

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