【事例IV】主要論点総ざらい(簡易バージョン)

まいど。ひろいんです

本試験まで1週間。最後の力を振り絞って、できることをキッチリとやり抜いてください

本試験当日に必要なものは、できるだけ今日中に購入を済ませて準備しておきましょう。

鉛筆あるいはシャープペンシルの予備は必要だし、消しゴムは新品が2つあるとよいと思います。事例Ⅰが終わったら、消しゴムの反対側を使うようにすると、使い古しではない状態で事例Ⅱに臨むことができます。ミリ消しなどを使う方も、予備は用意しておきましょうね。電卓も、できれば同じ機種を2台持っていくと、万一故障や電池切れが起きた場合にも、あわてずに対応できますね。
今年から、時計は「腕時計」のみ使用が認められています。タイマー類は使えませんので、注意してください。

受験票や写真入りの身分証明書など、購入する類ではないものについては、前日にすぐに確認できるよう、忘れないところにしまっておきましょう

 

◆平成24年度の事例Ⅳにて

昨年の事例Ⅳでは、出題形式が少々変わりました。(傾向が変わったとは、僕は思ってません。あくまでも形式だけです

僕自身は、事例Ⅳがあまり得意ではなかったので、平成23年度から計算過程を書かせる形式になったのを見て、「これで部分点がもらえるかもしれない!」と思っていました。

そして、昨年平成24年度の答案用紙を見た時に「今年も計算過程を書かせるんやな。これで部分点狙いができるっ」と、内心喜んでいました。
ただ、問題文を読んだ後には、「これを計算させるんか!」と、喜びはすっかり吹き飛んでいきましたけどね。

また、経営分析が、指標を示すだけの問題になったのには、少々ガッカリしていました。得点を稼ぐはずのパートだったので。。。

今年の本試験でも、きっと想定外のことが起きます。間違いなく。
「想定外はあるもんだ」と事前に想定しておけば、想定外のことがあっても、それはもはや想定内ですよね。

それでは、僕が昨年の本試験直前に確認していたポイントを、お伝えしたいと思います
事例Ⅳは嫌いじゃないけど、演習や模試での出来が悪かったので大雑把な確認だけに留めました。
あまり各論に入り込むよりも、基本的な論点だけは押さえておこうと思ったからですので、得意にしている方とってはごめんなさい大してお役に立てないです。

 

◆CVP分析

損益分岐点(Break Even Point)分析とも言いますが、この論点は頻出です。

基本となるのはこれ。

売上高=変動費+固定費+利益

=売上高×変動費率+固定費+利益

損益分岐点売上高を問われた場合、利益が0円となる売上高を求めるので、この式を変形して

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)を導き出して答えを求めます。
(この式を暗記している人も多いと思いますが、僕は売上高=変動費+固定費+利益を基本にしていました。だって、一番分かり易いから。難しいのは嫌いです。)

◆財務諸表

昨年は、予想損益計算書を作成させる問題が出ました。過去問を振り返ってみると、B/SとP/Lを作成する問題が平成17年度にありました。
B/SやP/Lを作成させることを求めなくても、経営分析問題で、財務諸表に関する知識を確認することは可能なのかなと思います。
今年は果たして。

CF計算書に関する問題は、CVP分析に負けず劣らず頻出です。CF計算書を作成させる問題の場合、基本的には間接法での計算を問われるはずです。もし、間接法による計算の仕方にあいまいな部分が残っているようであれば、必ずクリアにしてくださいね。最低限、試験当日にさえ計算できればOKです

◆正味現在価値(NPV)

こちらはお馴染みの正味現在価値(Net Present Value)に関する問題です。
基本的には、投資の意思決定について問われます。
正味キャッシュフローを算出するのですが、法人税等を考慮する場合には、減価償却費を足し戻さないといけません。いわゆるタックスシールドですね。

正味キャッシュフロー=(1-税率)×(CIF-COF)+税率×減価償却費

あるいは

正味キャッシュフロー=(1-税率)×営業利益+減価償却費

どちらも同じ結果になるので、問題によって使い分けることが必要です

投資の評価方法としては、NPV以外に、内部収益率法(IRR)や収益性指数法(PI)、さらに回収期間法(PP)などもあるので、確認しておきたいですね。

◆企業価値

もっとも多く問われているのが、割引キャッシュフローモデル(DCF法)による企業価値の算出だと思います。
この論点で基本となるのは、フリーキャッシュフロー(FCF)を求めた上で、加重平均資本コスト(WACC)で割引いたものが企業価値となることです。

FCF÷WACC

もちろん、継続価値がある場合なんかは、割引率から成長率を差し引いて計算するわけですが、あくまで基本はこの式なので、ここから出発して考えるようにしていました。

昨年の本試験では、この基本形が出題されたので、今年は変化球がくるかも知れませんね

◆限界利益・貢献利益

一昨年に問われたのは、3つの製品の内の1つを廃止すべきか否かという問題の中で、限界利益と貢献利益とをきちんと理解しているのかということでした。

限界利益=売上高-変動費

貢献利益=限界利益-個別固定費

営業利益=貢献利益-共通固定費

この3つの関係が基本となるので、まずはここから考えようとしていました。
さすがに連続となるので、昨年は出ませんでしたけど。

 

この他にもディシジョンツリーや、株式とか為替に関する出題もちらほら見られるのですが、頻出の論点として、絶対押さえておきたいところを優先していました

本試験まで残りわずかですが、最後の最後まで決してあきらめることなく、やり抜いてください

ほな、がんばってな。

by ひろいん

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