運営管理もやっぱり理解が大事!

lこんばんはJCです。

運営管理は工場勤務以外の人にとっては、なかなかとっつきにくい。
生産管理は①②③を④⑤⑥の観点から管理する。と書いたら、すらっと言えますか?

僕的な正解は①設計②調達③作業を④品質Quality⑤価格Cost⑥納期Deliveryです。1次は5択だから、そこまで細かく覚えなくても…ということも言えますが、僕はそうじゃないと思っています。覚えるというよりも理解してほしい科目だなと。ふうじんこう言っています。

■あなたは暗記派?理解派?■
確かに暗記でも1次は対応できると思います。でも2次まで見据えて勉強する方が絶対効率的!。もちろん最初は暗記から入るのかもしれません。でも暗記を繰り返してゆくうちに、生産の流れは確かに設計して部材を調達して組み立てる作業だよなぁ…と思えてくる。QCDを管理することは大事だよな…と理解できてくる。そこでつなげてゆくような努力はきっと必要です。暗記だけでも1次は大丈夫、でも2次まで一気に行こうと考えるなら、頭のなかに絵とか図をイメージしながら勉強を進めてゆくのはすごくいいですよ。

■イメージを膨らませよう■
受注生産と見込み生産の違いは?定義を暗記するのはめんどうです。自分の思い描きやすいものをイメージするのがポイントじゃないかなと思いますよ。受注生産だったら、オーダーメードの洋服だっていいかもしれません。オーダーメードはえりの形がどうの、ポケットの位置とかお客の注文によってデザイン(設計)が決まり、生地を発注し(調達)、縫製(作業)で完成します。品質をきちんと保つことと注文に合わせた費用で賄うこと、さらにはクリスマスxmasのデート用なんだからイブまでには間に合わせてねという納期の注文も厳格です。

じゃ、対比しやすいように見込み生産を考えるとはユニクロの服だったりするわけです。僕らはお店に並んでる多くの商品から選んで買います。どの服が気に入るか、あるいは買うのをやめようかということは考えますが、もともと僕らが発注した商品ではないので、ぴったり僕らの好みに合致しているかは関係ありません。でもユニクロ側では僕らの好みに合うか合わないかは大問題。売れない商品を並べておくことはできないですよね。こんな風にみなさんの身近な事象をイメージしてみて下さい。
2010年用の記事ではM重工さんのガスタービンを例にしていました。これは僕がほんとに見に行った記憶なのでとても生生しい。でもガスタービン工場を見る機会はそんなにないですよね。僕が理解しやすいイメージはみなさんが理解しやすいイメージとは違う。だからみなさんの身近な例をイメージすることを試みてください。

■イメージで理解を深める■
僕が思うに一番大きな違いはお客さんの立ち位置じゃないかなと思うんです。工場の「設計→調達→作業」という流れは受注生産であっても、見込み生産であっても変わらないですよね。受注生産のお客さんは設計の前にいて、見込み生産のお客さんは作業の後ろにいる。だから、受注生産では設計の前にいるお客さんを安定的に取ってこないと会社が持たない。また、納期が決められているので遅れないように管理してゆく必要がある。一方見込み生産の場合には既に作った作業の後にお客さんがいるので、在庫の山ができないようにどんなデザインが売れるのかの需要予測が重要。

■2次でも使える基本的な理解■
例えば、僕らが受験したH21の事例Ⅲでは以下のような問題がありました。

H21 事例Ⅲ 第4問 10点
 C社の自社製品は見込生産であり、現在製品課を進めようとしているOEM製品は受注生産で対応する予定である。C社の見込生産と受注生産の違いを、重視すべき情報と管理のポイントの視点から80字以内で述べよ。

僕の再現答案は以下の通りです。

JCの再現答案
見込み生産は需要予測情報を重視し在庫を最適化する在庫管理がポイントで、受注生産は生産進捗情報を重視し顧客要求納期を守るための生産管理を重要とする違いがある。(79字)

この問題は1次試験の知識で解答できちゃう問題だったと思います。でも機会があればふぞろいのPart3を眺めてみてください。意外にこの問題を難しいと捉えた受験生は少なくない模様。1次の知識をしっかりと理解して頭に埋め込んでおくと、イケる問題も決して少なくないです。合否のボーダーラインにものすごい数の人が並ぶ本試験では、この10点が取れるか取れないかの差はすごくでかいと思いますよ。

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