【事例Ⅰ】実録!H24年度本試験 事例Ⅰ

こんにちは、せんせいです。

本日は勝手にKatsuの記事の”実録Part2″。
私がH24年度事例Ⅰの80分間、何を考え、どう対応したのか、
(なるべく簡潔に)書いてみたいと思います。

まずは設問・与件本文を読んだ後の対応しやすさランキング

第3問・第4問>第2問>第5問>第1問(特に2つめ)

記憶が確かならば、解答もこの順で書いています。

それでは順番に。
自分のクセと思われる記述は下線を引いてみました
(良くも悪くも)

■第3問

《結論》一朝一夕にはいかなかったから
《何が》
・長年にわたるデータの蓄積(システム面)
・現場での絶えざるプロセス改善(組織面)
・異常発見への意識醸成、即座に対応する能力・
ノウハウの蓄積(育成面)

本文の該当箇所はわかりやすかったと思います。
事例Ⅰなので、システム面の解答に偏らず、組織・人事面にも
注意して書きました

現場に精通していない人が責任者だったことも、書ければ
ベターだったとも思いますが、文字数の関係もあって、
「まあ、充分だろう」と判断しました。

■第4問

《期待する役割》
・本社の意向や考え方の現地への浸透
・現地の業績・動向の本社への伝達
・現地人材の教育

《向上させる能力》
グローバル視点でのマネジメント能力
異文化における経営管理・人的資源管理を 経験させる

設問でわざわざ切り口を指定してくれているので、聞かれた
通りの切り口で解答し、一般論にならないように本文の言葉を
使って解答しました。

■第2

《理由》A社にとって、海外進出は社運をかけた事業であり、
Y社との取引では条件が整わないと判断したから

《X社の状況》
・S国経済特区への進出
・T国進出への足場構築
・Y社への依存度低下

経済的支援はX、Y両社からあるので省き、X社の状況を
考慮しているアピールを中心とした構成になりました。

今にして思えば、《理由》の部分が抽象的な書き方であり、
Y社の特徴と思われる部分(パートナー連携)を入れておく
べきだった、とは思います。

ただ、X社がモジュール型との明確な記述がなかったことと
文字数の関係で、正面からの解答を避けて、情理に訴える
記述としました。

■第5問

《制度の設計》
・部下の育成や会社全体への貢献等プロセスを評価する制度

《導入面》
・課長以上の役割を明確化
・導入時に意思疎通を充分に行う

《留意点》
・公正な制度とする
今後重要になるグローバル対応を有能な係長クラスに
任せており、課長以上の社員の 不公平感・不安が広がる
ことを防止する

この問題は、何故第4問が係長クラス(しかも有能な)で、
第5問が課長以上なのか、かなり悩みました

作問者の意図を何とか掴もうと時間を使いましたが、結局は
一般論にならないような書き方の一般論と、上記のような
留意点を盛り込みました。

若干勝負をかけた?ような解答なので、実際の採点は
わかりません。
非正規社員の育成等、具体的な記述を並べてもよかったかなー、
とも思います。

■第1問

・取引先が海外に進出、取引先の確保が必要だった
・世界金融危機等、不測の事態に備えるため、
新しい取引先開拓が必要だった

設問の「A社のような」「外部環境の変化」に注意しましたが、
ふたつめがなかなか思いつきませんでした。

私の解答は、ひとつに纏められそうですよね

ここは、「半分取れればいいや」と割り切りました。

■自分のクセ

何となくお気づきの方もいるかもしれませんが、
場合によっては採点対象にならなそうな記述が結構…
ありますよね。

どうしても、解答の方向性を一言で印象付けるような表現を
入れたくなってしまう

私は受験校の演習では事例Ⅰが最も成績が良かったのですが、
本試験でどのように採点されたかは、勿論わかりません。

一応、採点対象外にされても60点取れるような要素を
書いたうえで、追加したつもりですが。

事例Ⅱ・Ⅲでは盛り込む内容が多くて編集に大忙し、
そんな記述スペースもなかったので表面化せず、でした。

■おまけ

受験校のレギュラー演習は終わったころでしょうか。

私はTACのオプションゼミで採点付き演習の総仕上げに
取り組みました。

先日まっすーの記事で受験生のスタイルを取り上げていました。

私はオプションゼミからマーカー3色を使用。
与件本文や設問の制約が頭から抜けてしまうという、
弱点防止が目的で、自分には効果アリでした。

コロコロやり方を変えては、何が自分に合っているのかを
判断できません。
しかし、ずっとやってきてしっくりこない、或いは同じ失敗を
繰り返してしまう方は、やり方を変えてみるのも
1つの方法かもしれません
。そういう時期です。

きっと各人で違うのでしょうね。

それでは、今週も頑張って行きましょう!

by せんせい

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