【二次試験】合格仕様答案作成への道

みなさん、こんにちは!
せんせいです。

さて、受験者数の最も多いTAC模試が先週末に終わりました。
手応えはいかがでしたか?

結果として私は”平均点ちょい上”のC判定だったのですが、
試験中は「得点上位者に名前が載ってしまったらマズイな」
と思っていました(職場に何も言っていなかったので)

模試の性格上、採点ポイントが狭い・採点に融通が利かない等
ありますが、問題を難しく感じていなかったのは事実。

即ち、当時の状況としては、難しく感じない程度の知識は
あったものの、得点を取ることに関して、自分自身が
難しい部分を感じるレベルになかった…という段階。

言ってみれば、どのように書けば得点できるのかがわからず、
かなり自由に書いていました。
それほどハズレてはいない内容でも、採点者側から見れば
点数をあげづらい答案
だったと思います。

そのうえ前述のように、採点者がある程度裁量をもって
採点できないのですから、得点を取れるはずがありません

8月末に2日連続で執筆された以下2つの記事。

合格に必要なスキルとは?」 by katsu
まっきーの事件簿:file09 ~8月下旬」 by まっきー

①何を聞かれているかを察し、必要な要素で解答を構成
②とりあえず材料さえ揃えば旨かろうがまずかろうが、
10人中9人は「これはカレーである」という料理は作れる

③周囲が書く答案を察し、加点要素を押さえて解答を構成

TAC模試受験時点での私は、H23年度の過去問、答練1回転目の
復習を通じて②に気付きつつあったところ

従って9月は、ひたすら①の”必要な要素“、③の”加点要素“を
追求する時期となりました

加点要素を追求するには、当然“何を聞かれているか”の
理解が前提になりますので、与件・本文を読むときの意識や
集中力も当然高くなります。

“周囲が書く答案”への意識や所謂”事例Ⅰのテーマ性”、
“設問間の関連性”等を意識するのは、もう少し後の事。

思うように進んでいない方、まだ40日あります。
以下の点が参考になれば幸いです。

■ストレート合格の最初の関門

「何を聞かれているのかを察し、
必要な要素で解答を構成すること」

いかにして早くコレをできるようにするか、が最初の勝負。
「読むスキル」「考えるスキル」を包含しています。

理解しているつもりでも、意外と辿り着けません。

“解答に必要な要素”がどのようなものか、を知るには
何と言っても過去問です。

私は「ふぞろいな合格答案(H23,H19~H21)」を活用しました。
(H22年版は手に入らず…)

80分で解いて、「ふぞろい」で自己採点をし、“合格+A答案”と
自分の解答要素を比較
しました。

・どのような解答要素を盛り込んでいるか
・盛り込んだ解答要素の数と構成
・解答要素の切り口

「ふぞろい」にも記述がありますが、“合格+A答案”は
複数の要素を多面的に漏れなくコンパクトにまとめて
盛り込んでいました

きっとその方が得点を積み上げやすいからだと思います。

そして、合格仕様に自分の答案を作り変えていきました。

ある意味、小手先な感じではありますが、時間もないので
割り切りました。
(小手先とはいえ、ある程度本質的に理解していないと、
うまくできない気もします)

この時期、答練の得点自体は気にしていませんでした。
「何で点数くれないのか」と講師に詰め寄っている方もいますが、
時間のムダです。時折おかしな問題・採点もありますが、
本試験では、最終的にはそのようなことはないはずです。

その代わり、自分のいるスト生クラスで合格できるのは、
全体の合格率からして、よくて2~3人、掲示板に貼り出される
クラス内の順位・上級生の平均点・得点分布は確認していました

いずれにしろ、本番で”ふぞろいの合格+A答案”が書ければ
いいわけです。

■知識不足への対応

これは、(二次に使える形での)一次知識の不足も一因。
市販のテキストを使うのもよし、演習をこなすのもよし、です。

道場記事でも紹介されていますが、時間がなければ、
過去問の設問から想像できる解答要素をひたすら
思い浮かべるのも効果的
です。隙間時間にもできます。

私は事例Ⅰは得意な方だったので、
事例Ⅱでは「スモールビジネスマーケティング」
事例Ⅲでは「全知識」を使用し、電車で読んでいました。

それと、過去問・演習の数をこなすことは、知識補充にも
役立ちます。
道場記事でも演習72題がひとつの目安とありますが、
それだけやれば、 知識面で経験出来る論点数が増える
という面があるのは事実です。

■何も書けないときの対処

少し視点は変わりますが、全く何を書けばよいのか
わからない問題が本番で出たときの対処法も出来たら
検討しておきたいところ。

演習や過去問で全く書けなかった問題のタイプ別に
まとめておくと効果的。以下は一例です。

・問題の解決策が浮かばない場合
⇒問題点とその原因を書く。解決策は原因の裏返しが多い。
字数が余ったら期待効果も書いておく

以下は、自分がアタマに入れておけばよかったと反省している
対処法です。

・設問要求の解答根拠が与件に見つからない
⇒使っていない本文の記述を使う

私は邪道に感じて拒否反応があったのですが、H24年度事例Ⅱの
第3問、この方法でいけたなーと反省しています

■あと40日

TAC模試受験後は、MMC模試も受験しました。
目的は以下の通り。
・学習がもう少し進んだ段階で力試しをしたい
・異なる問題や採点基準等を経験したい

あとはひたすら
演習+過去問⇒復習⇒マイナーチェンジの繰り返し、でした。

自分の演習の得点経過や過去問を解いた数等は、
合格体験記でさらしています。
よかったら参照してください。

一次試験を通る方なら、基本的知識・理解力はあるはず。

自分も振り返ればあの時期が「開眼」で、もしかしたら「解脱」?
というタイミングはありますが、あくまで”あとづけ”です。
当時は全然そんな意識はありませんでした。

お月様のしっぽに飛びつければいい。
まだまだ間に合います

by せんせい

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