【二次試験】点数上積みのための切り口をいくつか

みなさん,こんにちは。  はんた  です。

泣いても笑っても,筆記試験まで,あと17日ですね。

直前期になりました。
本日は,私の作っていた問題要求解釈のカードの中から,5点でも10点でも点数を上積みするために参考になると思われる切り口をいくつかご紹介いたします。

 

新しい取り組みに対する留意点(主に事例1,偶に事例3)

平成24年度事例1第5問「成果主義型賃金制度の導入」,平成23年度事例1第4問「売上高40億円達成のための組織管理上の施策」,平成22年度第3問「成果主義的要素を強化した人事制度」,同年度第4問「食品原材料以外の商材に手を延ばすべきか」など,新しい取り組み,施策,制度などのメリット・デメリット,問題点,注意点,アドバイスなどの問題に対して,問題要求解釈の場面で,以下の切り口を浮かべるようにしていました。そして,この切り口から,与件文にあるべき材料を探しにいきました。

 

(過去から学ぶ)
過去の失敗を繰り返さない
過去の成功例にならう
(現在の状況分析)
顧客のニーズに合うか
経営課題を達成できるか
強みを活かせるか,殺さないか
全体最適を図ることができるか
(将来へ向けてやるべきこと)
トップによる社内外の利害関係者への説明
新しい方針,計画,基準の策定と新しい人事評価,報酬体系の構築
新しいノウハウの蓄積,共有,教育,研修
作業の標準化,マニュアル化

 さらに注意点としては,過去の失敗例,成功例は,A社の場合もあれば,他社(業界)の場合もありえます。

 

 

利益の向上(主に事例3,偶に事例2)

平成19年度事例2第2問「売り上げ拡大」,平成24年度事例3第4問「収益性の向上」,平成22年度第2問設問1「コストダウンを行い,利益を確保する方法」など,利益・収益・売り上げの向上・拡大に関する問題が出題された場合に,問題要求解釈のときに思い浮かべていた切り口です。


利益=収益-費用
収益=顧客単価×顧客数
顧客単価=商品単価×購買数量
顧客数=固定客+新規客
費用=変動費+固定費
    =製造原価(ないし売上原価)+販管費
製造原価=原材料費+労務費+経費+製造間接費
販管費=(営業・管理部門の)人件費+営業費+減価償却費+・・・

要するに,P/Lや原価計算なんですが,問題文・与件文を読むときに,P/Lや原価計算のどのレベルのことなのかを意識していました。そうすれば,漏れ抜けを防ぐことができると思います。

 

情報ないし情報項目(事例3)

平成24年事例3第3問設問2「セントラルキッチンとしての機能を果たすための情報」,平成22年事例3第3問「Y社と共有化すべき生産管理に関する情報」,平成21年事例3第4問「見込生産と受注生産で重視すべき情報と管理ポイントとの違い」,平成20年事例3第3問「外部企業との間で共有すべきデータ」など,情報・情報項目に関する出題がされた場合に,問題要求解釈のときに浮かべていた切り口です。

 

情報伝達の流れを考え,前工程にはないが後工程にはある情報(逆に,前工程にはあるが後工程には伝わっていない情報)を探す。

要するに,工程の流れの中で,情報に偏りがあるから,共有化したり,伝達したり,重要視したりする必要が生じることが多いのだろうと考えていました。実際に,平成24年事例3第3問設問2のときは,セントラルキッチンの機能に必要な情報で,Y社が持っているがC社にはない情報を探そうと考えました。

 

なお,情報伝達の問題点と改善点が出題された場合に備えて,以下の切り口を準備していました。

一方向→双方向
まれに→高頻度
一部→全部
遅い→早く・速く
順次・段階的に→一斉に・同時に

EVA(事例4)

事例4については,問題集・過去問を毎日30分でも解き続けることが最大・最良の対策だと思っていますが,財務が得意な方は,EVAが出題されたときに驚かないように, こちらの記事だけでも目を通しておくと,万が一のときに慌てないですむかも知れません。

 

以上,いくつかの論点について,私が準備していた切り口をご紹介しました。
ただし,あくまでも私の考え方に基づくものにすぎませんし,みなさまそれぞれの解法手順・スタイルとの相性がありますし,直前期に食い合わせを起こすのは避けるべきですから,取り入れられそうな部分だけをご参考にしていただければ幸甚です。

残り少ない時間ですが,悔いが残らないように全力を尽くしましょう。

by はんた

 

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