katsuです。

時間が経つのは早いものでもう10月。試験はすぐそこまできていますね。

今回が私にとっても2次試験前の最後の記事となるかと思います。直前ということである程度即効性のありそうな内容の記事を書いてみました。

前々回、そして前回と少しづつ取り上げましたが、

岩崎邦彦著 『スモールビジネス・マーケティング――小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム』  中央経済社

についてまた取り上げたいと思います。

これは、事例Ⅱの試験員であるといわれている岩崎邦彦先生の著書(以下、スモビと記載させて頂きます。)です。

私は苦手だった事例Ⅱに関してこの“スモビ”を本試験直前に利用したことでとても役に立ったので紹介していきたいと思います。

今回はスモビ活用のために参考資料も作ったのでよろしければぜひご活用ください。

 

◆スモビの全体像◆

第1章及び第2章を読むことでこの書籍の全体像がわかってきます。

第1章では、スモールビジネスでも大企業に立ち向かえる武器があるんだということの検証からはじまります。

個性を活かすためには、スモールビジネスであることはむしろ強みである!

このあたりの内容に、私はとても感動しました。

中小企業と関わってきたことで「小さいことは経営資源の不足が問題」と感じていた私にとってはスモールビジネスであることが逆に強みになる。そんな発想はあまりなかったからです。

でも、その個性がスモールビジネスで生かされていない。品揃えを総合化してしまったりすることでこだわりが消えていってしまう、そういった現象のことを岩崎先生は「こだわりの希釈化」とおっしゃっています。

この言葉は試験に使えそうな部分があったら絶対に書こう!と決めていたくらいお気に入りの言葉です。

平成20年の事例Ⅱでは五代目若女将のコンセプトの転換(設問では拡大構想)、これがまさに「こだわりの希釈化」なのです。こういった方向性は実際に企業の方向性を決めるときにもよく起こることではないかと思います。確かに商品やサービスが同質化してしまっている中でも、地元などでこだわりをもって経営している店が魅力的になっていて人気があるというケースが実はけっこうあるということに、この書籍を読んでから気づきました。

そして、この方向性は特にスモールビジネスをテーマにしている事例Ⅱでは絶対に欠かせない方向性なのです。

第2章では、“「小さな店に惹かれる人々」をターゲットとしたマーケティングプログラム構築”(P.26引用)が主題であると書かれています。さらに分析の結果、このターゲット層3つの特性にわけられ、その3つの特性を持っているターゲット層それぞれに対して、第3章以降でマーケティングプログラムを構築していっているというのがこの書籍の全体の流れです。3つのターゲット層はP.34に書いてありますが、まとめると、

「本格志向」(第3章)、「人的コミュニケーション志向」(第4・5章)、「関係性志向」(第6章)の3つの消費者層がターゲットだといえます。

さて、3つのターゲット層を見たとき、どのように感じたでしょうか。

事例Ⅱででてくるキーワードが浮かびましたか? 昨年度の過去問題でもあてはまるのではないでしょうか?

伝統的な焼酎造りへのこだわりは明らかに「本格志向」の消費者層を意識しているし、地域貢献やコーズリレーテッドマーケティング「関係性志向」の消費者層を意識しています。「人的コミュニケーション志向」だけは今回、小売業ではなく製造業だったこともあって、直接的な部分はなかったと思いますが、これまでの例をだせば、口コミやインターナルマーケティングなどB社が小売業であったときは頻出といえます。

 

◆スモビと事例Ⅱの関係◆  

スモビは試験員の著書で使える!ということはなんとなく聞いたことがある・・・・

だけど、実際に“スモビ”は本試験問題とどのくらい関係性があるの?

と思った方もいるかと思います。

私は、受験校の講師に過去問で出てることはほとんど“スモビ”に書いてあると言われました。

それを確かめるために、スモビを読みながら1テーマづつこれは過去問でどのくらい該当するものがあるのかを調べていきました。

これの調査結果とスモビの内容を自分なりに要約したものを昨年のこのくらいの時期、丸一日以上かけてWordで作成しました。

これが実は私の事例Ⅱのファイナルペーパー(直前に見つめてた紙)です。

 

今回の記事のため、スモビの各テーマと過去問題(岩崎先生が事例Ⅱ担当となったと聞いたことがある平成17年度以降)のどの内容がそこに該当しているのかを昨年使ったファイナルペーパーを基に、公開用として作成しました。

ファイル ← ダウンロードはこちらをクリックしてください。

これをじっくり見てもらえば、いかにスモビの内容が本試験の内容に近いかについてご理解いただけるかと思います。今回は「百聞は一見にしかず」ということで作成しました。スモビで見出しになっている部分を太字にしてあります。

このファイルはご自由にご活用ください。(ただし、二次使用(転載・転送)はご遠慮ください。)

私は事例Ⅱで中心となっている考え方は、やはり“スモビ”であると感じています。作問者の著書であればあたりまえだとは思うのですが、実際調べてみるとかなりこれを実感できました。この一覧をとなりにおいて“スモビ”を読んでいくと、過去問がある程度頭に入っていれば、かなり理解が進むと思います。

スモビをうまく活用することで、事例Ⅱの特徴に関してはかなりつかめるはずです。

あとは、事例Ⅱの問題傾向的な特徴(例えば与件をどの設問に使うのかの切りわけが難しいなど)をつかんで整理していけば、事例Ⅱに関してはかなり得意になっていくのではないかと思います。

ちなみに私は事例Ⅱで一番苦労していたのはタイムマネジメントです。昨年、この時期に受講したTACのオプションゼミの段階でもまだ全部空欄を埋められずにいました。

これが「苦手な事例は、事例Ⅱ」とプロフィールなどに書いた理由なのですが、最後の最後にスモビ研究をしたことで、本試験では設問を見てそれと与件を対応させる精度とスピードがかなり上がり、はじめて時間が余ったのです。

探すポイントなどがあらかじめ分かっていればかなりスムーズに解けるようになるんですよね・・・。

事例の特徴を過去問などで研究することで解くのが早くなる・・・なんか因果関係が遠い感じもするのですが私にとって事例Ⅱで最後の追い上げとなった要因はこれだったのかもしれません。

「2次試験において一番難しいのは受験生それぞれによって処方箋が違うことだ」とこないだのワークショップでも実感しております。今回の内容は過去にあまり詳しく取り上げられていない内容なので選びました。どなたか一人でもよいので、この記事が処方箋になってくれることを願っております。

では、みなさまが“事例Ⅱ”を得点源とできるようお祈りしています。

 

それでは、また。

by kastu



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